谷川俊太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
河合隼雄と谷川俊太郎かー。
読みたい!と思って、さささっと読んだはずなのに、レビューを残していなかったので今更に。
「読む」「聴く」という、人の意識的な受容について、なかなか興味がある。
「見る」ではなく「聞く」でもない。
そこには、何かを受け取ろうとする人の姿勢のようなものが感じられる。でも、私は一体何を「読み」、何を「聴け」ばいいんだろう?
時々、その当たり前が当たり前でなくなるときがある。
『人類に共通な巨大な頭脳みたいなイメージがインターネットにあり、その頭脳を共有できる時代だということはよくわかるんですが、そのとき、頭脳を入れている体はどこに行ったのという疑問がどうしても拭い去れないんです。……もう一つ、そのインターネットの世界は本当に意味というものに貫かれている。人間にとってイノセンスというもの、無意味というのも結構大事だと思うのですが、そういうものがインターネットにはどうも欠けているのではないかというところが一種不安としてありますね。』
『文字ができるということは便利な代わりに心の働きを限定するところがあるのです。たとえば山という字ができると、山がわかったように思ってしまう。……一つひとつの山を見て感じることができなくなってきます。ケルトはそちらのほうを発展させたのではないか。だから文字がないのではないかという考え方は面白いと思いました。』
私の持つ目や耳が確かにこころと繋がっているという、感じ。その感じを忘れてはならないのだと思う。
谷川俊太郎さんの詩が素敵。 -
Posted by ブクログ
谷川俊太郎さんの作詞した校歌を集めた本。
歌詞しか読めない(本だから当然)けれど、元気な歌声が聞こえてきそうな気がするから不思議。
校歌に対する愛着は、自分の学校に対する愛着とイコールであるように思う。
他の学校の生徒と合同の行事では、相手に負けまいといつもより気合いが入ったし、卒業後に友達と校歌を歌った時はそれが仲間の証だった。
良いとか悪いとかではなくて、私の学校で過ごした時間の象徴。
つらいこともあったけど、思い返せば愛おしい「あの頃」そのものの歌だ。
谷川さんの歌詞を読んで、校歌にはたくさんの願いが込められているんだなと感じた。
歌う子供達への優しいメッセージがぎっしりと詰まっているな、と。
特に良いなと思う詞もいくつかあった。
でもこの歌を歌いたかったというのとはどうやら違う。
自分が歌ってきた校歌に対する愛着がやはり勝ってしまうようだ。
これがひどくなると誰にも理解されない頑固者になってしまうのかも…。
自分の思い出を大切にするのは良いけど、あまり凝り固まらないように気をつけよう。
そう思った。 -
Posted by ブクログ
読んだきっかけ:古本屋でみかけて。谷川俊太郎さんがショートショートを書いているとは知りませんでした。
かかった時間:12/11-12/22(12日くらい)
内容:
・ぺ
・花の掟
・レダ
・墜ちた男
・テルのお話の話
・探偵電子計算機
・押入れの中
・離乳食
・裁くのは誰
・ある神学
・最後の夕やけ
・baby dolls
・リンゴのある風景
・ブレーキ
・エデンの園
・二十一世紀の教養
・眠れ我が子よ
・フィレモンとパウキス
・窓の中
・長いメキシコ風の頸飾り
・緑色の蝶
・りんご
・テレビ台本 りんご
詩人…ですよね。
やはり、イメージ的であったり哲学的であったりする感じの作品が多く、中にはオチの意味が分からないものも…。
でも、同じ「分からない」でも、「さっぱりわけが分からない」というものと、「余韻を感じて不思議な後味」のものがありました。
(好きなもの)
・探偵電子計算機
・最後の夕やけ
(わからない…)
・レダ
・bagy dolls
・緑色の蝶
(不思議な後味)
・裁くのは誰
・リンゴのある風景
・長いメキシコ風の頸飾り
・りんご