あらすじ
痩せ細った不気味な患者をカウンセリングした白崎。その夜ふと目を覚ました彼が見たのは、床を蛇のように這いずり回る女だった。どんな怪異も祓う「祟られ屋」の評判を聞き藁にも縋る思いで依頼をするが…。
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Posted by ブクログ
ホラー描写が怖すぎて一回挫折したけど、それを乗り越えると黒染と白崎のバディが楽しくてするする読み進められた。
怪異の正体がわかると恐怖心が薄れるのもあってちゃんと読んでよかった。
Posted by ブクログ
テンポ良く一気読み
心理カウンセラーが患者から祟りを移され、真偽不明の祟られ屋を頼る所から始まるオカルトミステリー
二人の掛け合いが楽しく、和洋折衷な祟りが本格的で面白かったです
匿名
こんな系統の本が好きなので読んでみました。
白崎・黒染コンビなかなか良かったです。
お互い心の奥に悩みを持ってるので
今後どんな風に解決するか楽しみです。
Posted by ブクログ
カウンセラーの白崎が怪異に襲われ
藁にも縋る思いで祟られ屋の黒染に助けを求めることが始まり
他の方のツイート通り黒染は残念なイケメンで面白かったです
実は純粋なんだろうな〜
でも能力は本物で重そうな過去を持っているところも好みでした
Posted by ブクログ
祟りを自らの身に引き受けて祓う「祟られ屋」の活躍を描くホラーミステリ。一見エキセントリックな黒染と、お人好しな白崎のコンビが楽しい新シリーズです。
たしかに怪奇現象と精神疾患って、傍目には似ているのかもしれません。だからこそこの二人のコンビはおあつらえ向きでもあり。怪異の正体を探り突き止めるミステリ的な部分も充分に楽しめました。これは続編も楽しみ。
怪異への対処法がやたらとDIYだったり、そしてこのコンビの掛け合いもとにかく軽妙で面白くって楽しくて。ものすごーくライトな感覚で読めるのがいいところなのですが。しかしそこで気を抜いていると、ホラーとしての怖さもかなりのものかも。こういう「祟り」の形式ってなかなかに斬新だと思うのですが、ホラーとしてのポイントもいろいろ抑えられてます。これぞホラー。
Posted by ブクログ
本の厚みはあまりなくて、サクット読める。
読み始めが結構怖くて、ホラー嫌いにはちょっと刺激的。本当はここの部分でギブアップしようか迷ったくらい。
ですが、そのあとはホラー的な要素は控えめ。期待以上の人間的ドロドロが繰り広げられる。根本の原因はいかにも日本人的と言っていいのか人に併せようとする集団根性から生まれる下らない出来事。それを解決するために奔走する祟られ屋とカウンセラー。今回も面白かったけど、続きがありそうなので展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
お人好しというか、完全に同級生の自殺がトラウマになって進行形で苦しんでる人な気がする
摂食障害の女性患者に助言したら祟られたカウンセラーの白崎
元患者に祟られ屋の男・黒染を紹介され2人で祟りの元凶を探ることになる
百均やハンズで買った材料で作った手製魔除けを駆使して祟りと対峙する様を想像すると、そういう道具の見た目ってそれなりに大事なんだなってちょっと思った
ギリシャ神話のゴルゴン姉妹の祟りとか初めて聞いたけど、なるほどと思える結末だった
白崎さん、仕事こなしながら黒染さんに付き合うのえげつない体力だ
生田が投稿した社員旅行の写真に小さく写る土倉さんは社内いじめで旅行中も孤立した姿がたまたま写り込んだんだな...
