谷川流のレビュー一覧

  • 涼宮ハルヒの陰謀

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第7巻です。"消失"以来の長編です。今回は朝比奈みくるのお当番回です。プロローグとして本編に入る前に"消失"の後日談が含まれています。久しぶの長編は嬉しかったのですが、この巻単体だと物足りない感じです。今までの状況の再確認と新キャラや古泉の所属する"機関"、そして"鶴屋さん"に関する伏線を散りばめることが目的にも感じられました。キョンも朝比奈さん(小)も状況が分かっていない状態で右往左往しているのでしょうがない部分もありますが。この伏線の種が開花するのが楽しみです。

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    2014年05月05日
  • 涼宮ハルヒの動揺

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第6巻です。短篇集第3巻。アニメ化されてとても話題になった"ライブアライブ"や"朝比奈ミクルの冒険 Episode 00"など5編が収録されています。キョン目線で見ても、それぞれのキャラクターがいい方向に成長しているのがわかりますが、特に消失以降の長門の描写はだいぶ変わりました。人間っぽくなったというか、かわいさが倍増しています。"朝比奈みくるの憂鬱"は今まであまりなかったみくるメインの真面目な話です。そろそろ長編でがっつりハルヒのはた迷惑な能力を読みたくなってきた。

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    2014年04月14日
  • 涼宮ハルヒの暴走

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第5巻です。短篇集第2巻。アニメ化され悪名高くなってしまった"エンドレスエイト"を始め、本編では語られなかったエピソードが収録されています。SF、学園モノ、ミステリーとSOS団は今回も通常運転です。本来は時系列でエピソードが並べばいいのですが、本シリーズの特徴として、かなり時間軸が前後してしまい、ある程度集中して読まないと、いつの伏線を回収しているのか分からなくなってしまうこともあります。ここで語られたエピソードも今後の物語にどうやって絡んでくるのか楽しみです。

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    2014年04月11日
  • 涼宮ハルヒの消失

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第4巻です。2010年に劇場版アニメとして公開されました。本シリーズの面白さとか醍醐味が一番いい形で凝縮されていて、一番好きな作品です。これを読んで長門が"俺の嫁"になった人が、全国にどれだけいたことか。それぐらい長門がかわいいです。しかし、ただのキャラ萌えだけの作品にならず、今までの伏線を回収しつつ、きっちりとSFしてるのが素晴らしいです。このバランスがアニメ化した時にも活きています。ラストの切なさも素敵。映画の出来も素晴らしいので観たことない人は、観たほうが良いですよ。

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    2014年04月10日
  • 涼宮ハルヒの退屈

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第3巻です。本シリーズ初の短篇集で、"憂鬱"と"溜息"の中で少しだけ触れられていたSOS団結成から自主製作映画を撮るまでの半年間に起きた4つの事件が描かれています。特に"笹の葉ラプソディ"は、本シリーズにとって一番重要なエピソードだと思います。そもそも、この時点での、キョンの言葉で北高にSOS団が出来るの決定的になったんじゃんという話です。前巻の唯我独尊わがまま放談のハルヒと違って、ここに出てくるハルヒは、そこそこ普通の女子高校生に見えなくもないくらいに可愛げがあります。

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    2014年04月04日
  • 涼宮ハルヒの溜息

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    谷川流の"涼宮ハルヒ"シリーズの第2巻です。本巻は、2006年にアニメ化された際、"朝比奈ミクルの冒険 Episode:00"として突然放送が始まり、かなり衝撃を受けました。学園祭でSOS団が自主制作映画を上映したいというハルヒの願いを叶えるために右往左往する団員の奮闘が描かれますが、各キャラの扱いが酷いと感じる部分が多々あります。とにかく主役であるハルヒの唯我独尊わがまま放談が目に余り、その影響でキョンも刺々しくなっています。バランスが悪いですが、それぞれの性格や特徴を強調しすぎたのかなと思ってます。

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    2014年04月02日
  • 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 9巻

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     機関の暗躍会議ネタの連発。ネタが切れてきたなとも思ったけど面白かったから何も問題ない。新キャラのキャラ付けはまだ手探りな感じだけどだいぶなじんできたなぁと思う。次は10巻。なにかやるようだけどいつもどおりのウソ予告かそれとも本当になにかやるのだろうか?

