坂爪真吾のレビュー一覧

  • 孤独とセックス

    匿名

    購入済み

    著者の主張がその都度明快に語られ、各論として読んでも有益だが、最後まで読み通すと背景にある著者の体験と深い人生観が開陳されており、もう一度読み返してみようという気になった。

    #泣ける #深い

    0
    2025年03月02日
  • 「身体を売る彼女たち」の事情 ──自立と依存の性風俗

    Posted by ブクログ

    【目次】

    はじめに

    第一章 「JKリフレ」という駆け引きの世界

    1「いくらで」「どこまで」やるかは,私が決める
    2「少女」と「大人」の狭間にある金脈
    3 JKリフレ嬢の実態
    4「楽屋」に集う彼女たち
    コラム:子ども・若者支援と性風俗

    第二章「風俗嬢」はこうして生まれる

    1 生活保護はデリヘルに勝てない?
    2 家族から逃れるために
    3「寮完備」「即日入居可能」に惹かれる理由
    4 昼の仕事からこぼれおちる
    5 働くから病むのか? 病んだから働くのか?
    6 すべてを解決してくれる仕事
    コラム:風テラス相談員で得た気付きと変化
    コラム:地域福祉との差異

    第三章 デリヘルの居心地がよい理由

    0
    2024年12月22日
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る

    購入済み

    将来のパートナーに出会えないまま齢を重ねている自分には、かなり重い内容でした。しかし、自分の性生活観を見つめ直すうえで示唆に富むものです。何度も読み返して行動の指針を作っていきたいと思います。

    #深い #タメになる

    0
    2024年12月03日
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困

    Posted by ブクログ

    政府がこう言った人たちに適切な対応をしないのは
    人間が活動を行う上である程度のヒエラルキーが存在しないと成り立たないからなのではないかと感じた。
    あからさまに放置をされていたり対処がされていないのは、資本主義の根本の搾取するシステムも関係しているのではないかと思っている。

    0
    2024年08月31日
  • 見えない買春の現場 ~「JKビジネス」のリアル~

    Posted by ブクログ

    「売春」ではなく「買春」ということで、利用者である男性目線で書かれたJKビジネスの本。まず着眼点が面白いのだが、それ以上にどんな人がユーザーとなるのかを垣間見ることができて興味深い。

    インタビューしている人数に限りがあるため、必ずしも本書に登場するようなユーザーばかりではないのだろうが、少なくとも自分が想像していたような男性像とは少し違っていた。なぜ、JKあるいはそれに類するものなのか、ユーザーのニーズも思った以上に色々とあるようだ。

    何をもって解決とするかが難しそうなテーマである。

    0
    2024年02月08日
  • 日本百名虫 フォトジェニックな虫たち

    Posted by ブクログ

    虫を探しに行きたくなってきた
    これだけ虫の区別が付けられると、虫を探すのも面白いのだろうなぁ

    楽しむためには知識も必要

    0
    2024年01月21日
  • 性風俗のいびつな現場

    Posted by ブクログ

    妊婦・母乳専門店、激安デリヘル、地雷専門店、超熟女店など、風俗の辺境で働く女性と、それに福祉制度はどう関わっていくべきなのかを真面目に考察し、ケースワーカーや法律家を巻き込んで相談会を開催した記録までを含む、真面目なルポ。興味本位で読み始めたが、目が覚める思い。名著。

    0
    2024年01月06日
  • ツイッターで学ぶ「正義の教室」

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすいSNSの使い方。受け止めかたや発信の仕方など考えさせられる。 。「正義」と思うと突き進んでしまいそうなるけれど、ちょっと考えてみない?的なおはなし。

    0
    2023年05月24日
  • パンツを脱いじゃう子どもたち 発達と放課後の性

    Posted by ブクログ

    前半は現場の声やアンケート結果等の実情を、後半は専門家による説明が紹介されています。

    起きている状況をどのようにとらえ、どのようなアプローチを展開していくか、という観点が具体的に示されることにより、目の前の状況を打開していくための方策が見えてくるように思いました。

    0
    2023年05月19日
  • セックスと障害者

    Posted by ブクログ

    VICEで動画を見て、拝読。
    障害者に持っている偏見が少しは解消された。
    誰しもが性欲を持っており、それをどうマネッジするのかはよく考えないといけないポイントである。
    一人一人違うという前提で一緒にその人の結論を積み重ねていく。正解というゴールはない。
    障害者の親と兄弟問題。
    結婚を周りが盛大に祝うと長続きする
    →障害者から学ぶ健常者のありよう。

    0
    2022年10月14日
  • 孤独とセックス

    Posted by ブクログ

    「結婚は社会システムを維持するためのもので、個人の幸福のためにつくられたものではない」とか、そうそう!と思えることが多くて、読んでよかった。若いころ苦しかった自分に読ませたい。

