池田理代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2025年の映画化きっかけにはまったミーハーです。
映画を見た時は漫画アプリでちょこちょこと読んでやっと半分くらいのところだったのですが、映画で結末を知ってしまい、これは一気に漫画を読むしかない…と思いネットで全巻セットを購入。
誰もがオスカルの美しさに心酔し、高潔さに心を打たれことでしょう…。
結末は、フランス革命を題材にしていることから、初めから予感されたことでしたが、最後は悲しくてたまりませんでした。
また、何かと悪者扱いされるマリー・アントワネットですが、この作品では当時の価値観(貴族は生まれながらにして尊く誇り高い存在である)を踏まえて描かれていることがフェアでいいなと思いまし -
購入済み
時代を超えて
かなり昔の作品で題名は知ってましたが話を読んだのは始めてです。
絵と演出とノリが昔過ぎて、読むのやめようかと思ったりもしましたが、時代を超えて劇場版になったり、いつまでも愛される作品というのは本物だと思い、読み続けました。
絵やノリに慣れるまで話が頭に入ってきませんでしたが、慣れて来ると話の面白さに、次も次もと夜更かししてまで読み進めました。
フランスの歴史を忠実に近い形で描かれているようで勉強にもなります。
この8巻で最終回なのではと思う出来事が次から次へと起こり、なのにもうあと一巻あるので、そこには何か描かれているのかと気になります。
連載中は売れていても連載が終わって時間が経 -
ネタバレ 無料版購入済み
オスカルが滅多にしない(と思うのですが)礼装をして、マリーアントワネットにお相手は男性か女性か聞かれた時に、お望みのままでございます、王后陛下と言い、マリーアントワネットの手を取り2人で踊り始めるシーンがめちゃくちゃ好きです!オスカルとマリーはさながら一つの絵、映画のワンシーンそのもの!この作品の中で好きな絵柄、シーンの私の中のベスト3に入ります。華麗、美しすぎる。原画展等でこのシーンの絵柄は見る事はできなかったのでしょうか?(最近初めて電書でこの作品を読んだのであまり知りません)
オスカルはカッコいい、美しい、綺麗、気高い!1972、1973年にこのようなシーンの絵を描いてたなんてこの作品の -
典型的な小国の悲劇
この漫画、あの「湾岸戦争」や「ソ連崩壊」や「創価学会破門」の年に朝日新聞社から出版されましたね。「ポーランド」と言う国の歴史、18世紀末期に周辺のロシア・プロイセン・オーストリアの3大国に滅ぼされたり、第二次世界大戦中にナチス・ドイツとスターリン時代のソ連に侵略されたり、戦後も半世紀に亘って「社会主義」と言う名の看板の下の「全体主義国家」としての歴史を歩んだりと、まさに「悲劇のオンパレード」でしたね。「ポーランド民主化」の立役者のレフ・ワレサ氏は勿論ですが、この漫画の主人公で「ポーランド独立」に生涯の全てを捧げました「ユーゼフ・ポニャトフスキ」もまさに「ポーランド人にとってのヒーロー」ですね。