坂爪真吾のレビュー一覧

  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    帯のイラストからあからさまに「狙ってる」感じを受け当初はスルーしようと思ったが、著者の経歴の「重度身体障害者向けの性的介助サービスを提供するNPO」については以前どこかで読んだことがあり、また個人的にも不倫の社会的コストへの対処の必要性を感ずる機会があったため、興味をそそられ購入。

    現在一般に受...続きを読む
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    ナソパでの新規開拓はタブーに触れることで得られる快楽であり、瞬間的な満足しかえられないものだと学びました
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    男子の貞操と銘打っているけれども男女関わらず読んで欲しい良書です。
    自分の性嗜好や性への思い込み、偏見を取り払って好きな人ときちんと対峙することがいかに大切で難しいか。
    誰かから与えられた情報ではなく、自分の体と心と向き合って、ひとりの人間として性愛に向き合う、とっても基本的だけど大事なことがたくさ...続きを読む
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    不穏すぎるタイトルだが坂爪氏は性産業と国家に挑戦状をたたき付けた革命家といえる。
    卒論からして大胆だが水商売、ヘルパー等実地に体験してからの分析と次に移す行動が痛快である。
    坂爪氏は結婚に対しての考えも独特かつ正論で一読の価値はあると思う次第です。
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    ちょっとネットで話題になっていたので。
    論にちょっと無理があるような気がするが、男性の性を客観的に捉え論じている。
    AVや風俗は、性の記号化であり、記号消費には意味がないと。
    岡山の連れ去り事件の報道を見ていると、カレも記号化された性が犯行に導いたのかもと思う。
    あとがきにもあるが、「エロ」と「愛」...続きを読む
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    恋愛もセックスも、そこに至るまでに人間関係を積み重ねなければいけない、面倒くさくてコスト(時間もお金も)のかかるもの。
    職場や友人以上に濃い人間関係をつくりあげるんだから、その労力たるや。
    日本人男子がセクシャルデビューするまでの背景、問題点を過去の日本の風習なども引き合いに出しながら解説し、その処...続きを読む
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    なるほど,という感じですね。自分がこれまで気づかないできたことをわかりやすく伝えてくれる好著だと思います。
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    どのように事業を切り開いて行ったか、事業展開の過程で何を考え、どのようなトラブルがあったか書かれており、参考になった。
    業種が特殊で、サービスの提供側として先入観を持ちようがないテーマなのも良かった。
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    い・やー、語る語るよ赤裸々に。
    大学(最恐の上野千鶴子ゼミ)でした研究を実社会に生かして武器にするところがよかったですね。机上の空論にならない実践(ホストとして働きながらで水商売研究したり、コムスンで夜間の派遣介護業務についてオムツ替えをしたり)がアクティブ!
    「性とは、生殖とは」を語るためには、自...続きを読む
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    「障害者の性」についての本、と思って読むと、健常者も含めた我々全員の「性」のあり方を考えさせられる。『セックスボランティア』を読んだときもそう思った。言われてみればという感じだったけど、「『結婚は、恋愛の延長線上にあるもの』という概念が...わずか30〜40年程度の、ごくごく最近の話にすぎ」ないこと...続きを読む
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    確かに尋常ではない。著者の性の公共化に関する熱意が、である。

    著者は一般社団法人ホワイトハンズの代表である。この組織は、障害者への射精介護などを行っている組織だ。河合香織著「セックスボランティア」を読んだ直後に読んだため、実際に活動されている方の取り組みを知って驚いた。というか、このような活動を知...続きを読む
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    いやはや、まさしく尋常ならざる情熱でした。

    友人が「最も尊敬する人のひとり」に挙げた実兄の著書。
    友人やマスコミを通して著者の活動については
    なんとなく知ってはいましたが、
    正直穿った見方をしていたかもしれません。

    「障害者の性」

    未だどこかタブーのニュアンスがありますが、
    著書はこれを介護サ...続きを読む
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    TwitterもといX、色々な角度から怖くてやめてしまった…。

    ひとつは自分が怒り中毒やSNS依存になってしまう怖さ。

    ひとつは「許せない」がやめられない人たちに目をつけられる怖さ。

    どうして?っていうときにこの本を読んでちょっと落ち着いたし、私には現実が1番大切です…。

  • 性風俗サバイバル ――夜の世界の緊急事態
    ただでさえ危うい働き方をしている人たちが、コロナによって更なる窮地に立たされてしまったことは想像に難くない。そのような人たちを支援する著者らの活動がまとまっていた。
    こうした活動に熱心な著者らには本当に頭が上がらないのだが、著者の本を何冊か読んだ身としては、今回の内容は著者の活動にフォーカスしており...続きを読む
  • 日本百名虫 ドラマティックな虫たち
    <目次>


    <内容>
    ドラマチック編だが、虫と言うよりも「虫屋」の人たちのドラマチックな生き様にスポットか?虫はともかく種類が多すぎ、亜種もたくさんいるようで、その一方研究者は少なく、アマチュアの活躍に今も昔も依存しているようである(日本の場合)。虫たちは、食べ物などから生息域が限られ、そこを人...続きを読む
  • ツイッターで学ぶ「正義の教室」
    言葉の定義や分類が非常にシンプルでわかりやすく、文章も中学生が読んでも理解できるようなものである。
    著者のことはよく知らないし、参考図書•文献の記載がないので説明の根拠や背景は不明だが、内容もうなづけることが多い。正義の4段階というのは初めて聞いたが、自分の経験上では本当にその通りだと思う。

    ツイ...続きを読む
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う
    たまたま何かで目に入って購入。子供がいるから、そのことばかりに目が行くが、実はすでに日本は高齢化社会で、超高齢化するのだから、大きな問題はボリューム的にも高齢者側から起こるはずである。そう思い手に取る。
  • 性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困
    保育所の現実として、この様な家庭事情の方も多く入って来られる。その方々の内情をざっくり知るには良い本。

    育児の大変さはみなと同じと思う。結婚しているからとか、母子家庭だからとか言う事はあまり関係がない。仮に結婚して旦那さんがいたとしても子供が泣き止まない、旦那が何も面倒みてくれないとなると結局自分...続きを読む
  • パパ活の社会学~援助交際、愛人契約と何が違う?~
    得たものも失ったものの特にない

    お金さえもらえればオッケーではなく、次の予定をさっと入れるなど関係を続けるには小さなことの積み重ね

    パパ活マニュアル化最適化おじさん
    PDCAを回す笑

    自己実現、自己成長に重きを置く自分の性格上、
    自分の性格上、結婚しないメリットが大きいような気がした
    シナジー...続きを読む
  • 情報生産者になってみた ──上野千鶴子に極意を学ぶ
     あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。
     
     2019年、東京大学の入学式祝辞でこ...続きを読む