坂爪真吾のレビュー一覧

  • 性風俗のいびつな現場
    悪とは思わないけれど、社会通念上は認められない存在である性風俗関連特殊営業に関する考察。
    経営者、働く人、ブラック環境、社会環境・・と様々な側面からのルポで、
    至って真面目な切り口です。
    日本は勿論、万国にある夜のマーケット。事情は皆共通なのだろうか?
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    こういう、男子が自らの性のことを真面目に肯定的に考えたり、性的なことに関して社会のなかや人とのかかわりについて考えることって大切だと思う。そういう意味では、わりと意欲的でエポックメイキングな一冊だと思うけれど、読んでいると何となく違和感が。
    それは、過去は現代とは違ってうまく回っていたというような言...続きを読む
  • 見えない買春の現場 ~「JKビジネス」のリアル~
    なかなか読みごたえあるルポ。着眼がいい。筆者の言う通りなくなること無い風俗のひとつ。普段目にしない人にとってはとても新鮮。
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    う~ん・・・なんかモヤモヤしています。

    「不倫ワクチン」を手に入れを!開発しろ!という割には、最後は「エイズも不倫を止められない」となり、結局「浮気(不倫)は仕方がないもの?」な感じでした。
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    ○引用

    かつては倫理や道徳の問題だったが、現在の心理学的アプローチにおいては不倫を「夫婦の関係性の問題+本人の成育歴の問題」として捉える視点が主流である。

    自立とは、多くの依存先を確保している状態

    「自分の感情を自力で腑分けできる」ようになる。これによってメンタル面でのトラブルの解決速度が上が...続きを読む
  • 性風俗のいびつな現場
    扇情的なタイトル
    アイキャッチはうまい

    営業の現場からのインタビュー
    著者の意図が明確になるのは中頃過ぎ
    社会的な弱者と福祉を結びつける意図が明確に見え隠れする

    その筋の人たち
    グレーのままが良いこともある
  • セックスと障害者
    すいすい読めるし、いろいろなことに言及はしているが、当事者ゆえの臨場感がないし、ひとつひとつの結論づけがありきたりで薄っぺらく、読後に何も残らない。背徳感とかそういったものはおもしろさという意味ではプラスになるが、当たり前のものとして書かれすぎていて、おもしろさがまるでなかった。総花的。出すことが目...続きを読む
  • 性風俗のいびつな現場
    貧困女性のセーフティネットの一つに風俗産業がある。しかもジャンルが細分化し、若さや容姿を求める訳でないニッチなニーズ(もはやニッチでないボリュームだったりする)にマッチすべく、熟女から地雷系まで「女性」というだけで受け皿が用意されるご時世。
    女性側も簡単に足を踏み入れられ、もはやひと昔前の「苦界」で...続きを読む
  • セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書)
    手にするのをためらってしまうタイトルだが、障害者も生殖機能的な健康を維持する権利があると説き、障害者の射精サービスや性教育プログラムを立ち上げるまでの奮闘記。
    内容が内容なのでどうしても第三者的に見てしまうが、著者の行動力にはあっぱれ。その行動力を下支えしているのは知識と自信なんだろうな。面白かった...続きを読む
  • 性風俗のいびつな現場
     著者は東大・上野千鶴子ゼミの出身で、障害者に対して射精介助サービスを提供する非営利団体「ホワイトハンズ」の代表理事。社会福祉の専門家だ。
     当初この本は「風俗福祉論」という仮題で企画されていた。「最底辺風俗の社会学」というタイトル案もあったらしい。
     つまり、そういう本なのだ。
     風俗と福祉を同じ...続きを読む
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    軽く読める内容ではなかった。
    不倫をただ嫌悪していた私としてはためになった部分もあるけど、考察内容に疑問も残る。
    サンプルが少なすぎる。
  • 性風俗のいびつな現場
    前著は何言いたいのかわからなくてあれだったけど、これは読みごたえがある。全体からするとかなり限定された人々なんだろうけど、「そうなってるのか」みたいな驚きがある。この先生は実際ルポライター・活動家に適性がある気がする。
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    新聞で著者が行っている社会的活動に興味を感じ、本書の紹介があったため読んだ。倫理や常識という言葉で片付けずに、真摯に社会学の視点で「不倫」に向き合っている点が好感を感じた。また、文章が非常にうまいと感じた。
  • はじめての不倫学~「社会問題」として考える~
    いろいろやりたいことがあるのだろうが、非常に雑多なネタのよせあつめで、それがいろいろちぐはぐでよくわからん。文献表つけてほしい。



    半端なこと言わずに「楽しく不倫しましょう」って書けばいいのではないかという印象。意欲ある人なのでがんばってほしい。
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    男が妄想する「性」の正体は、実は国というお上によって作られたものなのだ。とする著者の論理にもなるほど一理あるかも、と思ってしまう。
    ただし、初体験について「最も個人的な体験が、最も社会的な体験である」など一見すると訳の分からない主張があったり、「セクシャル・リテラシー」などのカタカナ外来語が見受けら...続きを読む
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    エロ動画に晒されている現代男子に捧げられた書。
    理屈はわかる気もするが実際に記号化されたものや人があるわけで。。
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    タイトルがおもしろそうで手を出したけど中身は冗長。
    ふんふんって適当に読んでいてもあっという間に読み終わる。この主張が正しいにせよ正しくないにせよ広まらなさそうなことは確かです。
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    若者は読んでみると面白いかもしれない。
    内容は、実にまじめ。

    まじめに性を語っているけれど、現実離れしていないところもあって、面白い。
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    この本は、とりあえず「お前らAV見過ぎ!」ってことを言いたいんじゃないかなと思います。

    それはそうなんですけど、そうなってしまう男の事情もあって、その説明の仕方は独特でおもしろいです。

    筆者は、第二次性徴から「初体験」までの7,8年くらいの間にエロ産業にドップリ浸かってしまうことが問題で、そうす...続きを読む
  • 男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る
    男子に抱く気持ち悪いとかあれ?って思う感じが、記号でみる習慣であって思った。
    歴史的に見て、恋愛、セックスが面倒くさいっていうのは普通だったんだなあ。
    セックスには抱き合うことがまず大事。