池田理代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランス革命というのは、世界史的には大きな事件なのですが、どうにもよく理解できないマターの代表的存在でした。絶対主義専制君主の圧政に対して「国民が立ち上がった」のに、それ以上の暴虐的なジャコバン派の独裁で多くの人がギロチン台に送られるというのは、そんなものかとも思う。しかしナポレオンがあっという間に皇帝になってロシアにまで遠征するなんて展開はどうしても理解することができなかった。
この本はそんな疑問を、少し和らげてくれるとてもいい本だと思います。というのも暴走する男の陰に女性がいて、その女性たちがどんな境遇に置かれていたのかをしっかり描いてくれているからです。全部で200ページ程の分量なの -
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匿名
ネタバレ 購入済み名作
時は18世紀、オーストリアのハプスブルグ家に生まれたマリー・アントワネットはフランスとこれ以上戦争を長引かせないために政略結婚としてフランスの王家に未来の王妃として嫁ぐことになった。
家族や侍女たちに見守られながらのびのびと育ってきたマリーはさまざまな思惑が入り混じるフランスへと行った。
そこには近衛兵として彼女の護衛にあたるオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェという女性がいた。
オスカルは実は女性でありながら男児の誕生を望む父親によって男性として育てられてきた男装の麗人だった。
そこでマリーはベルサイユでの作法で大事な身分の低い女性は高い女性に声をかけられないというものを知る。
しかしそこに -
無料版購入済み
うおおおお!!!!!!
うおおおおお!!!!名作来たー(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
きゃー!!!素敵すぎる!!年月を越えての!!池田先生も粋なことをしなさる!!ありがとおおおお!! -
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報われない恋
登場人物たち全員、苦しい恋に報われず救いがない。一方で思想や革命、当時のヨーロッパを取り巻く状況を巧みに取り込んで進んでいく物語は読み応えがあってすばらしい!
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人でなしモーリッツ親子
妹フリデリーケの置かれた状況に、やっとイザークが気付いてくれてホッとしました。元はと言えばすべてモーリッツの横恋慕が原因。人でなしモーリッツ親子にバチが当たればいい!
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不憫なフリデリーケ
とうとう女であることがクラウスに知られてしまったユリウス。秘密を抱える身とはいえ、いろいろな事に巻き込まれ過ぎで波乱の毎日。フリデリーケが不憫で胸が痛い。まだ14歳なのに…
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恋心
罪を犯してしまったユリウスは女であることを封印し、男として生きていくことを改めて決意します。それなのにクラウスへの恋心がダダ漏れ…。オルフェウスの窓の伝説、恐るべし。
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間違いなく名作!
一巻はドイツ・レーゲンスブルクの音楽学校を舞台にした青春物語ですが、そこに出生の秘密や悲恋の伝説が絡み、奥の深い展開を予想させます。これから奏でられる壮大な交響曲の序章として、グイグイ引き込まれてしまいました。間違いなく名作!
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