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業界の低迷で、100万円も珍しくなかった最盛期の日当は、現在は3万円以下というケースもあるAV女優の仕事。それでも自ら志願する女性は増える一方だ。かつては、「早く足を洗いたい」女性が大半だったが、現在は「長く続けたい」とみな願っている。収入よりも、誰かに必要とされ、褒められることが生きがいになっているからだ。カラダを売る仕事は、なぜ普通の女性が選択する普通の仕事になったのか?
長年、女優へのインタビューを続ける著者が収入、労働環境、意識の変化をレポート。求人誌に載らない職業案内。
Posted by ブクログ 2016年08月21日
サブカルとしてのAV。職業自体は否定しないが、最近の日本はやり過ぎでは?と思う事もしばしば。女の子がAVに憧れるような要素は、教育上の観点からも持たせてはいけないし、そもそも、不倫を肯定しない倫理観やセクハラ、ジェンダーなどの文化要素とは基本的に相容れない職業である事は、自覚せねばなるまい。つまり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
風俗関連記者によるAV女優の実態を記した本。AV業界にくわしく、特にAV女優への取材を以前から続け、その実態を明らかにしている。業界の80年代からの変遷が理解でき参考となった。AV女優一人一人に様々なドラマがあることがわかった。
「不景気で収入源を補おうとする女性から、好奇心や刺激ほしさの女性まで...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月29日
1990年〜2010年代にかけての業界の激変と不変の因習
はっきり言って興味本位で手にしましたが、内容は理論的なビジネス書風、淡々とした業界ルポです。
著者のスタンスは、AV女優寄り、意外にもプロダクション、メーカーには厳しいといったところ。
長い不景気の影響を受けて、業界は短期間に大きく変容を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月12日
中村淳彦 著「職業としてのAV女優」、2012.5発行。1990年代と2000年代後半以降では、AV女優の意識に大きな変化が(社会の反映でもある)。「たくさん稼いで早く足を洗いたい、バレたら困る」から「できるだけ長く続けたい、希薄になった後ろめたさや恥ずかしさ」。現在新人AV女優は毎年6000人誕生...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月07日
AV女優になる人は自己承認欲求が高い。さらけ出した自分を求めてくれる人がいる、ということがやり甲斐になる。
AV女優に、又は引退したAV女優に精神疾患を抱える人が多いのは、AV出演が及ぼした影響ではなく、本人のバックグラウンドによるものである。
今までの人生で寂しい思いをしてきた人が多い業界であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月27日
とても詳しくわかりやすく書いてあってとてもよかった
AV産業の変遷、現状を客観的に記してありどういった流れで女性が行くのか追体験できた。
女性の弱いところをうまく利用している感じ
不況であることは間違いない、上のランクから単体、企画単体、企画というランク。
承認欲求、好奇心、単なるセックス好き。...続きを読む
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