感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年04月24日
ロザリーがとても好きなので嬉しく、そして切ないお話でした。
フェルゼンの最期は胸に沁み入るようで。やっぱり心に深く棘となって刺さって、ずっとずっと苛んでいたのだろうなと。死が解放であってくれたらと思います。
ジェローデル様にはびっくりした。びっくり。
Posted by ブクログ 2018年04月03日
エピソード完結編。あとがきからも、おそらく池田先生にとって、これが最後のベルばらなのだと思われる。
本編では、軽くしか触れられていなかったフェルゼンの最期。
フランス革命~ナポレオン期のすべてを見届けたロザリーの一生。
そして、ベルばら随一の良い男、ジェローデルは驚くべき結末に。
何はともあ...続きを読むれ、ベルばらファンは読まねばならぬ一冊。
先生が本編終了時代から語っていた、マリー・テレーズの姿をどうにか見せてあげようと周りが動いて、それが生前のアントワネットに生写しで階段で立てないほど泣いたフェルゼンの話とか
生ける屍になったフェルゼンの姿とか
先生のタッチで読める日が来ると思わなかった
子供の頃に既に「生まれる前の古い漫画」と...続きを読むして出会い、心のバイブルとずっと語って来た作品です
まさか、続編をリアルタイムで読めるなんて、読みたいと思ってたシーンが読めるなんて!
こんなプレゼントを貰えるとは思いませんでした、池田理代子先生ありがとうございます!!
ジェロはサンジェルマン伯爵になったんですね…と勝手に思っています
ロザリーと息子のフランソワの"その後"に的が絞られた、涙なしには読めないドラマティックなストーリー。ロザリーファンには必見の一冊です。
エピソード編、完結。最後にふさわしいロザリー編にて。
このエピソード編ではジェローデルが活躍した印象でしたが、
この巻でのお遊びは個人的にはイマイチ。萩尾ファンも別に
喜びそうにないですよね・・・。
ただ、4巻通して、池田先生の作品への思いが伝わってきました。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ 2021年07月25日
本日「エピソード編」があるのを知り、某所の45%還元キャンペーン中であったこともあり、一気読み。
ええっ、ジェローデルがポーの一族に?(笑)
ちょっと唐突過ぎて半笑いだけど、まあ、コラボってことでいいんじゃないかな…。
ベルばらファンの人は楽しめていいんじゃないでしょうかね。私も昔大好きだったので...続きを読む、楽しめました。
ベルばらの書かれた時代は左翼、共産主義がかっこいいと言われていた時代で、今となっては、共和主義、共産主義が善の側なんて、ベルばらに騙されてたなぁなんて思ってたけど、
エピソード編で、その共産主義っぽいところが薄まって、個人的にはまたベルばらを受け入れられる感じがしてきて良かったです。
Posted by ブクログ 2018年03月25日
これでベルばら補遺エピソード集は一旦完結になるのでしょうか。ベルナール死後のロザリーと息子とフェルゼンの物語です。
ベルナールとアランの最期については同じ作者の別の作品に詳述されているらしいですがそちらは未読。
晩年のフェルゼンの誇りに老いさらばえた姿。ベルナールとロザリーの息子フランソワ(オスカル...続きを読む・フランソワが名の由来)の亡命後の人生。本当は最初から本編でここまで描きたかったに違いないと作者の心情をあとがきから察しています。
……なお最終10ページでジェローデルに関する仰天エピソードが披露されて椅子ごとずっこけそうになりましたが、まあ、これも作者の愛の1つなのでしょうね。
Posted by ブクログ 2018年04月07日
エピソード「ロザリー編」完結。
著者本人が「やっと着地点が見つかった」と書いているように、その後のナポレオン帝政下のフランス、ベルナールとの悲しい別れ、息子フランソワの成長、フェルゼンの愛と死、スウェーデンの行く末……多くのことがつながる、大河ドラマ。
ロザリーが、「わたしはいつもいつも春風みたいに...続きを読む微笑んでいられるほど強くない」と嘆くシーンがよかった。本編ではマサにロザリーは賢くも、そういうキャラだったけれど、より人間味が深まったと思う。
ジェローデルのその後が仰天エピソードだったけれど、もともとたぶん架空のキャラだし、作者に愛されてたのかな?こういうのもアリですね。
Posted by ブクログ 2022年06月08日
14巻の主役はロザリーとその息子フランソワ。
フランス革命で華々しく散っていった主人公たち、そして生き残った脇役のロザリー。
しかし今となっては語り部となるロザリーこそが真の主人公なのかもしれません。
そしてそれは青春事態を過ごして大人になった読者達でもあるのでしょう。生き残って過ごしてきた人生は、...続きを読むそれは漫画とは違う自分だけではどうすることもできない辛く苦しいこともある。
そういったものを池田理代子先生は描きたかったように思います。
池田先生はこの作品以外にもヨーロッパ史に関わる作品をいくつも残しておられますが、お陰様で学生時代の私は世界史の成績は良かったです。自分が勉強したからということは全くなく一重に池田理代子先生のお陰です。
池田先生のヨーロッパ史についての研究はかなりのことと思われます。
ジェローデムの話については、そんな池田先生が息抜きに入れたエピソードと思っております。
Posted by ブクログ 2018年11月05日
革命後の帝政化を生きるロザリーとその息子フランソワ。
まさか、アランとベルナールがナポレオン暗殺を企てるとは……。
『栄光のナポレオン』2巻までしか読んでないけど、続きを読まないと。
ラスト、オスカルのミドル・ネームをもらったフランソワがスウェーデン王室の家庭教師として迎えられ、教えたのが皇太子(後...続きを読むの王)の"オスカル”というのが(オスカルの名は彼からもらったらしい)、「運命の輪が閉じた」という感じでラストに相応しい。