鈴木次郎のレビュー一覧

  • 准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの

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    待ちに待った尚哉の高槻ゼミ生としての大学生活がスタート!!同じゼミに難波くんもいるので、面白くなっていくこと間違い無しです。

    今回ももちろん怪談に関する話は面白かったですが、尚哉と難波くんの友情に関する進展が個人的に目玉でした。
    遂に難波くんに嘘を聞き分けられる能力がばれた尚哉。尚哉が自分の心に折り合いをつけて打ち明け、向き合っていく過程が良かったです。

    異捜の2人も本格的に登場するようになって、尚哉を勧誘するわで面白くなってきました。尚哉がどういう進路を選ぶのかがこれから楽しみです。
    異捜の方の能力(?)のようなものも気になります。

    次は最新刊の10巻です。読むのも11巻の刊行も今から

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    2024年07月15日
  • 准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影

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    長野での祭からの帰還後のエピソード3編。サブタイトルにもある「鏡」がそれぞれの話のキーワードになっていて、一冊をまとめあげる芯になっていたと思う。
    「お化け屋敷の幽霊」は長野のショックから高槻先生と深町くんの日常に戻る位置づけのエピソード。皆でワイワイとエンタメを楽しむ姿、大分ほっこりする。やっぱり、ちょっと霊感ありそうな佐々倉さん好きだなあ。「肌に宿る顔」は一転、「天狗様」だった高槻先生の過去に踏み込む。謎や疑念の多い高槻家だけども、いとこの優斗は普通に良い人そうなのが救いだ、と読後感として抱いている。高槻ママの実物も出てきたが、今はそんな感じなのか。今後も登場するのだろうか。
    3編目の「紫

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    2024年07月13日
  • 准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に

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    飯沼さんに絆されてしまう。
    そして毎度毎度、難波くんはいいやつすぎん?いやほんと親御さんのご尊顔を見てみたい。

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    2024年07月05日
  • 准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの

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    民俗学とオカルトとホラーとミステリーがバランスよくおもしろい。
    ちょっと切ない要素もあり恐怖とか罪を隠すだけでなく願いからも怖い話や都市伝説みたいなものは生まれてくるのかもなぁ

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    2024年06月30日
  • 准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る

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    『百物語の夜』での百物語の雰囲気がいい。灯りが一つづつ消されていき、闇が深くなる感じが目に浮かぶよう。そして、高槻先生が語る、死者との距離感、向き合い方がなんだか優しくて救われる気がする。
    『死者の祭り』では深町君が昔に迷い込んだ死者の祭りへ。祭りの謎には迫れたが、高槻先生の謎は深まるばかり。助けてくれた紗絵さんの謎も。
    次巻も楽しみ。

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    2024年06月29日
  • 准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側

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    尚哉が「本物」との遭遇率が上がっていると感じていた通り、今作はいつもより「本物」が多かったように思います!

    第一勝では、私も昔やっていた「かごめかごめ」のお話で、高槻先生の講義でそのルーツを知れて面白かったです。
    馴染みのある「かごめかごめ」に加えて、「モンモン」という謎の怪異が出てきて、なんだそれと思いつつ、子供の妄想だと私も思っていました。しかし、何やら不気味の正体不明の怪異で...。
    結局尚哉は高槻先生にモンモンに会ったこと言ったんですかね。

    第2章のお話は読んでいるうちに割と予想できた結末でした。
    だだ、美紗紀ちゃんはただのスピリチュアルな子かなとか思ってたら、最後の最後にマジだっ

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    2024年06月22日
  • 准教授・高槻彰良の推察EX2

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    シリーズ番外編第2弾。

    今回の番外編は主人公2人の周りの自分物たちの目線の短編で面白かったです!

    メインストーリーの脇キャラたち目線で
    難波や遠山目線は個人的にはお気に入り。

    遠山編に関しては、
    ほんわかな話で遠山お気に入りキャラになりました。

    また次作も楽しみです!

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    2024年06月17日
  • 准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの

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    『もう1人の高槻』に言われた「黄泉の匂い」を気にする尚哉。その黄泉の匂いとやらの発揮方法が暴かれた巻でした。巻数を重ねるごとに面白くなってきます。

    第2章のお話では、直接今回のお話には関係ないのですが、EXの巻で語られていたお話と通じる部分がありました。尚哉に恋愛もしてほしくて、尚哉応援隊の私としては嬉しかったです。

    第3章は、『人魚の肉』というタイトルの時点で予想はしていましたが、沙絵さんが出てきました。彼女のことは、八百比丘尼ということのみ明かされていましたが、過去も語られた今回はアツかったですね。沙絵さんと親しそうな夏樹さんという方も新しく登場しました。別れ際、フラグを立てるような発

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    2024年06月06日
  • 准教授・高槻彰良の推察EX

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    6巻まで読んでいると、キャラへの愛着が深くなりすぎていて、本編よりこういう番外編のほうが楽しめちゃったりします(^^)
    大好きなキャラクターたちの裏話が見られて嬉しかったです。

    第1章では、新キャラの高槻先生の同僚の教授が登場しました。日本人形大好きな一風変わっていて、高槻先生と仲良しのユニークな先生でした。日本人形にまつわる話は怪談では定番ですが、昼間はかわいいのに夜はなんだか不気味に見えちゃいますよね...。

