谷川流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経る過程は変われども、至る結論は変わらない。ここ昨今の本作シリーズを見ていると感じるところです。それはネガティブな意味では無く、読者はその過程を楽しめば良いと思うのです。その点で、本作はある意味、「男はつらいよ」とかの領域に入り始めているのかもしれません。
ま、至る結論が変わらない、という結論の出し方も早計で、実際、成長物語——それは、主人公たち自身の成長と、この作品で描かれる「グループ」なり「絆」なりの成長と両方——としても、しっかり変わってきているのは感じます。
でもやはり、物語の過程を楽しむところが大きい気もします。
そして今作。三冊を費やしたその過程は、タイトル通り「分裂」した二 -
Posted by 読むコレ
再読。果たして何度目の再読でしょうか。。
中学生ごろに、タイラーやらオーフェンやらにハマり、しかしいつしか熱も冷め、すっかり忘れてしまっていた所を「やっぱラノベ楽しいわ」と思い出させてくれたのが、本作でした。
本シリーズの楽しいところは、何と言っても時間跳躍による伏線の回収なので、真骨頂はこの先というところなのですが、当然本作単体でも大変素晴らしい作品です。一見、何処にでもありそうなドタバタ学園ものを、一転して一気に未体験のSFにシフトしていく様は何度読んでも驚きで飽きさせません。
作者は只者ではないな、と感じずにはいられない一冊です。 -
Posted by ブクログ
無事進級を果たしたSOS団の前にキョンの中学時代の同級生である佐々木、そして謎の集団が現れるシリーズ9作目。
今作は新キャラ目白押しでシリーズ自体に大きな動きのありそうな巻となっています。そして注目するべきは一つの電話からいきなり話が二つのパターンに分岐するところ。恋愛ゲームでは主人公の選択次第でさまざまな展開が待っていますが、それに近い感じです。
αパターンではキョンに謎の電話がかかってくるところから始まり、SOS団に10人以上の新入生の入団希望者が現れる展開となっています。そしてハルヒは新入生たちに対し、入団試験を課します。
αは謎の電話という不穏なものがあるものの、ハルヒが -
Posted by ブクログ
中編二編を収録した涼宮ハルヒシリーズ8作目。
『編集長★一直線!』は文芸部の教室に間借りする形で存在するSOS団が生徒会からの要求にこたえ機関紙を作ることになる話。
なんといってもツボにはまったのが初登場する生徒会会長! またハルヒたちとは違う意味でぶっ飛んでいてめちゃくちゃ笑えました(笑)ぜひとも今後とも登場して裏の顔を見せつけまくってほしいなあ、と思います。
この中では朝比奈さん、長門、そしてキョンの書いてきた話が作中で紹介されるのですが、どれもそれぞれの味が出ていてよかったです。出来ればハルヒも何か一編書いてきてほしかったかな。それにしてもこの中で鶴屋さんの小説が絶賛されて -
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第11巻。
世界αでは、新入部員のヤスミを加えてSOS団が新たな活動を開始する。そんなある日、キョンはヤスミからの手紙を受け取る。内容は、放課後に文芸部の部室に来てほしいとのこと。
一方世界βでは、キョンと佐々木が藤原との最後の話し合いに挑む。舞台に選ばれたのは北高の文芸部の部室。そしてそこでキョンは、もう一人の自分に出会うことになる。
こうして、二つの並行世界が重なり合い、一つの世界に統合されることになる。そして彼らの前に朝比奈さん(大)が姿を現わす。戸惑う藤原は、朝比奈さん(大)に「姉さん」と呼びかけ、彼女のいない未来を変えたいと主張する。だが、彼の願いは聞き届けられない。自