鈴木次郎のレビュー一覧
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ネタバレニコイチな二人、短命に逝った友を思う、愛憎劇、の三つに分けた文豪達の友情を紹介。短命に逝った文豪との友情録は、切ないの一言。文豪達の途切れ途切れだったエピソードが、誰かとの友情を通して一つの流れとしてまとめられていて面白く読めた。
どれも心惹かれるエピソードだったが、金田一と石川啄木との交友について知ると、啄木の作品を読み返したり、新しい作品を読んでみたくなった。つらっと数えるだけでも、太宰、荷風、谷崎などと揉めていた佐藤春夫のすっぱりばっきりな気性にうーんと唸りつつ、それだけの対人関係トラブルを繰り広げながらも門弟三千人だし、揉めるための人間関係に事欠かなかった佐藤春夫はよほど魅力的な人なんだろうなあと思う。
太宰治と坂口安吾のエピソード紹介があったが、他のケースと比較して書くことがなさそうだった。太宰を取り上げるなら、檀一雄との組み合わせの方がよさそうに思えたが、文ストと文アルの登場人物を考慮しての取り上げか。 -
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舞台は1970年代に遺伝子産業革命が起こり、異常なまでのスピードで遺伝子工学が発展した現代日本。
ノリとしては三嶋と少女マドカの心の交流を描いた作品だが決してそれだけを主軸にしているわけではなく、むしろこの物語の主軸は遺伝子操作そのものではないかと感じた。
爬虫類マニアによって先天的にトカゲの鱗を持つことになった哲郎、親によって金髪碧眼に生み出された挙句気に入らないと捨てられたススキ、永遠の美しさを保つために遺伝子改造を行い続ける三嶋の母親。この他にも大勢の遺伝子改造に囚われた者達が登場する。彼らはただ日常の風景としてそこに存在している。私には三嶋とマドカの物語もその日常の一片に見えたのだ。
三嶋とマドカの日常風景の鍵となっているアパートの4階にあるコンクリート剥き出しの殺風景な部屋。普通はそんな部屋に対して心を寄せたりはしないのだが、作中では陽さえ当たっていなければ床は冷たくて夏場はそれなりに過ごし易いと述べられている。そんな部屋に二人は寝転がって悠々自適に生活していたのだ。冬場はきついようだが、そんなことも気にならないぐらい二人にとっては心地良い空間だったのかもしれない。
ただ、残念に感じたのは色々な要素が詰め込まれすぎていて、通して読んだ時に一つの話として認識しにくかったという事だろうか。とはいえ、色々と無理のある設定が多いような気がするものの全体的に好印象な作品だった。 -
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"「あのー、僕あんま人と暮らしたことなくて」
「家族以外とはそりゃそうなんじゃない?」
「あ、いやあの家族とも」
リッツは何と言っていいのか解らなくて、軽く何度か頷いた。
「そう」
「うん、そうなんだ」
「ふぅん」
「あの、ええと」
マルタは言葉を探し、それから照れ臭そうに笑って言った。
「よ、よろしく」
リッツは何となく息を詰めて、小さく何度か頷いてから言った。
「こっ。こちらこそ」"[P.68]
待ちに待ったリッツとジョセフ犬の登場。
カーテンでのやり取りは面白いな。
ケーキ云々の話は前から大好き。
"いくつになったんだっけ。十五歳だっけ。
僕が十五の時は、学校行って勉強して。カップラーメン食べてアイスとか食べてゲームして。
誰にも迷惑なんてかけなかった。
誰もいなかったから。
「リッツ。ねえ、迷惑かけてよ」
午後の光線。それに照らされて、リッツの目の前でマルタは笑う。
「……なんたって僕は、君より年上なんだ。お兄さんだからさ。ちょっと情けないかもだけど、その分タフかもしれないぜ?」"[P.152]
20160808 再読 -
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“「皆さんが公に、あるいは私的に発言してもいいのは、マルタ・サギーは名探偵であると言うことだけです」
だって宣伝してもらわなきゃ。
「僕に推理は必要ない。金の粉が現れ消えたら、すでに事件は解決している」
「ほ、ほぅ。大した自信ですなぁ。それではなにかね、君、犯人がこの場に現れるとでもいうのかね」
こめかみをひくつかせながらバーナード卿が言うのに、マルタはにやりと笑う。
「さて、どうでしょう」
僕にも分からないとはまさか言えず、適当に誤魔化す。
まぁ、神様相手にも効いたんだ。誘拐犯か、手違いをしたおっちょこちょいか、でなきゃニシン好きのドラゴンか、いずれにしたって効くだろう。
マルタはぴしりとカードを掲げる。作った呪文は覚えている。
「I’m Marta Saggy!」”[P.146]
全面改稿と再編集ということで。結構内容違ってたり、そもそもの副題のレド・ビァ事件のあたりが追加されてたり。
またマルタやバーチやオスタスの皆に会えたのが嬉しい。
新しく靴を作ってもらう辺りやヒューゴとのやりとりがほんと良かった。
次巻でリッツとジョセフ犬あたりに会えるかな。楽しみ。
“「どうするのトーリアス。また警官いっぱいにするの?」
「ニヤニヤするな」
「僕あれすこしむかしの漫画とか映画みたいでだーいすき」