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    2014年03月16日
  • 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 9巻

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    ヤーこんなに早く新刊がでて。
    コナン的犯人涼宮がおもしろかった。
    泰水ちゃんかわいくて、かわいい。
    色々あった10巻でしたねー。

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    2014年03月02日
  • 涼宮ハルヒの分裂

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    新展開と言うより、伏線を十分張っての本格進展かな?前からのキャラと新キャラ対立、さてさてどうなりますか・・それにしてもハルヒの存在感が一番薄い(笑)実は、キョンは異世界人だったなんてオチだけはやめて欲しい。それにしても主人公(副?)だからってもて過ぎ。田中芳樹の「薬師寺涼子シリーズ」との比較を考えてみたが、キャラの豊富さではこっちが上だな。

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    2014年02月23日
  • 涼宮ハルヒの驚愕(後)

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    経る過程は変われども、至る結論は変わらない。ここ昨今の本作シリーズを見ていると感じるところです。それはネガティブな意味では無く、読者はその過程を楽しめば良いと思うのです。その点で、本作はある意味、「男はつらいよ」とかの領域に入り始めているのかもしれません。

    ま、至る結論が変わらない、という結論の出し方も早計で、実際、成長物語——それは、主人公たち自身の成長と、この作品で描かれる「グループ」なり「絆」なりの成長と両方——としても、しっかり変わってきているのは感じます。

    でもやはり、物語の過程を楽しむところが大きい気もします。

    そして今作。三冊を費やしたその過程は、タイトル通り「分裂」した二つの物語が進んでいきます。絡み合うのか平行しているのかを考えつつ、途中その関係性を匂わせる伏線も張りつつ、しっかりカタストロフを伴って帰結させる、例によってSF的な面白さをキャラのインパクトで増幅させるものでした。

    終わってみれば、実は決行壮大。それが、全二冊は★3つながら、当シリーズ結論巻たる本作を★4つにしてしまうところに現れています。

    このシリーズを楽しく読めている人なら、今作もきっちり、その期待に応えてくれる作品だと思います。

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    2014年02月12日
  • 涼宮ハルヒの動揺

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    短編集。
    文化祭のお話。映画製作のもう一つのお話。キョンの友達が長門に一目惚れするお話。古泉主催ミステリーツアー第二弾のお話。みくるちゃんが自分の存在意義について考え落ち込んでいる話。

    最初の話はアニメでも有名ですよね。このお話はアニメになって本当に良かった作品だと思います。平野綾さんの歌唱力あってこそですが。
    みくるちゃんのお話は、今までのみくるちゃんらしからぬ感じが好きです。大人版みくるちゃんみたいになるのは一体いつになるのかな。

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    2014年01月31日
  • 涼宮ハルヒの憂鬱

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    再読。果たして何度目の再読でしょうか。。
    中学生ごろに、タイラーやらオーフェンやらにハマり、しかしいつしか熱も冷め、すっかり忘れてしまっていた所を「やっぱラノベ楽しいわ」と思い出させてくれたのが、本作でした。
    本シリーズの楽しいところは、何と言っても時間跳躍による伏線の回収なので、真骨頂はこの先というところなのですが、当然本作単体でも大変素晴らしい作品です。一見、何処にでもありそうなドタバタ学園ものを、一転して一気に未体験のSFにシフトしていく様は何度読んでも驚きで飽きさせません。
    作者は只者ではないな、と感じずにはいられない一冊です。

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    2014年01月05日
  • 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 6巻

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    朝倉涼子が今の形態に再構成されるとき一緒に思考回路も取りこぼしたとか設定あったっけ……?と思う文化祭。なんらかの形で羞恥プレーになるケースが多い気がしたが、おおいに結構なことなので特に問題はない。

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    2013年10月26日
  • 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 7巻

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    想像以上に自由。人にあらすじを説明することが困難なタイプの自由さだこれ。ツッコミ役のキョンが無気力だしツッコミ自体も無力化されるという作品世界ゆえのアドバンテージでもあるのだろう。

