鈴木次郎のレビュー一覧
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ネタバレYouTubeで中田敦彦さんが、この本を紹介していて興味を持ったので読んでみました。
13組の文豪たちの友情の履歴書です。
挿絵がイケメンで、人物相関図もあり文豪の事がわからなくても読んでみる気になりました。
印象に残ったところを残しておくなら‥
第一章
永遠のニコイチ 自他ともに認める親友
川端康成と横光利一
仲良しエピソードにほっこり。
第二章
早すぎる別れ 夭逝した文豪と友人たち
正岡子規と夏目漱石
言葉で繋がり言葉で見送る。
第三章
愛憎入り交じる関係 ケンカするほど仲が良い二人
谷崎潤一郎と佐藤春夫
細君譲渡事件に驚きました。最後が悲しくもクスッと笑えて、お孫さんが語る谷崎潤一郎と佐 -
購入済み
まあまあ
ミステリーものとして読むと主人公である白崎が短気で思ってた以上に頭が悪いというか、数行前で出たアンサーを忘れてまた同じことをいうみたいなところがあります。
ただ人の感情への察しはいいので、彼ならではの情報が出てくるところはおもしろく、ただし本筋の推理に関しては恐ろしく察しが悪いので読んでるこちらとしてはかなりまだるっこしいです。
ちょくちょく読みづらさを感じました。
しかしキャラ同士の関係はおもしろいです。金がない黒染にお兄さん面する白崎など、これから二人の絆がどう育まれていくのか楽しみで仕方ありません -
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ネタバレ代わりに祟られて、そこから祟りを祓うという祟られ屋。
自分に憑りつかせた方が勝手が分かって祓いやすいというのは分かるし、ある意味目から鱗の方法だった。
ただ、彼の場合、その祓い方が……まさかのDIY。
手作り感満載な小道具が多数出てきて、恐怖感の中に笑いが混じるという何とも稀有な体験をさせていただいた。
100均クオリティに、某通販サイトクオリティ。
それを平然とドヤ顔で自慢する祟られ屋。
普段、人の神経を逆撫でするような俺様口調及び態度なため、いざって時の手作り感にギャップが……笑っちゃいけない場面なのに、笑ってしまうがなという。
流石ホラー文庫レーベルから出ているだけあって、ホラー描写は -
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遺伝子操作が自在におこなわれるようになった世界の物語です。
大学生の三嶋行祐(みしま・ゆきひろ)の部屋に、一人の少女が居候を始めます。彼女は、「ダーウィンズ・ヒル」グループのトップである総領家の娘・総領マドカのクローンC4でした。
オリジナルの総領マドカが難病に倒れたため、C4の身体が利用される時が迫っていたある日のこと、C4は総領家からの脱走を試み、行祐のもとにたどり着きました。
こうして、行祐とマドカの共同生活がはじまりますが、C4の行方を追う総領家の手が彼らに迫ります。行祐の知り合いでスラムで生活しているセイドウとメッキが、金一封欲しさにマドカの身柄を取り押さえ、行祐は総領家の長男 -
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女の子が強くてかっこよくてかわいい。野梨原さんの持ち味ですね。男の子たちはやるときはやってかっこいいんですが、よか魔女も女の子にまずは惚れます。ミュージカルの主役にいそうな赤毛にそばかすのキュートな魔女っ娘は性格男前だし、呪いをかけられた娘は見た目も中身も男前。よかったり悪かったりする魔女がいてもいいんじゃないかとヒロインが言うのですが、それって、人間がそうなんですよね。完璧にいい人もいなければ悪い人もいない。その時々の判断と、見方、立場によっていくらでもラベルが変わるのです。結局は本人がどうしたいのか、どうするのかということ。当たり前のことだけど、言葉にするのは難しい。そんなテーマが描かれて
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三國志モチーフ・魔女っ子・天使・脳筋・ロリっ子が大活躍する天国は…ここにあったのだ!!
憧れの無双天使になるため、人間界へ降り、人助けをすることで現れる宝玉を7つ集め、天帝に献上することになった呂布奉先こと、ロリ脳筋の呂布子ちゃんと、部下の陳宮公台こと、ロリ眼鏡の陳宮。
しかし、無双天使を目指しているのは呂布子だけではなかった!
曹操孟徳こと、イケメン君主の曹操と、部下の夏候惇元譲こと、ヒゲ眼帯の夏候惇や、袁術公路こと、ボクっ子君主袁術と、部下の器用貧乏な紀霊などなど、三國志ではおなじみのキャラの濃ゆいライバルがたくさん登場するぞ!
はたして呂布子は無双天使になれるのか!?
三國 -
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物語の中心は相変わらずマダーだけど、個人的興味はすっかりピーターに。
チャコーレアに二人の関係を勘ぐられ、
「あたしとピーターはそういうんじゃないの!」
「って言ってるけど、実際どうなのそのへん?」
「あっ、えーと、さぁどうなんでしょう」
ここまではよくあるパターンだけど、その後二人になった時に
「お前が、俺のことそんなんじゃないってチャコーレアさんに言ったとき、俺、なんかちょっと複雑だった」
こう言えるキャラはなかなかいない。
自分の想いをはっきりと自覚しているわけじゃないから自然と言えるのかな。
そうだとしたら、その後さらりと手をつないで歩くあたりも含め、相当なたらしだわw
そん -
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よかったり悪かったりする魔女第二弾。
今回はアザーの幼なじみのカデットが登場。
色々頑張ってるんだけど、マダーにやりくるめられている様子が一番可愛かったw
しかもマダーは意識せずにやっているっていうからね。
天然キャラってあまり好きじゃないんだけど、こういうのは好きだw
そりゃカイも苦労するわ。
今回のポムグラさんは「やや悪い」魔女といったところか。
カイに渡した薬の騒動、ジャッロが紳士(笑)だったからよかったものの…。
数人(しかも身内)を除いてみんな寝入っちゃってる状況って、冷静に考えると恐ろしいよね。
しかしカデットの使った薬については、
「あたし、ひどいかなぁ」
「人の心を弄んだり -
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普段はまったく読まないジャンルだけど、友人からお勧めと貸してもらったので読んでみた。
ドキドキわくわくですごく面白いというわけじゃないけれど、安心して読める面白さ。
魔女を目指す主人公のポムグラニットは、「おとぎ話に出てくるのは大抵よい魔女か悪い魔女」なので自分は「よかったり悪かったりする魔女」を目指すという優柔不断なんだかしっかりしてるんだかよくわからないキャラクター。
このひねくれていながらも友情に熱く、序盤の頼りないものの話が進むにつれてどんどんかっこよくなっていく様は読んでいて微笑ましく、応援してあげたくなるね。
作品の雰囲気もよかった。
語り手であるポムグラニットのキャラクタ