【感想・ネタバレ】孤独とセックスのレビュー

あらすじ

日々の生活の中で孤独を感じる場面、孤独を突きつけられる場面に、恋愛やセックスなどの性愛の領域があります。多くの若者が孤独ゆえに性に吸い寄せられ、そして他者との性関係の中で傷つくことで、さらに孤独を深めてゆく。この二面性があるために、若い世代にとって性は敬遠されがちな領域となっています。しかし、性は次世代に命をつなぐ媒体であるだけでなく、個人と社会と結ぶ媒体でもあります。他者と結ばれるため、そして社会と結ばれるためには、孤独と性に向き合う力を身に着ける必要があるのです。

本書は、多くの人が性愛の世界に参入するスタートライン=「18歳」という年齢に視点を合わせて、男子が今まさに悩んでおり、かつ今後の性生活及び人生にとっても重要だと思われる問いを示してゆきます。そして、それらに対する回答を通して、他者や社会、自分自身と「つながれない」ことで悩んでいるすべての人に、

「つながる力」を身につけてもらう一冊です。

現在18歳の男子、そしてかつて18歳だった全ての男子必読。“つながらない勇気”が社会をつくる!

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匿名

購入済み

著者の主張がその都度明快に語られ、各論として読んでも有益だが、最後まで読み通すと背景にある著者の体験と深い人生観が開陳されており、もう一度読み返してみようという気になった。

#泣ける #深い

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

「結婚は社会システムを維持するためのもので、個人の幸福のためにつくられたものではない」とか、そうそう!と思えることが多くて、読んでよかった。若いころ苦しかった自分に読ませたい。

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2022年09月13日

Posted by ブクログ

タイトルだけだと多分読まない本だが、新聞書評に惹かれて読んでみた。個人の体験だけでは社会学にはならないが、なかなか的を射た内容で興味深い論考だった。最後半(241頁)「孤独こそが、社会性を育む」を読むだけでもこの本の価値があると思う。著者とは一世代半ぐらい違うが、田舎の高校生の閉塞感がすごく共感できたし、椎名林檎のセカンドが出るまでは生きてみようかの件で、暗かった青春時代を少し思いだし恥ずかしくなった。

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2018年01月30日

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