あらすじ
痩せ細った不気味な患者をカウンセリングした白崎。その夜ふと目を覚ました彼が見たのは、床を蛇のように這いずり回る女だった。どんな怪異も祓う「祟られ屋」の評判を聞き藁にも縋る思いで依頼をするが…。
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Posted by ブクログ
新しい方向から見せてくれるホラーミステリーでした!
シンプルに面白く、読後のスッキリ感を十分に与えてくれ、更に続きを期待したくなる、読みたい気持ちにさせる終わり方で楽しくこの作品の世界に浸らせて頂きました。
敷島シキ先生の文章は読みやすくもあるんですが、ライト過ぎず、けれど硬過ぎない文章。頭の中で場面が想像しやすく、一つ一つしっかりと定着感があって好きです。
描写もしっかり怖いシーンは怖くて、あの行間使った ずずずずず何連発ですかー!?な使われ方は「いやこれ怖い怖い怖い怖い~っ!!」って読みながら繰り返す自分がいたり(笑)。怖いシーンだけではなく、コミカルな所は会話のテンポ、ツッコミなどが良くて、黒染さんのちょっとズレてる発言や、それにツッコミ入れる白崎さんが絶妙で普通に可笑しくて何度も笑ってしまいました。お話の過程で登場する人物達の持つ、黒い闇部分を不快に感じるシーンなどもあるんですが、その中で優しさも柔らかさも、切なさなども落とし込んでくれるので、全体的に読む面白さのバランスが良く、お話の収束も腑に落ちない部分もなく、気持ち良い読後で一気に楽しんで読ませて頂きました。
見せ場もここぞって感じで見せてくれるカッコ良さで締めてくれるので、ワクワク感もあり、あらゆる方向で刺さる作品。
超絶美形の黒染さんがかなり変わっていてズレた人なんですが、このお話も驚く程考えつかない方向から切り出されてくるので、最初はもうこの話の流れで神話!?日本ですよね?呪いですよね?現象がめっちゃ日本テイストですけど!?って驚きから始まり、一周回って分かる真実には成程ーっと、こうくるのかと、まんまとミスリードされてしまいましたが、謎解き部分の材料が面白かった。
今回の呪いの事件は人間の負が大きく出ていたもので、嫉妬、自尊心、保身などドロドロ具合が半端なくて、綾坂さんも大概肘鉄くらわしたくなる人でしたが、生田は本気でぶっ飛ばしたくなりました。社会の隠された闇がしんどくもあるお話。
そんなドロドロも見せながら、この主人公お二人が本当に良い味で緩和させて動いてくれるので、切なくて辛い部分の中、それだけじゃないよって優しい存在感と言葉が沁みてきます。
黒染さんは本当にギャップが凄く面白おかしい人で、超絶美形でこれやられると逆に狡い気がする(笑)。
発言がとにかく白崎さんもツッコんでましたが斜め上過ぎるんですよ。しかも不遜極まりなく苛烈に力強く、突如叱責してくるんですが、言葉のチョイスが何故そこやねん、みたいな。思わずポカンとなりそうなズレ方。マジで変な美形です。←
でも一見滅茶苦茶っぽいのに不思議なパワーのある台詞で、それは彼の根底にある優しさで、そういう所普通に出してこられると狡ーっ!って感じで好きになります(チョロい)。
「恐れるな、信じろ」と、白崎さんに言う台詞は痺れますです。
祓うアイテムが100均とか密林とかで揃えるのも味。あれだけ上からズビシッな偉そうさなのに、依頼料取る事には「人助けに報酬を要求する事に…抵抗ってないか?」ですもん。好きだわやられるわ。←
そんな黒染さんの適任バディが白崎さんって感じで。マイナスイオンを調節して溢れさせてそう。
黒染さんのフォローに苦労しそうなんですけど、ツッコミが神だと思う(笑)。「嫌な世界遺産だな」とか『最低の王子様だった』が私のお気に入りです。
終盤のラスボス対峙の掛け合いも、めっちゃ大変な状況なんだけど仲良いな~って、ドキドキハラハラしつつも息が合ってる感がニマニマさせられる。
