池田理代子のレビュー一覧
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初の少女漫画
半世紀前に、僕は親戚の家で、生まれて初めて単行本で少女漫画を読みましたが、それがこの「オルフェウスの窓」でした。この少女漫画、「ベルサイユのばら」に比肩する池田理代子先生の「二刀流」と言っても決して過言ではないでしょう。主人公の「ユリウス」は「ベルサイユのばら」の主人公の「オスカル」同様、「女性」でありながら「男」として育てられましたね。「ベルサイユのばら」はフランスが舞台になっていますが、この「オルフェウスの窓」はドイツが舞台になっていますね。この両国、昔から日本の「源氏」や「平氏」みたいに激しく対立し、20世紀には二度の世界大戦を起こしましたね。この両国だけでなく、昔のヨーロッパ諸国の歴史
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THE「歴史ものの少女漫画」
この「ベルサイユのばら」、半世紀もの歳月にわたって宝塚歌劇団によって上演されてきましたね。「サインはV!」「アタックNo.1」「エースをねらえ!」の「3大スポ根少女漫画」は勿論ですが、この「ベルサイユのばら」も、「少女漫画に全く興味のない男の子たち」でもみんな知っているでしょう。この少女漫画の、「アンドレ」と主人公の「オスカル」が銃弾に倒れるシーン、「太陽にほえろ!」などの刑事ドラマにも大きな影響を与えましたね。初代新米刑事の「マカロニ」はあっさりとナイフで刺殺されましたが、「ジーパン」や「テキサス」や「ボン」は「アンドレ」や「オスカル」同様、銃弾で蜂の巣にされましたね。このほか、この少女漫画
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ネタバレ 購入済み
ロザリーとジャンヌ
似ても似つかぬ姉妹、ジャンヌとロザリー。
実は控えめなロザリーこそがポリニャック夫人の本当の娘だったとは。
母をひき殺した馬車に乗っていたのが実母だったと知りショックを受けるロザリー。 -
ネタバレ 購入済み
皇太子妃から
皇太子妃から若くして王妃になるアントワネット・・・
そしてフェルゼン登場、オスカルの初恋。
これが正史でもないですが、わかりやすくて良いです。 -
購入済み
名作
不朽の名作です。
古い作品ですが、フランス革命の時代を描いているので絵柄の古さも気にならず、むしろ合っていると思います。
架空の人物オスカルと実在の人物をうまく絡めて描いているなぁと思います。 -
ネタバレ 購入済み
終わらないで〜!
先生が本編終了時代から語っていた、マリー・テレーズの姿をどうにか見せてあげようと周りが動いて、それが生前のアントワネットに生写しで階段で立てないほど泣いたフェルゼンの話とか
生ける屍になったフェルゼンの姿とか
先生のタッチで読める日が来ると思わなかった
子供の頃に既に「生まれる前の古い漫画」として出会い、心のバイブルとずっと語って来た作品です
まさか、続編をリアルタイムで読めるなんて、読みたいと思ってたシーンが読めるなんて!
こんなプレゼントを貰えるとは思いませんでした、池田理代子先生ありがとうございます!!
ジェロはサンジェルマン伯爵になったんですね…と勝手に思っています -
購入済み
だいすき!
オル窓は第一次世界大戦前のヨーロッパ
コラージュは舞台が映って第二次世界大戦後のアメリカ
二つとも背景の建物や女性のファッションが素晴らしくて!!
オル窓は男性主体の世界の中で生き抜く、女達の愛憎劇
どう自立するか、でも必ず男の影響がついて回ります
コラージュは舞台がアメリカなので女性達が強い強い!!マラベルは大人しい性格ですが、基本女性が自分の意思で動いています
時代が違えば女も違う、ちゃんと描かれている先生の素晴らしいこと!