坂爪真吾のレビュー一覧

  • 未来のセックス年表 2019-2050年

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    日本人の性行動がどう変わるか。人口構成の変化(少子高齢化)と無縁ではいられない。

    パパ活、ジジ活はうなづける。

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    2019年05月06日
  • 未来のセックス年表 2019-2050年

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    ネタバレ

    <目次>
    第1部 日本人の性 未来予測カレンダー
    第2部 テクノロジーを変えるセックスの未来

    <内容>
    第1部が数年刻みで、セックスを中心に未来予測。第2部が松原仁、藤井直敬との対談からなる。
    基本的に、セクサロイドやVRなどの技術により、男女がまぐわい合うことなくセックスが成立する、などの予測や、日本では遅れている夫婦別姓や同性婚などの法制化が遅ればせながら進むなど、書かれている。まあ、恐ろしいというか、恋愛や生身のセックスはどんどん退化していく様子が書かれ、それでも欲望としての性愛をどうしていくか、考えている人がいるのだなと感じた。

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    2019年04月02日
  • 「身体を売る彼女たち」の事情 ──自立と依存の性風俗

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    JKリフレ、デリヘルなど生産業が貧困女性の受け皿になってしまっている日本の社会問題を支援組織側から赤裸々にまとめた内容。重たいし、暗い話題。知っておくのは何かの役にたつかもしれない。この著者の本は見つけたら買ってしまう。

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    2019年01月01日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫の学問。
    メモしておきたいのは、
    ・性欲と性交欲は別物。そのため、不倫をしている人には「セルフプレジャー(マスターベーション)」では代替できない
    ・一夫一婦制は、ほかの制度に比べてうまくいっているだけで、人類にとって最適ではない。複数の人を好き(ポリアモリー(複数恋愛))になるのは生物として自然なのかも。
    ・「クーリッジ効果」:新しいメスとの性的パートナーとの出会いがあるとオスの性的欲求が回復する現象
    また、不倫がうまくいくのは自身の家族との関係が良好であることという矛盾が皮肉でした。。

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    2018年11月05日
  • 孤独とセックス

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    タイトルだけだと多分読まない本だが、新聞書評に惹かれて読んでみた。個人の体験だけでは社会学にはならないが、なかなか的を射た内容で興味深い論考だった。最後半(241頁)「孤独こそが、社会性を育む」を読むだけでもこの本の価値があると思う。著者とは一世代半ぐらい違うが、田舎の高校生の閉塞感がすごく共感できたし、椎名林檎のセカンドが出るまでは生きてみようかの件で、暗かった青春時代を少し思いだし恥ずかしくなった。

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    2018年01月30日
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う

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    考えてみるといつの間にか加齢しているわけだから、高齢者=性に関して達観しているは浅薄な考えといえる。パターンとして妻が痛くなったので夫婦生活は無しにしましょうでセックスレス化が多い気がする。
    本書で一番好きなのは作者のあとがき。ドラクエ風の作戦でいえば「ねんきんだいじに」とかではなく「じたばたしようぜ」という応援メッセージは心に響く。

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    2017年12月03日
  • セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う

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    「高齢者」も「障がい者」も「普通の人」である。

    高齢者にだって性的欲求はある。
    ただ、生物学的に欲求が減少したり、性的な行為をすることが難しくなるだけ。

    それを理解している人はまだ少なく、だからこそ「高齢者」の性生活に支障をきたす場合が多い。

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    2017年08月07日
  • セックスと障害者

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    ホワイトハンズという障がい者への性的介助サービスを行う団体の代表である著者が、障がい者と性の問題について様々な角度から実態と問題点を書いた一冊。

    障がい者の性について、教育・犯罪・家族・マイノリティー・歴史・恋愛・結婚など様々な視点から書かれており、非常に勉強になりました。
    そのなかでも障がい者の子供の話は印象に残りました。
    また、性という人間において最もデリケートで、かつ誰もが持つものについて、障がい者において性とはどのように扱われてきたのか知ることができました。
    そして、障がい者の性の問題を解決するために著者が行うホワイトハンズをはじめとした様々な支援団体があることやその活動内容から実態と様々な問題があることも知りました。
    刺激的なタイトルの本書ですが、内容は非常に考えさせられるものが多く、障がい者同士の相互理解が乏しいなど今までの自分の認識が大きくズレていると感じるところも多くありました。

    バリアフリーやLGBTについての理解は以前に比べると広がってはいますが、まだまだ偏見や無知な部分が多く、障がい者にとって自立することのできる生きやすさが感じられないところはあると思いました。
    そして、本書の著者が行うホワイトハンズという障がい者の性的支援を行う団体を通じて障がい者の人間としての尊厳的な部分に触れ、そこから支援される立場ではなく自立するためにどのようにしていくべきかを深く考えさせられました。