「包囲する感じで配置する。なにしろ招待券は俺とお前の分しかもらえなかったからなあ」
「くれると思わなかった!」
「お前が受付で、フレスカさんが招待券くれるって言ってたからください!って言ったからだろ」
「後ろで警察のバッヂ見せてたの知ってるぜトーリアス」
蒸気がシュッシュッと鋭く上がりはじめ、トーリアスはブレーキを外してアクセルを踏みこんだ。車は軽快に走り出したが、マルタは言った。
「ねぇこれ待ち時間長い」
「新型でこれなんだ、我慢しろ」”[P.252]
20160523 再読 -
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ネタバレキャラの崩壊っぷりがすごいです。
特にクロの崩壊っぷりがすごくて、クロが好きな私としては読み始めた時はかなり戸惑いましたが、1冊読み終わってみれば割と気にならなくなっていました。本当にいい意味でのキャラ崩壊だと思います。
崩壊の度合いがすごかったので、本編の彼らとは全く別の彼らと割り切れた事で、逆に受け入れられたのかなと言う気もします。このキャラ崩壊が受け入れられるか否かで作品に対する評価が大分変わってくるのかも…
本編とはかけ離れたキャラ・設定・ストーリーと見せかけながらも、本編の設定をアレンジして細かい所にうまく散りばめられているなぁと感じました。
ギャグ一辺倒かと思いきや、時折シリアスなシーンや心温まるシーンも混ぜられていて楽しく読めました。 -
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ポムグラニットたちの賑やかな日常はまだまだ続くけど、物語としては一区切り。
よかったり悪かったりする魔女、見事終幕。
ラストの一連の流れがよかったな。
特に「よかったり悪かったりする魔女党」の今後の活躍が見てみたい。
でも、個人的に一番のお気に入りはポムグラニット&ピーターの会話。
「いやだピーター!やきもち焼いてるの?」
「だってあなたまだあたしに好きだって言ってないのよ!?」
「あたしの方から言ってもいいんだわね。好きよピーター。あとで結婚かなんかして。初恋だから責任とってね」
ポムグラさんカッコよすぎるw
ほんと好きなカップルです。
ピーターは間違いなく尻に敷かれるなーw -
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H24*04*21*Sat 読破
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まだまだ始まり。
--あらすじ--
ひぐらしのなく頃に〈祟殺し編〉 1巻
祟りか、それとも――。
都会から寒村・雛見沢に引っ越してきた少年前原圭一は、
その村で毎年6月に行われる「綿流し」と呼ばれる祭りの日に、
連続して起こっている殺人事件の存在を知る。
一人が死に、一人が消える怪奇。
自分にはまったく関係ないと思っていたその事件は…。
ネットを中心に爆発的に人気が広がった革命的ノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」。
トラップ大好きないたずらっ子・沙都子と主人公・圭一を中心に描かれる、
原作の第三章にあたる「祟殺し編」をあの鈴木次郎がコミック化!
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8編の中の第3編目!
まだまだ始まり。
今回は沙都子の出番ですね〜っ!
謎がいっぱいいっぱいでてきます。
早く2巻を読みたい♪
以上、
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ネタバレ祟りか、それとも――。
都会から寒村・雛見沢に引っ越してきた少年前原圭一は、その村で毎年6月に行われる「綿流し」と呼ばれる祭りの日に、連続して起こっている殺人事件の存在を知る。一人が死に、一人が消える怪奇。自分にはまったく関係ないと思っていたその事件は…。
ネットを中心に爆発的に人気が広がった革命的ノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」。トラップ大好きないたずらっ子・沙都子と主人公・圭一を中心に描かれる、原作の第3章にあたる「祟殺し編」をあの鈴木次郎がコミック化!(背表紙文より)
今回の「祟殺し編」の醍醐味は、雛見沢村の殺人事件よりも、圭一という主人公と沙都子の2人の人生の物語である
殺人事件や祟りとは他で起こる彼らの感情の起伏、行動の方が断然面白い
少し重い話かもしれないが、心して読んで欲しい -
Posted by ブクログ
ストーリー:7 画力:8 魅力:8 デザイン:9 構成:8 表現力:8 独創性:9 熱中度:8 センス:9 感動:8 総合:82
現在マンネリ化というか、読むのが面倒になってきてますが、1巻の時点では斬新な感じで好きでした
基本は三国志の登場人物がモチーフにされたキャラが登場します
主人公の呂布子は当たり前ですがモチーフは呂布です
表紙のデザインが好きだったので購入しました
読んでみると、表紙のかわいい絵柄からは想像できない性格をしていましたが、そのギャップが面白かったです
現在、ややだれてきてますが、それなりに楽しめると思います
三国志マニアではないので、三国志好きにとってこの作品がどうなのかはわかりません