中村淳彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
なかなか気合いの入った本でした。
裏社会ライターの中村淳彦と鈴木大介の対談本です。
介護を筆頭とした壊れてる産業、ブラック労働で時間と賃金を取られるより、裸になった方がマシという選択になる時代。
ただそこに単に短時間で稼げるという意識でスペックが高い女性が加わり、裸になっても稼げない女性が出てくる時代になってるようです。
性を売るというのはかなり特殊な女性ととらえてましたがそうじゃないみたいです。
2003年の労働者派遣法の改正を機に普通の女性だらけ。
誤解しちゃダメなのが風俗してるからって貧困層ではないということです。
風俗以外に行く場所がなく、そこから弾かれた女性。それが最貧困層。
社会 -
Posted by ブクログ
AV女優も風俗嬢と同じで最近は自らなる人が増えている、というのは確かなはず。ただそれでも出演強制に関しては古くからと同じく当然あるわけで、そういった構造になっている中で、以前と同じ業態のままではいかないでしょう?という結論になるまでに業界の裏を色々と解説してくれる。
全くの私見だが、男としてAVにはやはりお世話になる時期が当然あって(特に日本では、なのかはわからんけど)、どうせ見るならやはり好みのきれいな女性の裸体やセックスを見たいのはどうしようもない。でも画面の向こうの女性が強制ないしは半強制の契約で女優業を始め、ギャラも少なく、引退後は自己嫌悪に苛まれて良い人生を送れないとしたら…と考える -
-
購入済み
ストーリーの余韻を残したい?
漫画の表現力は非常に強力なので、ネーム部分のストーリー展開にマッチしていないように感じた。
ネームは、婉曲的な表現や余韻と次の展開を予感させるラストシーンを持つ短編小説的であり、文字だけを読むとそれだけで楽しめる。
しかし、漫画と組み合わせると視覚にも訴えてくるので余韻や予感といったものが、薄まってしまいストーリーが尻切れトンボのように感じられてしまう。
職業としての風俗を他の職種に置き換えてみると、いろいろと考えさせられる良作であることは、疑いないと思う。 -
Posted by ブクログ
社会的な弱者に焦点を当てたルポタージュは、今まで数え切れないぐらいあります。
それを知ることは、日本社会が抱える様々な社会問題の断片を知ることができ、個人的には有益だと思っています。
「自分とは、関係のない問題だ」と、一刀両断することは、簡単ですが、今の日本社会は、
「誰にでも、社会的な弱者になり得る社会」だと、思います。
明日、自分の会社が破綻するかもしれない。肉親が、亡くなるかもしれない。
猟奇的な事件に巻き込まれるかもしれない。どれも、可能性があります。そうなった時、
ある一定数の方は、間違いなく社会的弱者になったり、精神に異常を引き起こしたりします。
30歳以上の童貞=社会的に難あ -
Posted by ブクログ
「風俗をやって本当によかった」彼女たちが異口同音に語る理由。大学がレジャーランドだったのは遠い昔。親は貧困に転落し、ブラックバイトも増加。人生に重い足かせをはめる奨学金の存在…。資格をとりたい、留学したいといった「向上心ある学生」ほど、身体を売らざるをえない現状をリポート。(男子学生もね・・・)
もう、本当にこれが日本の現状なのか?と目を覆いたくなるような悲惨さ、切実さ・・・格差ありすぎ。
そして今や、風俗もAV女優もスペックが高くなければ断られちゃうとか・・・。
奨学金という名の借金のために、時給の安いバイトの掛け持ち、ブラックバイトによる搾取に甘んじなければならない学生の脱出の道が険 -
Posted by ブクログ
自称B級ライターの鈴木氏と中村氏が、セックスワーカーへの取材で気づいた貧困についての対談。
熱く語る鈴木氏と、合理的に客観的に(時にはものすごく堅気に)突っ込みを入れる中村氏。このコンビの対談だからこその面白さ。同じ貧困に出会っている2人だが、それぞれの向かう方向や思想も異なる。
なんとなく、今までも社会保障は「本当に手を差し伸べるべき人に届いていない」感じがしたのだけれども、ほんとに届いていないようだ。
そうして取締りに関しても、弱者の逃げ道をふさぐ方向になっている。
かといって、取り締まりを行わない場合、それはそれで困る人が居たのだろうと思おう。平等に幸せになるな
んてことは起 -