鈴木次郎のレビュー一覧
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購入済み
祟殺し編完結
今回は祟殺し編というだけあって沢山の死者がでる回。圭一や沙都子の過去が少し出てくる。
結構グロいシーンが多く、歪んだ顔が凄まじいのは漫画ならではで、アニメや原作を見た人も楽しめる内容 -
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ネタバレニコイチな二人、短命に逝った友を思う、愛憎劇、の三つに分けた文豪達の友情を紹介。短命に逝った文豪との友情録は、切ないの一言。文豪達の途切れ途切れだったエピソードが、誰かとの友情を通して一つの流れとしてまとめられていて面白く読めた。
どれも心惹かれるエピソードだったが、金田一と石川啄木との交友について知ると、啄木の作品を読み返したり、新しい作品を読んでみたくなった。つらっと数えるだけでも、太宰、荷風、谷崎などと揉めていた佐藤春夫のすっぱりばっきりな気性にうーんと唸りつつ、それだけの対人関係トラブルを繰り広げながらも門弟三千人だし、揉めるための人間関係に事欠かなかった佐藤春夫はよほど魅力的な人 -
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舞台は1970年代に遺伝子産業革命が起こり、異常なまでのスピードで遺伝子工学が発展した現代日本。
ノリとしては三嶋と少女マドカの心の交流を描いた作品だが決してそれだけを主軸にしているわけではなく、むしろこの物語の主軸は遺伝子操作そのものではないかと感じた。
爬虫類マニアによって先天的にトカゲの鱗を持つことになった哲郎、親によって金髪碧眼に生み出された挙句気に入らないと捨てられたススキ、永遠の美しさを保つために遺伝子改造を行い続ける三嶋の母親。この他にも大勢の遺伝子改造に囚われた者達が登場する。彼らはただ日常の風景としてそこに存在している。私には三嶋とマドカの物語もその日常の一片に見えたの -
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"「あのー、僕あんま人と暮らしたことなくて」
「家族以外とはそりゃそうなんじゃない?」
「あ、いやあの家族とも」
リッツは何と言っていいのか解らなくて、軽く何度か頷いた。
「そう」
「うん、そうなんだ」
「ふぅん」
「あの、ええと」
マルタは言葉を探し、それから照れ臭そうに笑って言った。
「よ、よろしく」
リッツは何となく息を詰めて、小さく何度か頷いてから言った。
「こっ。こちらこそ」"[P.68]
待ちに待ったリッツとジョセフ犬の登場。
カーテンでのやり取りは面白いな。
ケーキ云々の話は前から大好き。
"いくつになったんだっけ。十五歳だっけ。
僕が十五の時は -
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“「皆さんが公に、あるいは私的に発言してもいいのは、マルタ・サギーは名探偵であると言うことだけです」
だって宣伝してもらわなきゃ。
「僕に推理は必要ない。金の粉が現れ消えたら、すでに事件は解決している」
「ほ、ほぅ。大した自信ですなぁ。それではなにかね、君、犯人がこの場に現れるとでもいうのかね」
こめかみをひくつかせながらバーナード卿が言うのに、マルタはにやりと笑う。
「さて、どうでしょう」
僕にも分からないとはまさか言えず、適当に誤魔化す。
まぁ、神様相手にも効いたんだ。誘拐犯か、手違いをしたおっちょこちょいか、でなきゃニシン好きのドラゴンか、いずれにしたって効くだろう。
マルタはぴしりとカ -
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ネタバレキャラの崩壊っぷりがすごいです。
特にクロの崩壊っぷりがすごくて、クロが好きな私としては読み始めた時はかなり戸惑いましたが、1冊読み終わってみれば割と気にならなくなっていました。本当にいい意味でのキャラ崩壊だと思います。
崩壊の度合いがすごかったので、本編の彼らとは全く別の彼らと割り切れた事で、逆に受け入れられたのかなと言う気もします。このキャラ崩壊が受け入れられるか否かで作品に対する評価が大分変わってくるのかも…
本編とはかけ離れたキャラ・設定・ストーリーと見せかけながらも、本編の設定をアレンジして細かい所にうまく散りばめられているなぁと感じました。
ギャグ一辺倒かと思いきや、時折シリアス -
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ポムグラニットたちの賑やかな日常はまだまだ続くけど、物語としては一区切り。
よかったり悪かったりする魔女、見事終幕。
ラストの一連の流れがよかったな。
特に「よかったり悪かったりする魔女党」の今後の活躍が見てみたい。
でも、個人的に一番のお気に入りはポムグラニット&ピーターの会話。
「いやだピーター!やきもち焼いてるの?」
「だってあなたまだあたしに好きだって言ってないのよ!?」
「あたしの方から言ってもいいんだわね。好きよピーター。あとで結婚かなんかして。初恋だから責任とってね」
ポムグラさんカッコよすぎるw
ほんと好きなカップルです。
ピーターは間違いなく尻に敷かれるなー -
Posted by ブクログ
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H24*04*21*Sat 読破
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まだまだ始まり。
--あらすじ--
ひぐらしのなく頃に〈祟殺し編〉 1巻
祟りか、それとも――。
都会から寒村・雛見沢に引っ越してきた少年前原圭一は、
その村で毎年6月に行われる「綿流し」と呼ばれる祭りの日に、
連続して起こっている殺人事件の存在を知る。
一人が死に、一人が消える怪奇。
自分にはまったく関係ないと思っていたその事件は…。
ネットを中心に爆発的に人気が広がった革命的ノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」。
トラップ大好きないたずらっ子・沙都子と主人公・圭一を中心に描かれる、
原作の第三章にあたる「祟殺し編」をあの鈴木次郎がコ