坂爪真吾のレビュー一覧

  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困

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    性風俗に関わるシングルマザーをテーマにしていたが、最終的には現代社会の「家族」や「働く」の課題やその課題を解決する方法(教育の問題点)に着目していた。

    本の内容に、現在の教育では会社員として必要なことしか教わらない。今後の将来を生きていくには従業員だけでなく自営業・起業に必要な知識を身に付ける教育も必要だとの内容があった。
    教育=会社員になるための知識止まりとの考え方、視点を持ったことがなかったので、ハッとさせられる考え方で面白かった。
    近年会社員であっても副業可能な会社も多く、多様な働き方があるので、社会を生き抜くには確かに現在の教育だけでは足りないこともあるのかもしれない。子ども達の将来

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    2020年10月03日
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困

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    読み進めていると辛さを感じる一方で、取り上げられている方々の前向きさに驚かされる。もちろん、筆者が現場を回る中で聞き取った情報のうち、公開が可能だと思われるものだけをいれているのだろう。

    本書を読んでいて気づくのは、やはり貧困は連鎖するということだろう。本書に取り上げられている多くの例では、シングルマザーを選択する女性は、やはりシングルマザーの家庭で育っていると記されている。今回は「親」である女性たちに焦点を当てているため出てこないが、この親たちに育てられた子供達も、やはり多くが中卒で学歴を終えてしまい、同じような人生を歩まざるをえないのかもしれない。

    こういった問題を読むたびに、自分だっ

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    2020年03月15日
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~

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    ネタバレ

    ・パパ活を行う際、最も重要なのは、自分か相手の立場だったらどう思うかを常に考える、という人間関係の最も基本的な作法だった
    ・相手に何ができるか考えろ
    ・自分がお金を払ってまでその相手に会いたいのかを見つめ直す。自分にとってその男性は大事な存在か
    ・交際クラブに登録する男性は、キャバクラや風俗のようなプロの女性を嫌い、一般女性に近い素人の女性を好む傾向にある
    ・パパ活をして幸せになれる人は、パパ活をしなくても幸せになれる人だけというジレンマ
    ・自分の課題と他人の課題を区別できない人は交際クラブをやらない方がいい。変えられるものと変えられないものを区別した上で、変えられるところにエネルギーを注力し

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    2020年02月16日
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~

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    ネタバレ

    相手に何を与えられるか考えて向き合う

    パパ活は貧困女子のお小遣い稼ぎで一括りにできるものではなく、10歳以上も歳の差のある男性とのコミュニケーションスキルを持っていることや女性優位の関係を構築する能力が必要。

    男性側の心情も赤裸々に語られており、その心情についてよく知ることができる。割りきれるのもわかる気がする。


    どんな女の子がおじさんに好感が持てるのか参考になった。

    詐欺やいたづらなどの闇の部分については触れられていない。ただ、コミュニケーション能力の視点で拝読。

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    2020年01月19日
  • 未来のセックス年表 2019-2050年

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    日本人の性行動がどう変わるか。人口構成の変化(少子高齢化)と無縁ではいられない。

    パパ活、ジジ活はうなづける。

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    2019年05月06日
  • 未来のセックス年表 2019-2050年

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    <目次>
    第1部 日本人の性 未来予測カレンダー
    第2部 テクノロジーを変えるセックスの未来

    <内容>
    第1部が数年刻みで、セックスを中心に未来予測。第2部が松原仁、藤井直敬との対談からなる。
    基本的に、セクサロイドやVRなどの技術により、男女がまぐわい合うことなくセックスが成立する、などの予測や、日本では遅れている夫婦別姓や同性婚などの法制化が遅ればせながら進むなど、書かれている。まあ、恐ろしいというか、恋愛や生身のセックスはどんどん退化していく様子が書かれ、それでも欲望としての性愛をどうしていくか、考えている人がいるのだなと感じた。

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    2019年04月02日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫の学問。
    メモしておきたいのは、
    ・性欲と性交欲は別物。そのため、不倫をしている人には「セルフプレジャー(マスターベーション)」では代替できない
    ・一夫一婦制は、ほかの制度に比べてうまくいっているだけで、人類にとって最適ではない。複数の人を好き(ポリアモリー(複数恋愛))になるのは生物として自然なのかも。
    ・「クーリッジ効果」:新しいメスとの性的パートナーとの出会いがあるとオスの性的欲求が回復する現象
    また、不倫がうまくいくのは自身の家族との関係が良好であることという矛盾が皮肉でした。。

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    2018年11月05日
  • 孤独とセックス

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    タイトルだけだと多分読まない本だが、新聞書評に惹かれて読んでみた。個人の体験だけでは社会学にはならないが、なかなか的を射た内容で興味深い論考だった。最後半(241頁)「孤独こそが、社会性を育む」を読むだけでもこの本の価値があると思う。著者とは一世代半ぐらい違うが、田舎の高校生の閉塞感がすごく共感できたし、椎名林檎のセカンドが出るまでは生きてみようかの件で、暗かった青春時代を少し思いだし恥ずかしくなった。

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    2018年01月30日
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う

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    考えてみるといつの間にか加齢しているわけだから、高齢者=性に関して達観しているは浅薄な考えといえる。パターンとして妻が痛くなったので夫婦生活は無しにしましょうでセックスレス化が多い気がする。
    本書で一番好きなのは作者のあとがき。ドラクエ風の作戦でいえば「ねんきんだいじに」とかではなく「じたばたしようぜ」という応援メッセージは心に響く。