    第3章が特にお気に入りで、ついに尚哉に恋バナ展開が!?わざと地味キャラを装っているだけで、本人は外見も中身も申し分ない人ですし、もう少し社交の場に顔を出せばモテそう...。難波く

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    2024年06月02日
  • 准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影

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    第1章は、この時期にぴったり、夏の風物詩、お化け屋敷が舞台でした。不確かですが、私の記憶では、「富士Qに似たようなのがあったような」と思いました。私は絶叫系もお化け屋敷もダメなタチなのであまり遊園地に縁がありませんが。登場人物たちと一緒に楽しんでいるように感じられました。

    第2章では、高槻先生のいとこ登場しました。結婚を前に何やら不穏なことがおきているようで…。先生が「天狗様」だった時代を知る者はあまり登場しないので、不謹慎ですが、また新たな情報を得られるのでは…と思って期待しちゃいます。

    第3章『紫の鏡』は私もこの本を読むまで忘れていましたが、「20歳まで覚えていると死ぬ」という怪談につ

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    2024年05月25日
  • 准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側

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    1巻はエピソードが怪異と思われるけど、ちゃんと解き明かすものだったけど、段々と本当の怪異に占められるようになってきた。
    このまま続くのか、それとも彰良の謎を解いて終わるのか…。まだまだ続いて欲しい。

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    2024年05月23日
  • 准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの

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    久々に読んだから、忘れてた部分を思い出しながら楽しんだ。神奈川県が沢山出てくる。逗子のお化けトンネルが懐かしい。

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    2024年05月17日
  • 准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に

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    尚哉が前向きな意味で将来を見始めて一気に大人になった気がしたし、健ちゃんがいないときのお目付役として本領を発揮していて頼もしい。一方で彰良を取り巻く状況は不穏さが増している気もしてやや不安。成長して、周りの人の助けも得られるようになった尚哉が、未来を切り拓く鍵になれば良いと思わずにはいられない。

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    2024年05月06日
  • 准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの

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    面白くて1日で読み終わった。
    1話目が怪奇と見せて、犯罪で警察が介入してきて悪が壊滅ってストーリー好き。
    登場人物でサエさんは魅力的で好きなんだけど、瑠衣子さんがどうも好きになれない。なんか狙いすぎ?
    早く続きが読みたーい!

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    2024年04月27日
  • 准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に

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    このシリーズももう10作目となって、本物を引き当てることが増えてきて、クライマックスに近づいてきていると感じさせる。そりゃあ高槻先生のことはなんらかの形で解決できたらいいとは思うし、そのためには話がだんだんと暗く、重たくなってくるのもしかたがない。それがおもしろいという読者も多いだろうと思う。でも、初めの頃ののんきな雰囲気がちょっと懐かしくもある。

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    2024年04月27日
  • 准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影

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    ムラサキカガミは私が子供の頃にもあったなぁ…二十歳になるときには全然意識してなかったと思うけど、聞いた当時はそれなりにぞっとして怖かった気がする。
    目を凝らせば意外とすぐそばに異界は開けているのかもねぇ

    お化け屋敷やや苦手なんだけどんだけど久しく行ってないしちょっと行ってみたくなった。

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    2024年04月20日
  • 准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく

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    まさかの尚哉と同じ力を持った方が登場!!動きが怪しいなとか思ってしまってごめんなさい、、、。

    第2章は今作では初めて、謎が解き明かされないまま話が終わりました。
    不思議がたくさん残った第2章。人魚の謎がいずれ解き明かされて欲しいです。

    彰良の叔父の渉の登場も良かったです。
    番外編では2人のイギリスでの日々が描かれていて、幼き日の高槻先生を見れられて嬉しかったです。

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    2024年04月20日
  • 准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく

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    「四時四十四分の怪」は読んでて、この人か?いやこの人が犯人?とついつい考えながら読んでしまった。
    今の時代なら、フリーアドレス使って時間設定すればメールなんて送れるし。
    事件自体はそれほどでもないけど、遠山という存在が出てきたのは大きな進展。
    尚哉、全然孤独じゃないじゃんって思う(笑
    江の島の人形、やっぱり、八百比丘尼を思い出しちゃうなぁ。
    ラストの彰良がイギリスにいた時の話しも、短いのになぜか頭の中にしっかり残る話しだった。

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    2024年04月20日
  • 准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと

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    よく「呪い」と「祝い」と「呪い(まじない)」がごっちゃになる私(笑
    このシリーズは本当に楽しみでどんどん読める。
    ライトノベル感覚で読んでても、ちゃんと最後に締めてくれるのがいい。
    ラストの佐々倉と彰良の出会いから始まる子供の頃の話、期待してなかったけど、佐々倉のおばけ嫌いの理由も分かって面白かった。

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    2024年04月20日
  • 准教授・高槻彰良の推察EX2

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    番外編第2弾。本編の裏側が別視点で描かれています。

    遠山さんの話は切なかった。でも、とても優しい人ですね。クロコとシロコと出会えてよかったし、尚哉も遠山さんと出会えてよかったなぁと思います。
    自分の子供が智樹みたいだったら本当ハラハラしそうです。
    難波も健司も本当いいやつで、ずっとこのままの関係でいて欲しいです。

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    2024年04月14日