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女子大生が風俗業界に大量流入している。そこから見えるいまの大学生の意識、広がる貧困──経済事情がままならないなか、「充実した学生生活を送りたい学生」ほど、体を売って学費を稼いでいる衝撃的な現状をリポート。著者の新境地。
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Posted by ブクログ
貧困・大学生・風俗、どれも自分の身近なところにあるということを思い知らされた。今までの風俗に対する偏見や何の苦労もなく学校に通えている自分の状況など、改めて振り返り考え直すことができた。
若者の経済的困窮は放置できない大変な問題。 もっと社会全体で真剣に課題を掘り下げて早急に対策を講じなければと思うが、やはり高齢者問題の方が優先されているような気がする。国の将来を考えれば若年層の貧困問題の方がプライオリティは高いと思う。
wowwowドラマの東京貧困女子を見て作者が気になり読んだ本。沖縄の風俗事情にも触れられていて、以前読んだ『裸足で逃げる』や『沖縄アンダーグラウンド』にも繋がる話だった。2015年出版の本だから、コロナ前だと考えると日本は今もっと状況は悪くなっているはずなので中京大学教授の日本はもう壊れてますよ、と...続きを読むいう言葉が辛い。
風俗産業で働く若い女性への取材から浮かび上がる実態。 風俗を選んだ理由。 やはり多いのは、お金を稼ぐ必要に迫られてのことだが、その理由が、昔と今では違う。 昔は「遊ぶためのお金」だったが、現代では、「日本学生支援機構の奨学金返済のため」、「生活のため」。 奨学金の返済に苦しむ大学生がいかに多...続きを読むいかということに驚かされた。 大学生でなくとも、毎日の生活費のために風俗産業を選んだという人、単に興味関心があったから入った(この人はこの人で、複雑な事情を抱えていた)、そして、やはり生活費・学費のために、風俗産業に進む男性もいることに驚く。 学費の高騰と返済能力を無視した学生支援機構の融資枠の拡大。若者たちを圧し潰す。 そうした若者たちの現実を描き出している本書だと思う。
風俗に勤める事でで漸く学費が賄える異常国家。身ぐるみ剥ぐような奨学金制度もどうかと思う。 学歴による賃金差を無くすとか採用条件に差を無くすとかしないとパパ活やら交際クラブやら形を変えて永遠に続くような気がする。
健康保険に更に介護保険、年金から源泉徴収の制度、高齢者に厳しい社会です。一方で、親世代の収入の低下と学費の高騰で、今の大学生にはお金がないと。バイト漬け、奨学金という絶望の借金、風俗の選択(女子だけでなく男子も)とか・・・。バイトで月5万、デリヘルで25万、高級ソープで90万円・・・、資格を取りたい...続きを読む、留学したい、公務員になりたい、将来を見据える学生ほど風俗を選択しているとか・・・。(本当に本当か!)日本、大丈夫かっ!更に風俗産業も深刻なデフレ、風俗までやって貧乏な時代、生活保護程度しか稼げないとか・・・。
「風俗をやって本当によかった」彼女たちが異口同音に語る理由。大学がレジャーランドだったのは遠い昔。親は貧困に転落し、ブラックバイトも増加。人生に重い足かせをはめる奨学金の存在…。資格をとりたい、留学したいといった「向上心ある学生」ほど、身体を売らざるをえない現状をリポート。(男子学生もね・・・) ...続きを読むもう、本当にこれが日本の現状なのか?と目を覆いたくなるような悲惨さ、切実さ・・・格差ありすぎ。 そして今や、風俗もAV女優もスペックが高くなければ断られちゃうとか・・・。 奨学金という名の借金のために、時給の安いバイトの掛け持ち、ブラックバイトによる搾取に甘んじなければならない学生の脱出の道が険し過ぎて、想像を絶する。 なんつーか・・・ホントにメチャクチャ。壊れちゃってるよね、日本・・・って感じ。 現実見ると生きていけなくなっちゃうから、心を無にして、もしくは現実逃避の夢を見つつ、日々をこなしている。 スペックが高くって風俗で稼げて、生活にも余裕ができて、学業にも専念できるようになってよかったね、って思えちゃうところがコワイ。 お金持ちの愛人希望とか、ありだよねってなるわなそりゃ・・・。 日本の未来が真面目に心配になること請け合いです。 真面目に、読んだ方がいい1冊だと思います。
奨学金 という名の借金。 僕が学生だった頃と様相は全く異なる。。 認識を改めなくては。。 この先どうなってしまうのだろう?? 第4章 なぜ彼女たちは騙されるのか は、僕の知らない世界。 彼女たちはほんの氷山の一角だろう。衝撃的だった。
奨学金制度という国ぐるみの貧困ビジネス。高卒じゃたいした就職口がない。大卒でも借金を抱える。もう詰んでるとしか言いようがない。こんな構図を知ったら子供欲しいなんて言ってらんない。少子化対策ってのは本当に広範囲で行わないといけない。
著者が取材した大学の教授が 「日本はもう、壊れていますよ、メチャクチャです」 といったように、最高学府で学んでいるはずの学生が 経済的な理由からメチャクチャになっていることが分かった。 親の年収は減っているのに大学の学費が他の物価上昇に比べて異常に上がっていること、返すあてもまだ分からない学生に奨...続きを読む学金を貸し付け、学生が学問よりもバイトに明け暮れなければならないこと、そのバイトがてっとりばやく高額を稼げる風俗なこと。 風俗で働くという敷居が低くなっているのか、そうせざるを得ないのか。 風俗、身体を売るということは魂の殺人と同じ。 生活するために自分で自分を傷つけなければ生活できない学生が多くいることに驚いた。 彼氏に騙されても風俗で働き金を貢いでいた女子学生にも驚いた。というか、女性をだまして、風俗で働かせ、風俗で得たお金を巻き上げるという行為が読んでいて怒りがわいてきた。 中国人の富裕層の愛人になりたいという女子学生にも驚いた。 介護、ブラックバイト、風俗、社会での経験が浅い学生をターゲットに負担をかけ、おいしい思いをしている大人がいるかと思うと本当にこの国はメチャクチャだと思った。 騙すほうが悪いのか、騙されるほうが悪いのか、 騙すほうが悪い世の中であって欲しい。
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女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル
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中村淳彦
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