小山昇のレビュー一覧
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掃除の効用によってプラスの循環が産まれる。
企業のリソースにおいて最も重要なのは人材。製品で差別化が困難な現状、その重要性は増している。
人材によって企業ブランドは確率されていき、製品価値や品質の向上が可能となる。
ただマニュアル通りこなす社員ではなく、一人一人が自発的に取り組む姿勢が必要であり、
そのスイッチをいれる取組として「掃除」が有効と紹介されている。
以下、掃除の効用を簡単に抜粋。
・感性が養われる
環境整備によって様々な気づきが生まれる。
・コミュニケーションが生まれる
体を動かしながらだとコミュニケーションが進む。普段話さない人との会話も生まれる。
・不要なものが明らかになる -
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日本の景気停滞は、戦後起業して事業を発展させてきた創業者から、2代目、3代目にバトンが渡されたタイミングと合致している。不況の要因は「(初代と比べると)能無しボンボン社長」が原因とこき下ろす。が、だからこそ能無し社長の姿勢が変われば、日本は大きく転換していくことが出来ると主張する。
では、どのように変わればよいか。答えは「トップ自らが営業活動を行う」ことに尽きる。社長とい肩書きが何よりの営業ツールになりうる。自らが営業することで、真の課題が発見でき、正しい情報に基づいたスピーディな判断ができる。業績の好調不調の見分け方として、社長の在社率を見ればよい。在社率が高い企業は不調、低い企業は好調。こ -
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ネタバレ•それなりの人材を採用して仕組みを作って方針を明確にして、愚直に同じ事くりかえす
•中小企業の経営は外的要因には影響されにくく、内的要因社員のやる気に業績が左右する
•中小企業の多くは評価体系がない。評価体系が明確化され、結果を公表し、評価の善し悪しは自分次第と教える。
•人事評価の仕組みを明確にすること
•賞と罰を明確にすること
•社員に悔しいと思わせる仕組みを作る
•会社の方針を給与、賞与、昇格とリンクさせる
•社内の問題の最終責任は社長にある
•社員のことを勉強する。優秀な人材がいないと嘆く社長は多いけれど。問題なのは社長が社員の力を100%発揮できる環境作っていないこと。
•評価体系の -
Posted by ブクログ
このような経営の本で有名な武蔵野社長の小山昇氏の本である。この本を読むまで何をやっているのかわからない会社だったのだが、ダスキン事業を出発点に、日本経営品質賞を獲得したことからわかるように、その経営手法、経験を元にコンサルティング事業も行っているようである。
ありがちな「私は経営に自信を持っている」トーンが随所に出てきて、上から目線の文章がやや鼻につくが、人事評価や経営戦略の共有化、会計関係等、幅広い領域でポイントを示しているので読み物としては面白い。
大手のサラリーマンが読むには、あまり参考にならないかもしれない。あくまでも読みもののひとつとして読むといいと思う。