    障がい者にとって利他的な精神を持つために、ひとりひとりが社会的な問題として捉えていくことが大切であること。そこから自分にできることを行い、結果を積み重ねていくことが健常者との性についてのズレを解消し、自立するための道筋を照らしてくれるのでは無いかと本書を読んで強く感じました。

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    2017年07月10日
  • 性風俗のいびつな現場

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    妊婦・母乳専門店に地雷専門店、そして熟女専門店。
    この特殊な「専門店」。
    そういった需要があることにも驚いた。
    男性の欲望はあまりに単純で、細分化されすぎていてめまいがする。
    供給もまた同じようにあり、その供給者の多くが根深い問題を抱えている。

    性風俗、というと多くの人は蔑みの目を向けるだろう。
    男性ならば利用して医療がいまいが、単純に女性を貶めるような考えのもと、女性ならば女の価値を下げるものとして、従事者ならばデリヘルより、ソープより、私の方がまだまし、とランク付けを行う。
    しかしそんな単純な図式で性風俗は語れるのだろうか?
    ひっそりとあることをないことにして、見ないようにして、悪の巣窟のように捉えて絵、それで物事の本質を見ていると、社会を知っていると言えるのだろうか?

    見えない弱者、セーフティネット(日本のそれは脆弱だけれど)から漏れたものがそこにはいる。
    彼女たちが抱える問題はまさに現代の問題そのものだ。
    精神疾患(発達障害も含む)、貧困、DV、シングルマザー、教育格差、肥満。
    なぜ彼女たちは搾取されるのか、なぜ貯金できないのか、なぜ行政につながっていても彼女たちは風俗を選ばざるをえないのか。
    そこを知らずに単純に善悪の問題と捉えては、彼女たちの抱える本当の問題の解決には至らない。

    著者は福祉や司法に、風俗と共闘せよ、支援を行うならあえて風俗を通せと主張する。
    それは非常に難しいとは思うが、納得できる部分もある。
    私個人の感想を付け加えるなら、教育面からのアプローチも必要だと思う。
    無知による恐れは搾取につながる。
    自己責任と放置するより先に、知識を与えなければ、社会は疲弊し、成り立たなくなってしまう。

    最後に一点、239ページの最後の二行は著者の決意表明でもあるのだろうが、はっきり言って蛇足だ。
    これまでの真剣さを「厨二病」的な安っぽさで台無しにしている。
    改訂版、続編等出すのであれば再考を願いたい。

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    2017年02月15日
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)

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    東大在学中に上野ゼミに所属し、そこで研究の方法や議論の仕方を学んだ著者が性風俗産業を研究したところから、誰もが安全に性サービスを受けられる「性の公共」を求めて障害者へのサービスを行う「ホワイトハンズ」を作り上げる中で我が国の問題点を掘り下げた本。

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    2016年12月17日
  • 性風俗のいびつな現場

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    ネタバレ

    対象となった性風俗従事者と我々の生活がそうとう離れているため、実感としてピンとこないところがある。
    でも、実際に性風俗店にいってみれば、相手のなかには、そのような辛い生活を強いられている人もいるだろう。
    風俗産業が福祉の最後の砦になっていることが社会悪として認めることも駆除すべきことでもない、中庸なアプローチが必要で、風俗業は仕事の多様性の1つとして認知され、もっと十分な支援が得られられるべきことであることがわかった。

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    2016年10月13日
  • 性風俗のいびつな現場

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    タイトルに興味を持ったので購入してみた。

    内容は、デリヘルを起業した障害者、妊婦。母乳専門店、激安店、地雷専門店、熟女専門店というデリヘルでもどちらかというと美人高級店とは対照的な立ち位置にある店舗の実態現場レポートと、そこに働く女性たちを救うには行政側の福祉との関わり合いが必要であるという筆者の考えをまとめたもの。

    いわゆる風俗業を「存在は悪であってなくすべきであり、そこで働く女性たちも業界から救い出す」という考えではなく、風俗は世の中から無くならない職業であり、是認はしないが容認し、働き続けることを前提に女性が精神的にも経時的にも自立するにはどうしたらよいかという問題に一定の解決策を提言している。

    デリヘルでも下層に位置する店舗の実態を知るという上では貴重なレポートではある。特に、女性たちに生活保護者や程度の知的障害者が多く存在していること、女性たちが嫌々働いているのではなく、むしろ体調さえ良ければ出勤日以外でも待機室に出向いてくるという実態は、もっと世間に知られるべきであろう。
    そうした女性たちを救うというか助けになるのが公的や私的(つまりNPOなどの機関)な福祉のシステムだというのだが、実態レポートを読む限りそうそう女性たちの救いの切り札になり得るかどうかは釈然としない。