    0
    2022年09月13日
  • 情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ

    Posted by ブクログ

    東京大学の上野千鶴子さんのゼミに在先した卒業生が、ゼミで何を学び社会にどんな貢献をしてきたか(していくのか)をのびのびと語った一冊。情報の消費者ではなく、生産者になりなさいとの指導を受けてきた6名のゼミでの経験談やアカデミックな学び、気づきなど知ることができる。
    『情報生産者になる』という書籍を上野千鶴子さんが出版しており、その姉妹本という位置付け。これを読んだだけでは情報生産者になれるわけではない。本書で語られる体験に近いものを、自ら経験することが近道なのだろう。問いを立て、その問いへの仮説を構築し、検証していくようなのだが、上野千鶴子さんのように厳しく論理の展開を推し進めてくれるような仕組

    0
    2022年08月29日
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う

    Posted by ブクログ

    「性欲」はなくならないのかな特に男性。

    この本で紹介されている
    『性ぬきに老後は語れないー続·老年期の性』より

    1985年 第2回性意識調査で
    男性42%が性行為を希望
    女性54%が性的欲求を否定

    老夫婦が労りながら仲良く暮らすの無理っぽい。

    0
    2022年07月15日
  • 性風俗のいびつな現場

    Posted by ブクログ

    ●最近は貧困と風俗関係の本をよく読むが、かなり読み応えのある一冊。
    ●風俗と聞くと反射的にダメだとなる人もいるが、人類とは切っても切れない職業。しかし、風俗店で働くことの出来る人はまだ選ばれた人だからましという冷たい事実。
    ●ほんとは風俗がセーフティーネットにならずに済むようになればいいけれど、世の中綺麗事だけじゃやっていけない…見ないようにしているのか、単に見ないのか、こういう本でも読まない限り知らない世界
    ●丹念に取材をしている真摯さが見える。
    ●最貧困女子を読んだ時もそうだけど、とにかく生きようともがいている人がこれだけいるわけだから、もっと支援のメニューやら方法が広がってほしいと切に思

    0
    2022年05月15日
  • 見えない買春の現場 ~「JKビジネス」のリアル~

    Posted by ブクログ

    主婦の私は、家庭が不満なの?って思って読み始めたけど、そんな単純な話しじゃなかった。

    買う人は買う。

    ただ、「JK ビジネス」と言っても実はJKじゃない?それは男性もわかってるとか。

    ただSNSが普及した今では、本物のJK と知り合ってしまう?

    「JK リフレ」
    「裏メニュー」
    『裏モノJAPAN 』鉄人社

    勉強になりました。

    0
    2022年06月06日
  • パンツを脱いじゃう子どもたち 発達と放課後の性

    Posted by ブクログ

    あんまり性の問題考えたことがなかったけど、本人も周りも困っちゃう大きな問題だ
    発達障害の子だけじゃなくて定型発達の子にもみんなに適切な性教育って必要だよね

    0
    2022年03月19日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

    Posted by ブクログ

    この本は、不倫を「発生を防ぐべき社会問題」として捉え、不倫を予防するための処方箋を提案するというコンセプトを掲げる。他の同じテーマの本と共通する内容として、不倫自体は防げない、なくならないものだということ、そしてその端緒である厳格な一夫一婦制自体が、人類の歴史において定着したのはごく最近であり、それ自体が抑圧だとする向きもあるということが書かれていた。様々な時代や社会において婚外セックスがどのように捉えられてきたかを列挙したうえで、家庭を壊さない婚外セックス、婚外セックスを前提とした夫婦関係、またポリアモリーの在り方を例に、丁寧な考察を重ねる。最終的に、「現行の夫婦関係を維持するために行うポジ

    0
    2022年03月06日
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症

    Posted by ブクログ

    あとがきを読むと、著者自身、ネット上で様々な嫌がらせ・誹謗中傷にあい、裁判に訴えて損害賠償を勝ち取っているという。そんな経歴を踏まえて本書を読むと、かなり辛辣な書きぶりもなるほどと納得できる。怒りが麻薬に似ていて、「もっと怒りたい!」と怒る対象を探し回ってしまう等という一見意味不明な行動も、実際にありそうな話である。
    ある程度ツイッターに親しんでいると、確かに「いや、この人達、毎日毎日ホントによくやるな〜」と感心してしまうような依存症的アカウントに出くわすものだが、中でも本書で取り上げられている類型の一団はその攻撃性において際立つものがあるのは確かで、「医療につなげるしかない」との本書の最終提

    0
    2021年11月22日
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~

    Posted by ブクログ

    パパ活、それはお金が欲しい若い女性と疑似恋愛を楽しみたい男性がいるからこそ成立するサービス

    30代でコンサルしている既婚バリキャリの方も利用しているとのことで思ったより幅が広かった

    作者の専業主婦も広義でいうパパ活みたいな表現はちょっと批判されそうだけど

    0
    2021年11月05日
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る

    Posted by ブクログ

    男性の「セックス」に纏わる幻想を読み解く啓発本。実践的なアドバイスや色んな問いへの「答え」が沢山あったのが面白かった。
    一方で「批判が多い」と書きながら内容が明かされなかったり、実践者故のポジションを強く取る姿勢や書き方は、後書きで掲げる「長く残る古典」を目指すにはやや不足感があった。とはいえ積読の中で一番サクッと面白く読めた。デモフェスで枠を持つにあたってのインプット。

    0
    2021年10月16日