そして見せ所の黒染さんは必見です!!もう、カッコ良かったー!!私の頭の中で鈴木次郎さん絵のアニメーションでした(笑)。
最後はしっかりバディ感。仕方ないなって言いながら、報酬取れない黒染さんに代わって白崎さんがしっかり舵を取りつつで祟られ屋確立!なラストが気持ち良かった。
Posted by ブクログ
ホラー描写が怖すぎて一回挫折したけど、それを乗り越えると黒染と白崎のバディが楽しくてするする読み進められた。
怪異の正体がわかると恐怖心が薄れるのもあってちゃんと読んでよかった。
Posted by ブクログ
美形だけど変わり者、黒染十字の一挙手一投足が愛おしい。
とても読みやすく、白崎も親しみやすいキャラクター像で、白黒二人の掛け合いも味がある。
時には笑えるシーンもあって満足感がありました。
今は二巻までかな、切実に続きが欲しい作品です。
Posted by ブクログ
テンポ良く一気読み
心理カウンセラーが患者から祟りを移され、真偽不明の祟られ屋を頼る所から始まるオカルトミステリー
二人の掛け合いが楽しく、和洋折衷な祟りが本格的で面白かったです
匿名
こんな系統の本が好きなので読んでみました。
白崎・黒染コンビなかなか良かったです。
お互い心の奥に悩みを持ってるので
今後どんな風に解決するか楽しみです。
Posted by ブクログ
カウンセラーの白崎が怪異に襲われ
藁にも縋る思いで祟られ屋の黒染に助けを求めることが始まり
他の方のツイート通り黒染は残念なイケメンで面白かったです
実は純粋なんだろうな〜
でも能力は本物で重そうな過去を持っているところも好みでした
Posted by ブクログ
祟りを自らの身に引き受けて祓う「祟られ屋」の活躍を描くホラーミステリ。一見エキセントリックな黒染と、お人好しな白崎のコンビが楽しい新シリーズです。
たしかに怪奇現象と精神疾患って、傍目には似ているのかもしれません。だからこそこの二人のコンビはおあつらえ向きでもあり。怪異の正体を探り突き止めるミステリ的な部分も充分に楽しめました。これは続編も楽しみ。
怪異への対処法がやたらとDIYだったり、そしてこのコンビの掛け合いもとにかく軽妙で面白くって楽しくて。ものすごーくライトな感覚で読めるのがいいところなのですが。しかしそこで気を抜いていると、ホラーとしての怖さもかなりのものかも。こういう「祟り」の形式ってなかなかに斬新だと思うのですが、ホラーとしてのポイントもいろいろ抑えられてます。これぞホラー。
Posted by ブクログ
本の厚みはあまりなくて、サクット読める。
読み始めが結構怖くて、ホラー嫌いにはちょっと刺激的。本当はここの部分でギブアップしようか迷ったくらい。
ですが、そのあとはホラー的な要素は控えめ。期待以上の人間的ドロドロが繰り広げられる。根本の原因はいかにも日本人的と言っていいのか人に併せようとする集団根性から生まれる下らない出来事。それを解決するために奔走する祟られ屋とカウンセラー。今回も面白かったけど、続きがありそうなので展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
お人好しというか、完全に同級生の自殺がトラウマになって進行形で苦しんでる人な気がする
摂食障害の女性患者に助言したら祟られたカウンセラーの白崎
元患者に祟られ屋の男・黒染を紹介され2人で祟りの元凶を探ることになる
百均やハンズで買った材料で作った手製魔除けを駆使して祟りと対峙する様を想像すると、そういう道具の見た目ってそれなりに大事なんだなってちょっと思った
ギリシャ神話のゴルゴン姉妹の祟りとか初めて聞いたけど、なるほどと思える結末だった
白崎さん、仕事こなしながら黒染さんに付き合うのえげつない体力だ
生田が投稿した社員旅行の写真に小さく写る土倉さんは社内いじめで旅行中も孤立した姿がたまたま写り込んだんだな...
