小山昇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
経営コンサルタント(経営指導者)による、社員、特に管理職の育成法を記したもの。部下を徹底して厳しく逞しく育てる一貫した方法が書かれており、部下を甘やかさない、見逃さないことを強調している。納得できる箇所が多い。
「あなたたちも社長と同じように勉強し、少しでも多く社長と同じものを見たり聞いたりして、自分の価値観を社長の価値観に合わせていくことが大切です」p3
「「優秀な管理職とは、社長の決定を即座に実行に移す人」です。社長の決定の欠点を見抜けるのがいい管理職ではありません。社長が決めた方針を、とにかく素早く実行する人こそが優秀な管理職なのです」p22
「経営責任を取れるのは社内では社長一人だけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ武蔵野という会社の社長が書いた経営本。全く知らなかったが、全国各地の経営者からはかなりの支持がある人らしい。
社長として会計に詳しいことに越したことはないが、難しければキャッシュの量だけでも把握するように、という実践的な話から始まる。
・土地を抵当に入れる時も、2000万円分のために一億の土地を抵当に入れる必要はない、分筆して2000万円分の土地にしてそれだけ入れればよい
・借金は金利で時間を買うことなのでむやみに恐れる必要はない。借りるなら長期で借りるほうがよい
・惰性で出している経費などはないか、など常に気を配る必要はあるが、必要な出費は惜しまない。二人一組で営業に回ると互いに見張 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本経営品質賞を唯一2度受賞した株式会社武蔵野の社長小山氏が『強い会社』をテーマに綴った1冊。よくある経営指南書とは異なり、『聖人君子よりも不純でせっかちな社長が正解!』と言い切る小山さんならではの視点が面白い。
以下、参考になった点。
●トップの仕事とは、端的に言うと正しくなくてもいいから、早く決定すること。
●競合の時代から競争の時代に。人口ボーナスがなくなった現在は、他企業との争いに勝ち抜くズルさが必用。
●5年後に売上2倍!等、現状の延長では無しえない数字目標を掲げるからこそ、新しい発想が生まれる。
●経営理念は真似してしまえば良い。根っこの目指すべきものなんかは大きく変わらな