坂爪真吾のレビュー一覧

  • 見えない買春の現場 ~「JKビジネス」のリアル~
    主婦の私は、家庭が不満なの?って思って読み始めたけど、そんな単純な話しじゃなかった。

    買う人は買う。

    ただ、「JK ビジネス」と言っても実はJKじゃない?それは男性もわかってるとか。

    ただSNSが普及した今では、本物のJK と知り合ってしまう?

    「JK リフレ」
    「裏メニュー」
    『裏モノJ...続きを読む
  • パンツを脱いじゃう子どもたち 発達と放課後の性
    あんまり性の問題考えたことがなかったけど、本人も周りも困っちゃう大きな問題だ
    発達障害の子だけじゃなくて定型発達の子にもみんなに適切な性教育って必要だよね
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    この本は、不倫を「発生を防ぐべき社会問題」として捉え、不倫を予防するための処方箋を提案するというコンセプトを掲げる。他の同じテーマの本と共通する内容として、不倫自体は防げない、なくならないものだということ、そしてその端緒である厳格な一夫一婦制自体が、人類の歴史において定着したのはごく最近であり、それ...続きを読む
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    あとがきを読むと、著者自身、ネット上で様々な嫌がらせ・誹謗中傷にあい、裁判に訴えて損害賠償を勝ち取っているという。そんな経歴を踏まえて本書を読むと、かなり辛辣な書きぶりもなるほどと納得できる。怒りが麻薬に似ていて、「もっと怒りたい!」と怒る対象を探し回ってしまう等という一見意味不明な行動も、実際にあ...続きを読む
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~
    パパ活、それはお金が欲しい若い女性と疑似恋愛を楽しみたい男性がいるからこそ成立するサービス

    30代でコンサルしている既婚バリキャリの方も利用しているとのことで思ったより幅が広かった

    作者の専業主婦も広義でいうパパ活みたいな表現はちょっと批判されそうだけど
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    男性の「セックス」に纏わる幻想を読み解く啓発本。実践的なアドバイスや色んな問いへの「答え」が沢山あったのが面白かった。
    一方で「批判が多い」と書きながら内容が明かされなかったり、実践者故のポジションを強く取る姿勢や書き方は、後書きで掲げる「長く残る古典」を目指すにはやや不足感があった。とはいえ積読の...続きを読む
  • 性風俗サバイバル ――夜の世界の緊急事態
    著者の文章というか、ロジックというか、端的に浅薄な概念操作が鼻につくのはいつものことで、それだけで個人的な評価は⭐️3以下確定なのだが、本書の現場レポートとしての希少性とタイムリーさを加味して評価した。9か月で24000件の相談は、まさに野戦病院。うち何件を弁護士+SWで対応したのかはわからないが、...続きを読む
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    Twitterで散見される「許せない」という強い感情。怒りを簡単にシェアすることができるようになった今、蔓延する怒りはどこから来るのかを知りたくて読んだ。
    女が許せない、男が許せない、LGBTが許せない、萌え絵が許せない…各章で挙げられた例の強さはなかなか。「許せない」という感情は、依存症であるとい...続きを読む
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~
    卑猥な内容かと思ったが、“人間関係を築く中で大切なことは何か”にフォーカスが当てられていたり、“パパ活なしには生活できない社会構造”に目を向けたりで結構よかった
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困
    20代前半の男性ですが、「社会背景を理解するため」「これから二極化が進む中で風俗業の女性たちは何を考えているのか」そういった側面を少しでも理解できればと本書を手に取りました。

    風俗に関わる女性は、やはり自分や周りを客観視できないことで様々な問題が起こっていると感じました。なぜ、その状況でそんなこと...続きを読む
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    Twitterでのジェンダー(女性差別や性自任、性的表現など)をテーマとしてたびたび起こる炎上。
    なぜ炎上は起こるのか。
    毎回、具体的な事件は異なるものの、議論の方向性がほとんど同じで、いつも平行線(というか誹謗中傷の殴り合いのような様相)になるのはなぜなのか。

    そして、誹謗中傷に気炎を上げるひと...続きを読む
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困
    自分の身勝手で無責任に子どもを産んでいるのにという怒りを覚えてしまう反面、そうした状況を作り出してしまっているのは女性だけでなく、男性にも大きな原因があること、そして社会全体で女性の貧困問題に向き合い取り組まなければ、こんごの経済成長や少子高齢化問題を解決できないと感じた。
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    Minorityの声は取り上げられやすいしメッセージ性も強いが

    自分ではminorityと思ってない人たちは、そもそも声をあげないんだよなぁ
    と、ヘテロな日本人男子として思う

    炎上させ屋はリア充じゃないんやろなと思いながら読んでたらまさにそういう締めくくりだった
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困
    性風俗に関わるシングルマザーをテーマにしていたが、最終的には現代社会の「家族」や「働く」の課題やその課題を解決する方法(教育の問題点)に着目していた。

    本の内容に、現在の教育では会社員として必要なことしか教わらない。今後の将来を生きていくには従業員だけでなく自営業・起業に必要な知識を身に付ける教育...続きを読む
  • 性風俗のいびつな現場
    熟女、地雷系風俗などは貧困女性のセーフティーネットとして機能しており、一度は福祉と繋がった経験のある女性が多いというのが興味深かった。(福祉に頼りたくない・福祉との繋がり方がわからない女性が多いイメージを持っていた)
    また、夜の職業から抜け出そうにも、昼職に転職するには少なくとも1か月は給与が支払わ...続きを読む
  • 性風俗のいびつな現場
    興味本位で購入したが、論旨明快で、読みやすい。普段なじみのない特殊性風俗の実態もわかりやすかった。

    行政管理のない産業であるため、著者の個人取材の限界を感じる部分もあった。
    しかし、取材から導き出された、『性風俗は絶対になくならないと同時に、「否認の無効性」「沈黙の有害性」「公認の不可能性」という...続きを読む
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困
    読み進めていると辛さを感じる一方で、取り上げられている方々の前向きさに驚かされる。もちろん、筆者が現場を回る中で聞き取った情報のうち、公開が可能だと思われるものだけをいれているのだろう。

    本書を読んでいて気づくのは、やはり貧困は連鎖するということだろう。本書に取り上げられている多くの例では、シング...続きを読む
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~
    ・パパ活を行う際、最も重要なのは、自分か相手の立場だったらどう思うかを常に考える、という人間関係の最も基本的な作法だった
    ・相手に何ができるか考えろ
    ・自分がお金を払ってまでその相手に会いたいのかを見つめ直す。自分にとってその男性は大事な存在か
    ・交際クラブに登録する男性は、キャバクラや風俗のような...続きを読む
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~
    相手に何を与えられるか考えて向き合う

    パパ活は貧困女子のお小遣い稼ぎで一括りにできるものではなく、10歳以上も歳の差のある男性とのコミュニケーションスキルを持っていることや女性優位の関係を構築する能力が必要。

    男性側の心情も赤裸々に語られており、その心情についてよく知ることができる。割りきれるの...続きを読む
  • 「身体を売る彼女たち」の事情 ──自立と依存の性風俗
    日本の最下層の人たちに焦点をあてた話。
    体を売ってでしか生活できない女性達の生々しい実生活というか。
    一度貧困になると抜け出すのは容易ではないと思った。