集合写真に入れてもらえなかったのかもしれない
地獄過ぎてゾッとする
いじめの首謀者が死んで社内の空気は変わっただろうけど、復職した土倉さんをどんな空気で迎えるのか
大久保さんたちはいじめなんてなかったみたいな空気で迎えそうな気がしてる。
Posted by ブクログ
サラッと読めて面白い。
和洋折衷の呪術ネタで新しい。
蛇の呪いとゴルゴン三姉妹、九字切り、柏手をすると思ったら正体はエクソシストなどなど。
特にゴルゴン三姉妹のステンノやエウリュアレは知らなかったから勉強になった。
Posted by ブクログ
第一章 キレイさまが憑いてくる
第二章 祟られ屋とカウンセラー
第三章 病みと祟り
第四章 贖罪のふたり
第五章 東京ミステリー・ツアー
第六章 蛇と女と祟りの元凶
まあまあ
ミステリーものとして読むと主人公である白崎が短気で思ってた以上に頭が悪いというか、数行前で出たアンサーを忘れてまた同じことをいうみたいなところがあります。
ただ人の感情への察しはいいので、彼ならではの情報が出てくるところはおもしろく、ただし本筋の推理に関しては恐ろしく察しが悪いので読んでるこちらとしてはかなりまだるっこしいです。
ちょくちょく読みづらさを感じました。
しかしキャラ同士の関係はおもしろいです。金がない黒染にお兄さん面する白崎など、これから二人の絆がどう育まれていくのか楽しみで仕方ありません
Posted by ブクログ
代わりに祟られて、そこから祟りを祓うという祟られ屋。
自分に憑りつかせた方が勝手が分かって祓いやすいというのは分かるし、ある意味目から鱗の方法だった。
ただ、彼の場合、その祓い方が……まさかのDIY。
手作り感満載な小道具が多数出てきて、恐怖感の中に笑いが混じるという何とも稀有な体験をさせていただいた。
100均クオリティに、某通販サイトクオリティ。
それを平然とドヤ顔で自慢する祟られ屋。
普段、人の神経を逆撫でするような俺様口調及び態度なため、いざって時の手作り感にギャップが……笑っちゃいけない場面なのに、笑ってしまうがなという。
流石ホラー文庫レーベルから出ているだけあって、ホラー描写は非常に怖い。
スプラッタ系ではなく、ジャパニーズホラー系の情景の怖さと言うか。
今回は蛇絡みということで、それこそにじにじと寄ってくる恐怖、これは苦手な人はさぞ怖いだろう。
苦手な方は暗い部屋で読むことだけはオススメしない。
また呪いということもあって、呪われた人は衰弱し、最終的には死んでいく。
割と容赦なくお亡くなりになるので、最初はちょっと驚いた。
祟られ屋の相方が、人の死にトラウマのある方なので、ちょっと酷な展開だったと思う。
ただ、そこからどう乗り越えて、この祟りに立ちむ受かっていくのかも見ものだ。
前述通り、今回は蛇の呪いだが、この呪いも二転三転して面白かった。
まさかのギリシャ神話と思いきや、偽物だのコスプレだのと切って捨てられてからの、最終的には地元のネタに着地し、それこそびっくり。
自分の地元のネタが出てくるとは思わなかった。
これは嬉しいサプライズ。
また最後の最後で祟られ屋も本領発揮。
彼もまた二転三転して、最終的にはかっこいいところを見せてくれた。
しかし、本家本元の関係者だとは思わなかったが……
ここでは先ほどとは逆のギャップを見せてくれた彼である。
さっきまでDIYで苦戦していたとは思えないかっこよさ、ギャップであった。
ずるいなあ。
相方のカウンセラーの彼とは、喧嘩しながらも何だかんだで息の合っていて、最終的にはほっこり。
祟られ屋の保護者的存在の彼が、本当に味方かどうかは心配にはなったが(何せまだ全容が見えない)
祟られ屋は警察関係者にも非常に印象悪いみたいだし、カウンセラーの彼が多少緩衝材になればいいなと期待して。
……その分、彼の負担が増える訳か。
それも運命、神の思し召しだな、うん。
主人公の人格が稚拙
共感性を封印?しているからって他人のことやその場の状況を何も考えず、好き勝手なことをいきなり叫んで、行動して…というのは、共感性の問題じゃないでしょう。こんな主人公ちっとも魅力ないですし、だれからも好かれませんよ。
主人公の人格も酷いですし、怪異も稚拙です。
総じて酷かったです。作者の年齢を疑います。
あと社会人には守秘義務というのがあるんですよ。
仕事で知り得た情報を横流ししたり、情報漏洩させる目的で職場から情報を盗むわけないでしょう。