中村淳彦のレビュー一覧
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東京貧困女子とまとめて、、
今までの親からに提供してもらっていた自分の生活や環境が、世の中で当たり前、平均と思ってました。社会人になるタイミングで、周囲の大学で当たり前と思っていたことってすごい限定されたことだな感じていました。それは、就職した先と今後やりたいこととか。
でも、それよりもずっと大きい違いというか、よくいう【貧困】というものに対する認知のズレが大きかった。新しい価値観をこの本が与えてくれました。
正直辛くて読み飛ばしたり、目を塞ぎたくなるような内容も多くありました。でも、これが自分が住んでいる日本で起こっている現実であるということを認識するために、少しずつ読み進めました。
全員の格差を埋めることをできないけど、自分の周囲は助けられるようになれたらいいなぁと思ったり。 -
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風俗業界の書が多い中村淳彦氏、今回は介護業界の取材です。「絶望の超高齢社会 介護業界の生き地獄」、2017.6発行です。重労働で低賃金、人が集まらない。団塊世代が75歳になる2025年には介護職が100万人不足になると。その介護現場の実体は、崖っぷち状態。介護施設は現代の姥捨て山か。入居者の80%は安全の名のもとに拘束状態(安全か虐待かはどこまでもグレー)。介護職員は奴隷のように働かされ、かつ低収入で貧困にあえぐ。介護では生活できず風俗に。法務省は元受刑者を、厚労省は失業者を介護に。また、暴力団も参入。
2000.4スタートした介護保険制度は機能してるのか。著者は介護のあり方を24h介護から排泄・入浴・食事など最低限の介護にすることと介護報酬をアップして女性介護職の売春を減らすことを提言されています。 -
購入済み
面白くてちょっと悲しい
社会性なく我儘な中年童貞に困らされている職場の人たちは大変だが、本人たちは結構自分に満足しているのだから、他人がとやかく言うことはなかろう。こんなに漫画にすると面白いけれど。
ただ、元AV男優鈴鹿イチローだけは、自分に満足できずに自死を選んだ。それが哀れを誘う。 -
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ネタバレ男性独自の冷静沈着、客観的判断力というのは、多く童貞を失ってから得られるものだからであります。『行動入門学』(三島由紀夫)
男は男性ホルモンで闘争心を掻き立てられて、ガリガリ仕事をこなす。それができないと女性にモテない。豊かな社会になって、男性ホルモンを無暗に分泌しなくてもやっていける世の中になった。
中年になっても童貞でいる男が増えている世の中。。。どうしていくべきか。
ここでいう童貞は単純に性交体験が無い人だが、実際では性交を経験していても所帯を持てない人間はアウトである。将来的社会の維持に必要な人材を再生産できなければ、社会保障を貪るだけの不必要な存在になる。
いかに社会的自立ができる人間を育てるか、それを何より大事に考えていかなければいけない。
早く日本にもベーシックインカムこないかなー。社会的脱落者は酔いつぶれてそのまま知らぬ間に凍死する、そんな社会も優しいのかも。そんな風に思ってしまった。
理想を並べ立てない、リアリスティックな社会派な一冊だった。 -
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ネタバレチェック項目9箇所。売春婦の意味を調べると、「性的サービスを提供することによって金銭を得る女性を指す」とされている、とすれば、風俗嬢との境界線はきわめて曖昧だ、様々な種類がある性風俗店で働く風俗嬢や、自分で客を見つけて個人売春する女性、AV女優やストリッパーなどエンターテイメント関係の仕事も、お金をもらい裸になって「性的サービスを提供する」仕事である。「日本の風俗嬢の人数=1万3000店(各種性風俗総店舗数)×25~30人=32万5千~39万人」ということになる、つまり日本に正風俗嬢は推定で32万5千人から39万人程度いると言うことができる。「求人で面接に来た女の子で採用するのは10人中、せいぜい3人くらい。外見で売り物になりそうなのが10人中4人、外見はよくてもコミュニケーション能力が低かったり、精神的に病んでいそうな女性は落とすから、それで3人。稼げる人気店はもっと厳しい」(池袋のデリヘル店長)。性風俗店で働くことには、わかりやすいメリットがある、一般的な仕事より単価が高くて時間の融通が利く、そして日払い制度ですぐにお金になることにある、経済的理由が八割以上を占めるのは当然として、空いている時間に働けることで、学生や社会人、主婦を含めた女性のあらゆる層を取り込むことに成功している、また、採用から給与支払までがスピーディなことも、緊急を要する金銭的事情に対応できるため魅力的だろう。「本当にありがたいし、風俗嬢になってよかったとしか思えない。風俗がなかったら大学生を続けることは不可能だったと思う」。