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    2017年12月03日
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う

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    「高齢者」も「障がい者」も「普通の人」である。

    高齢者にだって性的欲求はある。
    ただ、生物学的に欲求が減少したり、性的な行為をすることが難しくなるだけ。

    それを理解している人はまだ少なく、だからこそ「高齢者」の性生活に支障をきたす場合が多い。

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    2017年08月07日
  • セックスと障害者

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    ホワイトハンズという障がい者への性的介助サービスを行う団体の代表である著者が、障がい者と性の問題について様々な角度から実態と問題点を書いた一冊。

    障がい者の性について、教育・犯罪・家族・マイノリティー・歴史・恋愛・結婚など様々な視点から書かれており、非常に勉強になりました。
    そのなかでも障がい者の子供の話は印象に残りました。
    また、性という人間において最もデリケートで、かつ誰もが持つものについて、障がい者において性とはどのように扱われてきたのか知ることができました。
    そして、障がい者の性の問題を解決するために著者が行うホワイトハンズをはじめとした様々な支援団体があることやその活動内容から実態

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    2017年07月10日
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)

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    東大在学中に上野ゼミに所属し、そこで研究の方法や議論の仕方を学んだ著者が性風俗産業を研究したところから、誰もが安全に性サービスを受けられる「性の公共」を求めて障害者へのサービスを行う「ホワイトハンズ」を作り上げる中で我が国の問題点を掘り下げた本。

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    2016年12月17日
  • セックスと障害者

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    これはやはり先生の専門に近いので意欲的でよみごたえがある。なるほどそうなっているのか、いろいろ難しいな、みたいな。

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    2020年06月15日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫を一種のウイルスにたとえて、それを予防し回避するための「ワクチン」や「処方箋」を提示することを試みる。

    「不倫は防げない」という現実から目を背けることなく、現実的に可能な解決を探っていく。
    結論としては、次善の策として、 婚外性交渉を社会的に条件付きで受容し、不倫によるリスクを低減させることを提案する。

    センシティヴな領域であり、皆が納得する結論を得るのは極めて困難と思われるが、考えるきっかけを与えることが本書の妙とも言える。

    人間である以上、「性」の問題からは逃れられない。
    その中で、いかに善く生きていくかを考えるヒントが盛り込まれた、「(真面目な)性の教科書」と言える。

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    2016年04月09日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    私は坂爪さんが目をつけるテーマが結構好きなので、今回もふむふむと楽しく読み進めた。書いてある内容も興味深く、不倫というより「多様な愛の形」を紹介している書籍。不倫のあれこれに限らず、交際クラブやポリアモリー(複数愛者)など、守備範囲は広めなので、新書にしては300p弱と、ややボリュームは多かった。
    文字上は「不倫をしないための“ワクチン”を接種しよう」と書いてあるが、結局は「別に不倫そのものは悪じゃない」ということに展開していて、「不倫を防ぐためにこの本を読んでねー!」という広告的な建前にはちょっと無理があるように思った。

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    2016年04月06日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫を学問としてとらえるこの本は、今の自分には現実的でないとしても、読み物としては手応えがあった。
    これこそ日常から一時的に離れる読書の醍醐味で、正月休みの時間の使い方としては、有意義であった。
    これからを生きる人間として、知っておいて損はない分野のことだと思う。

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    2016年01月03日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    帯のイラストからあからさまに「狙ってる」感じを受け当初はスルーしようと思ったが、著者の経歴の「重度身体障害者向けの性的介助サービスを提供するNPO」については以前どこかで読んだことがあり、また個人的にも不倫の社会的コストへの対処の必要性を感ずる機会があったため、興味をそそられ購入。

    現在一般に受容されている一夫一婦制を相対化するだけなら別に目新しくもないが、その制度的・生物学的な矛盾の軽減策としての「ポジティヴ婚外セックス」を "the least worst option" として提示する視点が斬新。あくまで「軽減」策であって「解決」策ではないと断りながらも、「不倫ワ

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    2015年09月06日
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)

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    不穏すぎるタイトルだが坂爪氏は性産業と国家に挑戦状をたたき付けた革命家といえる。
    卒論からして大胆だが水商売、ヘルパー等実地に体験してからの分析と次に移す行動が痛快である。
    坂爪氏は結婚に対しての考えも独特かつ正論で一読の価値はあると思う次第です。

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    2014年09月23日
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)

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    どのように事業を切り開いて行ったか、事業展開の過程で何を考え、どのようなトラブルがあったか書かれており、参考になった。
    業種が特殊で、サービスの提供側として先入観を持ちようがないテーマなのも良かった。

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    2013年03月21日
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)

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    い・やー、語る語るよ赤裸々に。
    大学(最恐の上野千鶴子ゼミ)でした研究を実社会に生かして武器にするところがよかったですね。机上の空論にならない実践(ホストとして働きながらで水商売研究したり、コムスンで夜間の派遣介護業務についてオムツ替えをしたり)がアクティブ!
    「性とは、生殖とは」を語るためには、自身のオリジナル婚活法まで語ってしまう尋常ならざる情熱。
    もう、ほんとに、一読の価値あり!

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    2012年11月12日