    ただ、いわゆる低層風俗業を肯定的に見てのレポートという点で、筆者の姿勢は一定の評価はできると思う。こうした問題は、社会悪だとか風俗業の全面否定からでな何も解決しないからだ。ただ、何をどう解決すべきなのか、風俗業全体を一括して語ることはできない。しかし、だからといって業界でも下層に位置する業種だけを観るなら、これまた偏った問題解決しか見いだせない。本書はそうした問題の解決策の糸口をつかむきっかけにはなるだろう。

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    2016年08月30日
  • セックスと障害者

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    これはやはり先生の専門に近いので意欲的でよみごたえがある。なるほどそうなっているのか、いろいろ難しいな、みたいな。

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    2020年06月15日
  • 性風俗のいびつな現場

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    性風俗のリアルを描き、その現状分析、問題・課題の抽出、さらに解決策の提案まで行うという意欲作。

    ・新しい視点の提供
    風俗は粋な文化、
    風俗は夜のライフワークバランスをとるためのツール、
    社会のグレーな部分を吸収してくれる社会的装置、
    風俗は貧乏な女性たちにとってこそ必要、
    支援としての性風俗、労働の場の提供

    ・妊娠、母乳専門の風俗
    妊娠前後の働き口のない女性たちの、稼ぎ場所になっている。しかし、実際はここではたらくことのできる女性たちが少ない。
    なぜって、倍率がめちゃ高い。店は10の応募に対し1,2まで絞り込む。美人でなければ売れないからだ。他にも、勤務態度が良くなければ困る。だから厳選するのだ。

    ・排除、不可視化、公認ではなく、「容認」
    風俗の果たす役割を考えれば、完全に排除するのは難しい。かといって見て見ぬふりをすると、性感染症、社会の乱れに繋がる。だが倫理的な観点から、これを社会全体で公認することもできない。必要なのは、社会がこのグレーな部分を受け入れる容認だ。

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    2016年04月30日
  • 性風俗のいびつな現場

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    正直読む前は、単にいろんな風俗店の紹介本だろうと思っていたが、違った。風俗と福祉、社会をつなぐためにどうしたらいいのか著者の問題意識を感じされる本。
    最後のクイズの答えは何だろうか。
    おそらく〇〇〇の三文字ではないか。なぜなら若い女性だけではないからだ。

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    2016年04月24日
  • 性風俗のいびつな現場

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    読みたかった本。前半は確かに現場ルポの体裁をとっていますが、後半は12年の歳月を経た斬新な提言の書です。あらてめて、メディアによる偏見の産物や私的な思い込みに惑わされないようにしなければと思いました。

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    2016年04月22日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫を一種のウイルスにたとえて、それを予防し回避するための「ワクチン」や「処方箋」を提示することを試みる。

    「不倫は防げない」という現実から目を背けることなく、現実的に可能な解決を探っていく。
    結論としては、次善の策として、 婚外性交渉を社会的に条件付きで受容し、不倫によるリスクを低減させることを提案する。

    センシティヴな領域であり、皆が納得する結論を得るのは極めて困難と思われるが、考えるきっかけを与えることが本書の妙とも言える。

    人間である以上、「性」の問題からは逃れられない。
    その中で、いかに善く生きていくかを考えるヒントが盛り込まれた、「(真面目な)性の教科書」と言える。

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    2016年04月09日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    私は坂爪さんが目をつけるテーマが結構好きなので、今回もふむふむと楽しく読み進めた。書いてある内容も興味深く、不倫というより「多様な愛の形」を紹介している書籍。不倫のあれこれに限らず、交際クラブやポリアモリー(複数愛者)など、守備範囲は広めなので、新書にしては300p弱と、ややボリュームは多かった。
    文字上は「不倫をしないための“ワクチン”を接種しよう」と書いてあるが、結局は「別に不倫そのものは悪じゃない」ということに展開していて、「不倫を防ぐためにこの本を読んでねー!」という広告的な建前にはちょっと無理があるように思った。

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    2016年04月06日
  • 性風俗のいびつな現場

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    丁寧に風俗の現場にあたり調査研究し、非常に上手い文章と構成力で描かれた良書。本書内にあるようにこれまで風俗は「ネタ」としてサブカル領域において、人々の好奇心を刺激するものとして扱われてきた傾向が強いが、本書は調査研究分析を行うだけでなくソーシャルワークと風俗を繋げる実践活動を行い、それを書いている。熟女専門風俗店における母親がいない30代若者の客のエピソードはなんともいえない気持ちになった。

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    2016年01月16日
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~

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    不倫を学問としてとらえるこの本は、今の自分には現実的でないとしても、読み物としては手応えがあった。
    これこそ日常から一時的に離れる読書の醍醐味で、正月休みの時間の使い方としては、有意義であった。
    これからを生きる人間として、知っておいて損はない分野のことだと思う。

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    2016年01月03日