兼業女性の中で、これまで目立っていた職業は、看護師、飲食店員、アパレル店員、美容師だった、また六割が貧困レベルの生活を強いられていると言われるシングルマザーが多いのも特徴である。介護職員は、シフト制で時間が不規則な仕事である、資格試験の受験に三年以上の実務経験が必要な介護福祉士以外は、時給計算の非正規雇用が一般的で、フルタイムで働いても月収は15万~16万円にしかならない、親が低収入で仕送りの少ない地方出身の女子学生と同じく、普通に生活するのも厳しい金額である。介護職員は、安月給で生活できない悩みから副収入の手段を探り、風俗の世界に足を踏み入れることが多い、全国的に人で不足の介護施設は、国家資格である介護福祉士を取得していれば、いつでもどこでも採用される、性風俗がだめになっても介護があるから大丈夫という保険があるので、大胆な行動がとれる、ダメになったら介護に戻ればいいという安心感が、性風俗の世界に積極的に向かわせるのである、この場合、介護業界のほうが「セーフティネット」として機能しているということになる。高いコミュニケーション能力が求められるという点では、SMクラブの女王様は高齢者相手の介護と類似点が多いという、経験が活かせることもあり、介護職からの転職が多いようである。介護職員として優秀な女性ほど、性風俗でも活躍できる能力がある可能性が高い、国家資格である介護福祉士を取得している女性ほど、性風俗に流れて成功しやすいのだ。ワーキングプアを次々と生みだしている悲惨な状況でも、介護施設側は「介護は熱い思いを伝えられる素晴らしい仕事、夢がある」などと必死に訴えている、しかし、介護職は蓋をあければ豊かさの欠片もない貧困女性の巣窟というのが現状だ。(採用偏差値67 高級ソープランド)日給=4万円(一人の単価)×二人(120分×2)=八万円 月収=八万円(日給)×16日(週四日)=128万円。
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ネタバレチェック項目15箇所。女性たちの裸仕事に対する意識も変わり、かつては「たくさん稼いで、早く足を洗いたい」だったものが、いつの間にか「できるだけ長く続けたい」というものが一般的になっている、ただ生きるには希望がなく、女性たちが裸になってでも誰かに承認されたいと願う社会が、セックスを売るAV女優たちに敏感に反映されているのである。「AV女優はお金になるだろうけど、バレるリスクがあるからやりたくない――」というのが、かつての常識だった、だが、現在AV女優は決してお金になる職業ではない、AV女優の全体の80%以上は一本数万円という報酬、専業の場合、遊ぶどころか、質素な自分の生活を支えるのも困難である。同じセックス行為をしても女性のクオリティによって価値は異なり、その大きな要因がルックスや裸という経験や努力ではどうにもならない、生まれながらの資質、そのため残酷なほど大きな格差が生まれることになる。AV女優は現場から現場を駈けずりまわって、日当ギャラであらゆる性行為を披露して売り歩く職業である、病気や怪我、誰かにバレるなど、リスクが極めて高いわりに世間が思っているほど収入は高くなく、過酷な行為が要求される大変な肉体労働である。労働量が増えているのに収入源、なのに志願者増。女性の裸やセックスは、経験がないほど、汚れがないほど価値が高く、AV女優は身を切り売りしながら延命するという一面がある、AV女優はプロの職業でありながら経験するほど価値が下がるという生鮮食品のような商品であり、数ある職業の中でも特殊な性格を持っている。モデルプロダクションの面接で、まず見られるのは顔とスタイルである、自身の肉体のすべてが商品であって、面接では売れるか売れないかの判断をされる。矯正すれば売れると判断されれば豊胸手術などを勧められる、豊胸手術も確実に売れて費用を回収できるならばモデルプロダクションが出す場合もあるが、基本的には稼ぐための自己投資ということで自費である。現在のAVやエロ本を見れば一目瞭然だが、クオリティの高い女性歯科撮影という機会は与えられず、誰でも裸になる覚悟をすれば、いくらかのお金になるという時代は完全に終息している。一部のNPO法人に「売春を貧困女性のセーフティネットに」という動きがあり、アウトローの専売特許であった性風俗への斡旋やモデルプロダクション業務に、将来的にNPO法人が乗りだしてくる可能性がある。メーカーや製作者にとっては過激な撮影をするのはユーザーの意見や希望に沿おうという企業努力であり、メーカー間の競争が激しくなるほどギリギリの一線が求められる。”健全化”の波によって追いだされたAV女優だけでなく、プロデューサー、AV監督、男優、営業、カメラマン、デザイナーなど、AVの高クオリティ化についていけなくなり職を失った者はたくさん存在する。「最初は自分が特別な存在だから、専属女優になれたと思っていたんです。でも全然違いました。なんでも一生懸命やります、NGなしです、なんて女の子が私しかいなかったから利用されちゃっただけなんです」。AV女優を退職後に不安定な生活を送っている女性たちは、その原因が決してAV女優をしたことにあるわけではない、彼女が普通の生活を送れないのは、家族がいて規則正しい生活を生まれてから一度も経験したことがないのでわからない上に、彼女自身も平穏無事な普通の生活を望んでいるわけではないからである。カラダを売る刹那的な世界から抜けられないのが、女性がカラダを使って稼いでしまった成功体験の怖さである、やがて一般社会は別世界と思うようになって、「カラダを売る意外に自分には、なんの能力もない」と思い込み、明日を生きるためにしがみつき、惨めな想いをしながら「堕ちる」ことに慣れてくる。
