あらすじ
女性が年上の男性とデートをし、見返りに金銭的な援助を受ける「パパ活」が広がりを見せている。いったい何が彼女ら彼らをパパ活に駆り立てるのか? パパ活に関わる女性・男性へのインタビューを敢行し、交わされる金額、年齢・職種、主戦場である交際クラブについてなど、生の情報を掲載。現代社会は、こうした新たな人間関係の在り方を許容できるのか? 自由恋愛の最果ての地、「父なき時代」の現在を克明に描き出す。
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Posted by ブクログ
基本的には自分と異なる世界線に存在するものだとは思うんだけど、色々調べてみると、社会の鏡であることがわかる一例ではないだろうか。自分には関係ない、とか、穢らわしいとかで済まさずに、少し考えなをすきっかけとなる一冊となった。
Posted by ブクログ
パパ活、それはお金が欲しい若い女性と疑似恋愛を楽しみたい男性がいるからこそ成立するサービス
30代でコンサルしている既婚バリキャリの方も利用しているとのことで思ったより幅が広かった
作者の専業主婦も広義でいうパパ活みたいな表現はちょっと批判されそうだけど
Posted by ブクログ
卑猥な内容かと思ったが、“人間関係を築く中で大切なことは何か”にフォーカスが当てられていたり、“パパ活なしには生活できない社会構造”に目を向けたりで結構よかった
Posted by ブクログ
・パパ活を行う際、最も重要なのは、自分か相手の立場だったらどう思うかを常に考える、という人間関係の最も基本的な作法だった
・相手に何ができるか考えろ
・自分がお金を払ってまでその相手に会いたいのかを見つめ直す。自分にとってその男性は大事な存在か
・交際クラブに登録する男性は、キャバクラや風俗のようなプロの女性を嫌い、一般女性に近い素人の女性を好む傾向にある
・パパ活をして幸せになれる人は、パパ活をしなくても幸せになれる人だけというジレンマ
・自分の課題と他人の課題を区別できない人は交際クラブをやらない方がいい。変えられるものと変えられないものを区別した上で、変えられるところにエネルギーを注力した方がいいということ
・能力主義の階層社会においては、「上の階層に行くためには、押しよりも引きが大切」というピーターの法則が働く
・努力で解決できるのは自分の課題だけであり、経済格差といった社会課題は個人の努力ではどうにもできない。
・パパ活という言葉は、交際クラブ最大手のユニバース倶楽部によって戦略的につくり出され、戦略的に広められた。流行の背景には、成果報酬で稼ぐことに心血を注ぐアフィリエイターたちの存在があった。ネットの情報を動かしているのはアフィリエイターであり、彼らがパパ活という言葉を育てた
・パパ活も生き方の一つで、年上の異性とのコミュニケーションの取り方の一つ
・規律だけではなく自律が求められる。虚空にビジョンを描き出し、それに基づいて自らの思想と行動をデザインできる人だけが楽しめる世界である
・自分のやってることに意味を与えてくれる神様はどこにもいない。むしろ、自分でつくった神崎を自分で拝むことのできる力を持っていないと戦えない
Posted by ブクログ
相手に何を与えられるか考えて向き合う
パパ活は貧困女子のお小遣い稼ぎで一括りにできるものではなく、10歳以上も歳の差のある男性とのコミュニケーションスキルを持っていることや女性優位の関係を構築する能力が必要。
男性側の心情も赤裸々に語られており、その心情についてよく知ることができる。割りきれるのもわかる気がする。
どんな女の子がおじさんに好感が持てるのか参考になった。
詐欺やいたづらなどの闇の部分については触れられていない。ただ、コミュニケーション能力の視点で拝読。
Posted by ブクログ
p86「私はデートの際にあまりにも高そうなピアスやネックレス洋服は着ていかないようにしています仮にバーキンを持っていたとしてデートには持っていかない。そういう女性は男性からみて応援したくない。」
▶︎このような生き方、このような女性になりたくない。自分のお金は自分で稼ごう。
p112「不真面目な既婚者がパパ活をするのではない。真面目な既婚者だからこそ、パパ活をするのだ。」▶︎正直意味不明
(パパ側が「オショックスの壁」にぶち当たっている事実は面白い)
信頼関係をつくる過程では、楽しいことばかりが起こるわけではない。
▶︎これはそう。恋愛関係でも、友人関係でも、仕事関係でも、意識する必要がある。
そして、著者のまとめが秀逸。
数々の体験談をどうやってまとめるのか、著者の意見は中々書かれていないな、と感じながら読んだ本書。
是非最終章を読んで頂きたい。以下抜粋。記憶に残したいところ。
関係性を自力でデザインするための知的体力や気力が尽きた時点で、自他を納得させることのできる分かりやすい物語、それを補強する数字や記号に逃げざるを得なくなるのだ。
人が羨むような自由と収入を手にしている彼女たちが、男女関係における最も不自由な類型である結婚に憧れる、という皮肉極まりない現実がそこにはある。
「生の人間関係」がパパ活にはある。しかしそれは恋愛や結婚においても同様である。
自らの意思と責任で、性愛を含めた人間関係をデザインする勇気を持ち、そのためのスキルを試行錯誤して会得することを厭わなければ、誰もが自分の人生の主人公になれるはず。そうすればパパを演じることで自己承認欲求を満たしたり、パパに頼ることで経済的安定を確保したりしなくて済む。
Posted by ブクログ
得たものも失ったものの特にない
お金さえもらえればオッケーではなく、次の予定をさっと入れるなど関係を続けるには小さなことの積み重ね
パパ活マニュアル化最適化おじさん
PDCAを回す笑
自己実現、自己成長に重きを置く自分の性格上、
自分の性格上、結婚しないメリットが大きいような気がした
シナジーを無関係性を育む路線
成功している経営者にあって、その人たちが仕事やお金人生の楽しみ方についてどのような考え方をしているのかを共有したい。
コーチングしていて草
Posted by ブクログ
一言で言えば、気持ち悪い本だった。
若い女性が年上の男性と結婚することで、その見返りに金銭的な援助を受けること=「専業主婦」
なんて思想を持ってる著者だからな。
古今東西、夫婦を中心に家族があって、不義が罪とされて来たことの意味はどこ言った。
パートナーに裏切られてる、相方の存在はどこ言った。
若くて性を売り物にできる女性に対して、若い稼げない男はどこ行くんだ。
はあ。
それにしても、男は「どうしようもない」いきもんだよ。
それが悪いわけではないけども。
Posted by ブクログ
パパ活女子はハイクラス。
自律心とコミュニケーション能力のある人材でないと務まらない仕事?だと知った。
セックスワーカーとはまた違ったことが求められている不思議な世界やな
パパもハイソな人々だし