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    2013年10月20日
  • 涼宮ハルヒの分裂

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     無事進級を果たしたSOS団の前にキョンの中学時代の同級生である佐々木、そして謎の集団が現れるシリーズ9作目。

     今作は新キャラ目白押しでシリーズ自体に大きな動きのありそうな巻となっています。そして注目するべきは一つの電話からいきなり話が二つのパターンに分岐するところ。恋愛ゲームでは主人公の選択次第でさまざまな展開が待っていますが、それに近い感じです。

     αパターンではキョンに謎の電話がかかってくるところから始まり、SOS団に10人以上の新入生の入団希望者が現れる展開となっています。そしてハルヒは新入生たちに対し、入団試験を課します。

     αは謎の電話という不穏なものがあるものの、ハルヒが楽しみながら入団試験を進めることや、佐々木たちの動きがないためどちらかというとほのぼのとした展開で話が進みます。

     対するβパターンでは佐々木から電話がかかってきて、キョンは新たな未来人、超能力者、宇宙人と対面することになります。

     αに比べるとこちらはかなりシリアス。彼らの目的が明かされるとともに、終盤では長門が倒れてしまうなどかなり不穏な流れ。そしてここまでで時間に続く、という流れです。

     リアルタイムではここから四年間次巻が発売されなかったということで、ファンは相当やきもちしただろうなあ、と思わず同情……。幸いリアルタイムで読んでいない自分はこのまま次巻の『驚愕』に突入できるわけです。

     いつもならこういう異常が起こったらキョンたちはその異常をどうにかするため行動を開始するわけですが、今回はαパターン、βパターン両方のキョンたちもその異常に気付かず、自分たちの世界だけが存在していると思って行動していきます。なぜ二つの世界に分裂したのか、二つの世界の関係性は何なのか、そしてこの二つの世界がどう結び付くのか、とても楽しみです。

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    2013年09月05日
  • 涼宮ハルヒの憤慨

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     中編二編を収録した涼宮ハルヒシリーズ8作目。

     『編集長★一直線!』は文芸部の教室に間借りする形で存在するSOS団が生徒会からの要求にこたえ機関紙を作ることになる話。

     なんといってもツボにはまったのが初登場する生徒会会長! またハルヒたちとは違う意味でぶっ飛んでいてめちゃくちゃ笑えました(笑)ぜひとも今後とも登場して裏の顔を見せつけまくってほしいなあ、と思います。

     この中では朝比奈さん、長門、そしてキョンの書いてきた話が作中で紹介されるのですが、どれもそれぞれの味が出ていてよかったです。出来ればハルヒも何か一編書いてきてほしかったかな。それにしてもこの中で鶴屋さんの小説が絶賛されているのですが、どんな内容なのか気になります。

     『ワンダリングシャドウ』はクラスメイトから持ち込まれたお化け騒動の謎にSOS団が挑みます。長門が人間ぽくなってきたのもほほえましいですが、ハルヒがSOS団以外のメンバーと普通に学校行事を楽しんでいるのも想像するとほほえましいな、と感じます。

     前作と比べると派手な展開はないですが、純粋にキャラクターたちの個性や変化を感じることができた巻だったと思います。そしてどうやらこの作品で『涼宮ハルヒの憂鬱』から始まった入学式から、終業式までの一年間が終わりということで、一年間のハルヒの変化を考える上ではちょうどよい雰囲気だったのではないかなと思います。

     半額で売られていた新品の『涼宮ハルヒの驚愕 初回限定盤』を買ってから約一年半……。驚愕が前作の続き物だと知りハルヒシリーズを読み始め、その間に新品の驚愕の初回限定盤がさらに値崩れし300円になっていたのに驚愕しつつも(苦笑)ようやく話が追いついてきました。ちょっと違う本を挟んでから次作の『涼宮ハルヒの分裂』そして驚愕に挑もうと思います。

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    2013年08月24日
  • 涼宮ハルヒの驚愕(後)

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    何はともあれ、読めて良かった。この作品は読まなきゃなーと小さな義務感がありながらも読んでいなかったから。前半は物足りなく感じたけど、後半は「驚愕」とは言わないまでも、「驚」は多数あって面白かった。でも、「分裂」を読んでから読み始めれば良かったとちょっと後悔した。

