中村淳彦のレビュー一覧
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中村淳彦『ルポ 女子大生風俗嬢』宝島SUGOI文庫。
かなり衝撃的で過激な内容のルポルタージュだ。企業のリストラなどで親の収入が減り、税金を始めとする社会保障費負担が増えたこと、学費が高騰していることなどの理由で、大学で学ぶために風俗嬢となる女子大生たち。
そうした女子大生たちはデリヘルやソープ、AV女優、パパ活で学費と生活費を稼ぐのだと言う。驚いたことに男子大学生までがウリ専で学費を稼いでいるようだ。世も末だ。
貧困が蔓延すれば男性は犯罪に走り、女性は売春へと走る。貧困で元手が無い以上、一番手っ取り早い方法なのだろう。
間違いなくこうした貧困を招いた原因は政治だ。誤った政策が多くの隠 -
Posted by ブクログ
最初に紹介される「否定しない、比較しない、自分の話をしない」という基本の3点は、他の関連書籍でも見る内容ではあるものの、それだけ重要ということでしょう。
その上で、本書が「悪魔の」という大げさな表現を用いてまで紹介している内容は、そのスキルを身につけて、かつ使う機会があれば、確かに効果かありそうです。
機会、と言ったのは、この本で紹介されている「初対面の相手から、生い立ちや経済状況、果ては自傷経験まで赤裸々に聞き出す」といったシチュエーションはそうそう無く、またそこまで知りたいとも思わないからです。
万人受けする内容ではないと感じましたが、あとがきに、ライターを志す人に向けて書いた側面も -
Posted by ブクログ
【結論】
非常に現代社会の問題を深く深く細かく書いてあり、心への刺激が強いが歌舞伎町の「今」のことを知る入り口としては読んでおいて損はない本だ。
【感想】
「トー横」と聞いてYouTubeやテレビでニュースやドキュメンタリーを観た人は私以外にもいると思う。
本書はYouTubeやテレビの女性へのインタビューでは語られない(放送できないような)深い部分まで書いてある。
この歌舞伎町という誰でも受け入れてくれる街ではZ世代の女性を中心に、どのような人がいて、なぜ立ちんぼなどをするのかが細かく書いてある。
正直に話すと私とは比べ物にならない想像を絶するような経験をしている同年代の女性の話を読み、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ介護事業を携わるようになった著者が、混沌とした現場で「中年童貞」を目の当たりにしたことをきっかけに始まった連載をまとめた書籍。プライベートな恋愛や人間関係で女性と性行体験がない30歳以上の男性を「中年童貞」と定義し、その本人たちや性産業に関わる人に話を聞きに行く。
登場する「中年童貞」のほとんどは、精神的にバランスを崩してしまった人ばかりで、コンプレックスや人間関係のつまづきなどで性格がねじ曲がり、客観性を失って自尊心が肥大していった結果、オタクコンテンツに極端にのめり込んだり、10年以上も前の想い出に浸ったり、ネトウヨに走ったり、部下へ攻撃をするようになる。
また、介護業界は圧倒的な人手 -
無料版購入済み
シングルマザー
一巻の内容は他の作品と類似のパターンでつい比較してしまう
印象だったが、離婚後の主婦の話がキツい。生きているだけで
死んでしまう、というのは・・・。 -
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「悪魔」や「思いのままに操る」というインパクトあるタイトルですが、内容はとても冷静で、「聴く」ことを仕事にしている人にはとても参考になると思いました。
聴くという目的のためには何が重要か?を自分の体験からとことん突き詰めています。
一見、人を突き放したような書き方をしていますが、例としてあげている相手が重い問題を抱えている人たちのため、距離を保たないと傾聴にならないのだと思います。
傾聴でよく言われる「共感」や「相手との信頼関係」などが、実は全く傾聴になっておらず、自分の自己満足で終わることも多い…などはドキリとしました。
「悪魔」は、さすがに盛り過ぎだと思いましたが(笑)
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Posted by ブクログ
ほんまに?これはほんまに日本で起きてることなん?驚愕だった。全く知らなかったわけではないが、フィクションとしか思えない、東京貧困女子の生き方が紹介されていた。
性風俗が貧困女子のセーフティネット。身体を売ることって、心を無にすればできるんだろうか。その日を生きる為だけを考えればできるんだろうか。この思考に行き着くまでたくさんの葛藤があったと思う。アカの他人の私が「可哀想」などと口が裂けても言えない。だって明日は我が身だから。
この本を読んで、「自分はそうならないようにがーんばろっ!」なんてポジティブ思考で受け止めることではなく、性別関係なく、誰しもが起こりうる現実なんだって、この現実 -
匿名
無料版購入済みシングルマザーの話しは今の日本で沢山こういった話しはあると思いました。これから日本はもっともっと貧しくなるのでは…と格差社会について考えさせられます。