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第三章 介護労働は社会から外れた人の受け皿 を読み、慄然とする。高いプライド、低い精神年齢、責任転嫁、周囲が悪いと思っている、愚痴…… “一部の問題のある人々に見られる特徴”を兼ね備えた三十代男性を思い出しました。(介護にかぎらず、就業人口に占める割合も増えていくことでしょう) 諸事情で就業が難しい人たちのセーフティネットとして機能してきた性産業と、介護業界の親密性。業界が抱える課題。全章が凝縮されたような、目が眩むようなあとがき。とても刺激的で、危機感が後ろから迫ってくるような内容でした。けれど逃げ道はありません。現場からの声を聞き、どうすればよいのか、全ての人が考える時期が来ています。
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今年これが原作になった映画が公開されたんでこのシリーズを読んでみたんですけれど。いやはや…。インタビューに答えてくれる女性たちの生育暦や性遍歴があまりにも壮絶でドン引きしましたね。
『内容(「BOOK」データベースより)
名前さえ紹介されることなく、アダルトビデオの内容にあわせて時には女子高生、時には人妻に変身する企画AV女優たち。日雇い労働者のように、呼ばれた現場で過激なセックスを披露して、けっして高額ではないギャラを手にして消えるように辞めていく彼女たちは、何故、セックスをするという職業を選んだのか。セックスを職業に選んでしまった彼女たちが赤裸々に語る、驚くべき生と性。』
今年、このシリーズが原作の映画化されたので、
この本をを今読んでいるんですが、いやはや…。企画もののアダルトビデオの裏側がこれでもかといわんばかりにあらわになっているのと、女優たちの経歴の一つ一つがどれも壮絶そのもので、読んでいて非常に気分が重くなりました。しかし、彼女たちの存在から目を話せない自分もいます。
このシリーズは読み次第、順を追って紹介していきますが、しんどいものになるでしょう。でも、書いていきますので、よろしくお願いします。 -
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「アダルトビデオ」という表のような裏のような社会で身体を売る女性たち。
彼女らをどうとらえればよいのか。
このインタビュー集を読んでいると、(サンプリングの問題はあるにせよ)結局AVに出る人には、いわゆる「普通」の生活とはかけ離れた経験をしている、という点で共通しているように思います。
芸名のある女優さんへのインタビューが多いので、題名とは若干食い違ってしまっている部分があるような気がしますが、それでも読む価値は充分にあり。
声高に「ポルノ廃絶!」と叫ぶのではなく、まずその媒体に出場する当の女性たちがどういう人で、どういう背景があるのかということに目を配らなければ、ポルノ論争は進まないのではないかというのが、正直な感想でした。 -
Posted by ブクログ
社会からも女性からも排除された、この「生き地獄」
30歳を超えて性交未経験の「中年童貞」。
彼らの姿をインタビューを通じてえぐる衝撃のルポが漫画になった!
『名前のない女たち』(宝島社・シリーズ累計30万部)『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書・6万部)
『日本の風俗嬢』(新潮新書・9万部)
――日本の性にまつわる取材を続けるノンフィクション作家・中村淳彦があぶり出した「中年童貞という生き地獄」を『絶望の犯島』(双葉社・櫻井稔文名義)の変態男&ヤクザ集団の緻密描写でカルトな人気を築いた桜壱バーゲンが可視化する!!
介護職員、ネトウヨ、アイドルオタク、メンヘラ童貞などなど色々な中年童貞がいるけど、リアルな女性を知らず女性を求めながら女性を理想化し構ってくれない女性を憎む拗らせたミソジニー、性欲と妄想で頭がパンパンで女性の言葉や行動を自分に都合良く受け取りコミニケーション出来ない病的なコミュ症、自分の能力に反比例したプライドの高さ、被害妄想と怒り、自己正当化と承認欲求、弱いものイジメ、現実逃避と妄想、フリーターかパラサイトシングルという子どもおじさん、大人の女性に相手にされないからロリコンに走る変態と幼児性、なりたくない中年男性像そのもの。
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