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    2013年08月12日
  • 涼宮ハルヒの驚愕(後)

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    ネタバレ

    シリーズ第11巻。

    世界αでは、新入部員のヤスミを加えてSOS団が新たな活動を開始する。そんなある日、キョンはヤスミからの手紙を受け取る。内容は、放課後に文芸部の部室に来てほしいとのこと。

    一方世界βでは、キョンと佐々木が藤原との最後の話し合いに挑む。舞台に選ばれたのは北高の文芸部の部室。そしてそこでキョンは、もう一人の自分に出会うことになる。

    こうして、二つの並行世界が重なり合い、一つの世界に統合されることになる。そして彼らの前に朝比奈さん(大)が姿を現わす。戸惑う藤原は、朝比奈さん(大)に「姉さん」と呼びかけ、彼女のいない未来を変えたいと主張する。だが、彼の願いは聞き届けられない。自暴自棄になった藤原は、九曜にハルヒの殺害を命じる。地面にたたきつけられるハルヒを助けようと、キョンは彼女に向かって部室の窓からダイヴする。真っ逆さまに落ちてゆく2人を神人が受け止め、キョンはふたたびタイム・リープに巻き込まれてしまう。

    このあともう一くさり話が続いて、今後の展開への伏線になっている。完全にすっきりしたとはいかない終わり方はもうこのシリーズの定番になっているが、それがいつもいつもタイム・リープ絡みというのも何だかなあと思う。ただ個人的には、もうこのシリーズに関してはおもしろいかどうかさえ重要な問題ではなく、新刊が刊行されればそれでいいという気分になっている。

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    2013年10月13日
  • 涼宮ハルヒの驚愕(前)

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    ネタバレ

    シリーズ第10巻。「分裂」の続編。

    世界αでは、ハルヒによるSOS団の新入部員入団試験がおこなわれる。試験を勝ち抜いて晴れて入団がきまったのは、渡橋泰水(わたはし・やすみ)と名乗る女子生徒だった。

    一方世界βでは、長門の病欠が続いていた。彼女の回復を願うキョンの前に、九曜と、さらに動けなくなった長門のバックアップ要員である朝倉涼子が再登場し、彼の目の前で統合情報思念体と天蓋領域という2つの概念生命体の接触がおこなわれる。

    その後、ふたたび佐々木たちとの会合が開かれる。長門への攻撃を中止せよと迫るキョンに対して、ハルヒの力を佐々木に移すことに同意すれば攻撃をやめさせると藤原は言う。

    内部観測絡みのSF談義が一番の読みどころなのだろうが、それを抜きにしても楽しめるストーリーだと思う。

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    2013年10月13日
  • 涼宮ハルヒの分裂

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    ネタバレ

    シリーズ第9巻。「α」と「β」の2つの並行世界が同時進行するスタイルの物語。

    新しい学年が始まり、ハルヒは新入部員の獲得に乗り出す。一方キョンは、中学時代の親友・佐々木から、思いもかけないことを聞かされる。朝比奈さん誘拐事件の犯人・橘京子と、「藤原」と名乗る未来人の男、そして情報統合思念体とは別の概念生命体である「天蓋領域」の人型端末・周防九曜の3人が、佐々木に接触していたのだった。

    世界αでは、SOS団の新入部員選抜試験がおこなわれる。一方世界βでは、キョンは佐々木と彼女のもとに結集した未来人、宇宙人、超能力者と会談を持つことに。彼らのねらいは、ハルヒの力を佐々木に移すこと。現在涼宮ハルヒが有している力は、本当は佐々木に宿るはずのものであり、佐々木はハルヒよりもはるかに安定した世界を築くことができるはずだと橘京子は言う。そして、九曜による長門への攻撃が開始されることなる。

    「消失」以来の長編ストーリーだが、続きが刊行されるまで4年もかかるとは、当時の読者は思いもよらなかったはず。この巻の「引き」が上手いだけに、リアル・タイムで読んでいたファンのことを思うと、泣けてくるというか、笑えてくるというか。

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    2013年10月13日