あらすじ
顔のみえない買春男性の素顔を暴く!
性風俗や売春を扱った書籍の宣伝文句には、「なぜ彼女たちは身体を売るのか」「裸になったのか」
という女性を主語にした問いが必ずと言っていいほど使用される。
しかし「なぜ彼らは」という男性を主語にした問いが使用されることはまずない。
いつの時代も、男性は自らが買う理由を問われることなく、売る理由を問う側であり続けてきた。
それゆえに、彼らは顔の見えない匿名の存在であり続けてきた。
本書ではこうした「名前のない男たち」の実像に迫る。
以下は実際にJKビジネスを利用している男性の声である。
「JKリフレに通ったことで、コミュニケーション能力は上がった。今では『結構しゃべる方だね」と言われるようになりました」(30歳・SE)
「アイドルの握手会などの類似のビジネスもある中で、JKビジネスだけを摘発するのは不条理です」(25最・接客業)
「JKリフレには、風俗でも満たされない、マッサージでも満たされない何かがある」(45歳・商社)
【目次】
第1章 買春の歴史
第2章 メディアと買春
第3章「月刊買春」の世界
第4章「婚活」としてのJKビジネス
第5章 曖昧さの引力
第6章 児童買春という不幸を減らすための提言
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リフレを恋愛道場とみなす発想はユニークにみえて的を得ているように思える。
買春側からフラットな視線で考察していのも斬新。裏モノジャパンが月間買春という扱いで紹介されていた。この著者はインタビューして行く先も上っ面じゃないのが素敵。
Posted by ブクログ
「売春」ではなく「買春」ということで、利用者である男性目線で書かれたJKビジネスの本。まず着眼点が面白いのだが、それ以上にどんな人がユーザーとなるのかを垣間見ることができて興味深い。
インタビューしている人数に限りがあるため、必ずしも本書に登場するようなユーザーばかりではないのだろうが、少なくとも自分が想像していたような男性像とは少し違っていた。なぜ、JKあるいはそれに類するものなのか、ユーザーのニーズも思った以上に色々とあるようだ。
何をもって解決とするかが難しそうなテーマである。
Posted by ブクログ
主婦の私は、家庭が不満なの?って思って読み始めたけど、そんな単純な話しじゃなかった。
買う人は買う。
ただ、「JK ビジネス」と言っても実はJKじゃない?それは男性もわかってるとか。
ただSNSが普及した今では、本物のJK と知り合ってしまう?
「JK リフレ」
「裏メニュー」
『裏モノJAPAN 』鉄人社
勉強になりました。
Posted by ブクログ
女性側からの本が多い中での、買う側の男の実情に迫った一冊。
女性視点でも感じるが、こういう問題は一般的にメディアが作り出している人物像の人たちが行動してるだけでなく、結局は多様な人たちが加担している、興味本意で行動していることがわかる。