集合写真に入れてもらえなかったのかもしれない
地獄過ぎてゾッとする
いじめの首謀者が死んで社内の空気は変わっただろうけど、復職した土倉さんをどんな空気で迎えるのか
大久保さんたちはいじめなんてなかったみたいな空気で迎えそうな気がしてる。
Posted by ブクログ
サラッと読めて面白い。
和洋折衷の呪術ネタで新しい。
蛇の呪いとゴルゴン三姉妹、九字切り、柏手をすると思ったら正体はエクソシストなどなど。
特にゴルゴン三姉妹のステンノやエウリュアレは知らなかったから勉強になった。
Posted by ブクログ
第一章 キレイさまが憑いてくる
第二章 祟られ屋とカウンセラー
第三章 病みと祟り
第四章 贖罪のふたり
第五章 東京ミステリー・ツアー
第六章 蛇と女と祟りの元凶
まあまあ
ミステリーものとして読むと主人公である白崎が短気で思ってた以上に頭が悪いというか、数行前で出たアンサーを忘れてまた同じことをいうみたいなところがあります。
ただ人の感情への察しはいいので、彼ならではの情報が出てくるところはおもしろく、ただし本筋の推理に関しては恐ろしく察しが悪いので読んでるこちらとしてはかなりまだるっこしいです。
ちょくちょく読みづらさを感じました。
しかしキャラ同士の関係はおもしろいです。金がない黒染にお兄さん面する白崎など、これから二人の絆がどう育まれていくのか楽しみで仕方ありません
Posted by ブクログ
代わりに祟られて、そこから祟りを祓うという祟られ屋。
自分に憑りつかせた方が勝手が分かって祓いやすいというのは分かるし、ある意味目から鱗の方法だった。
ただ、彼の場合、その祓い方が……まさかのDIY。
手作り感満載な小道具が多数出てきて、恐怖感の中に笑いが混じるという何とも稀有な体験をさせていただいた。
100均クオリティに、某通販サイトクオリティ。
それを平然とドヤ顔で自慢する祟られ屋。
普段、人の神経を逆撫でするような俺様口調及び態度なため、いざって時の手作り感にギャップが……笑っちゃいけない場面なのに、笑ってしまうがなという。
流石ホラー文庫レーベルから出ているだけあって、ホラー描写は非常に怖い。
スプラッタ系ではなく、ジャパニーズホラー系の情景の怖さと言うか。
今回は蛇絡みということで、それこそにじにじと寄ってくる恐怖、これは苦手な人はさぞ怖いだろう。
苦手な方は暗い部屋で読むことだけはオススメしない。
また呪いということもあって、呪われた人は衰弱し、最終的には死んでいく。
割と容赦なくお亡くなりになるので、最初はちょっと驚いた。
祟られ屋の相方が、人の死にトラウマのある方なので、ちょっと酷な展開だったと思う。
ただ、そこからどう乗り越えて、この祟りに立ちむ受かっていくのかも見ものだ。
前述通り、今回は蛇の呪いだが、この呪いも二転三転して面白かった。
まさかのギリシャ神話と思いきや、偽物だのコスプレだのと切って捨てられてからの、最終的には地元のネタに着地し、それこそびっくり。
自分の地元のネタが出てくるとは思わなかった。
これは嬉しいサプライズ。
また最後の最後で祟られ屋も本領発揮。
彼もまた二転三転して、最終的にはかっこいいところを見せてくれた。
しかし、本家本元の関係者だとは思わなかったが……
ここでは先ほどとは逆のギャップを見せてくれた彼である。
さっきまでDIYで苦戦していたとは思えないかっこよさ、ギャップであった。
ずるいなあ。
相方のカウンセラーの彼とは、喧嘩しながらも何だかんだで息の合っていて、最終的にはほっこり。
祟られ屋の保護者的存在の彼が、本当に味方かどうかは心配にはなったが(何せまだ全容が見えない)
祟られ屋は警察関係者にも非常に印象悪いみたいだし、カウンセラーの彼が多少緩衝材になればいいなと期待して。
……その分、彼の負担が増える訳か。
それも運命、神の思し召しだな、うん。
主人公の人格が稚拙
共感性を封印?しているからって他人のことやその場の状況を何も考えず、好き勝手なことをいきなり叫んで、行動して…というのは、共感性の問題じゃないでしょう。こんな主人公ちっとも魅力ないですし、だれからも好かれませんよ。
主人公の人格も酷いですし、怪異も稚拙です。
総じて酷かったです。作者の年齢を疑います。
あと社会人には守秘義務というのがあるんですよ。
仕事で知り得た情報を横流ししたり、情報漏洩させる目的で職場から情報を盗むわけないでしょう。