小山昇のレビュー一覧
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株式会社武蔵野の社長小山氏の著書。文面はかなり過激な内容だが、「徹底的な社長視点」が、他には読んだことがなく、新しい考え方をもたらしてくれる一冊。
主な論旨としては、社長という立場がどれだけの修羅場を潜ってきてるか知ってるか?日々判断を迫られる中で、1円でも多く利益を残すべく、1日でも会社を長らえさせるべく、奮迅してきた社長だからこその『研ぎ澄まされた経験・判断』がある、社長を甘く見るな。その社長の考え方にまずは共感しろ。共感して「スピーディー」に実行に移せ。この共感・実行ができる人を社長は欲している!し、こういう人材が集まれば会社は一本やりで強くなる!!っといったところかな。
<以下、参 -
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●内容
・中小企業経営で成功した著者が、「社長から見た理想の管理職」を語る。
・管理職とヒラ社員の違い、管理職と経営者の違いから、管理職のあるべき姿を示す。
●コメント
○管理職の理想像。己の役割を知り、勤めを果たす。対上司、対部下、それぞれの立ち居地を知り、己の役割を突き詰める。
(引用)
★できる管理職になる第一歩は、「管理職の役割とは何か」を正しく理解することです。…管理職であるあなたにも肝に銘じていただきたいことがあります。それは、「優秀な管理職とは、社長の決定を即座に実行に移す人」だということです。社長の決定の欠点を見抜けるのがいい管理職なのではありません。社長が決めた方針を、 -
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●内容
・中小企業の社長が、「部下にとっての理想の管理職」を語る。
・徹底した現実主義で、ドライな視点で「いかに部下を使うか」を考察。
●コメント
○ドライな現実認識が光る。部下とは、人間とは本来的に怠け者。それをどう使うか、というのが管理職の仕事だという。あらゆる根性論と一線を画す考察。
(引用)
・間違っても、部下の自主性なんてものに期待をしてはいけません。また部下が自主性を発揮しないからといって、それを怒っても嘆いてもいけません。部下とは、いや人間とは本質的にそういうものなのです。その上で、「ではどうしたらいいか」「どうしたらやらせることができるか」を考えるのが管理職の仕事です。 -
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小山昇さんの著書は毎回新たな気づきを与えてくれるのでたくさん読んできましたが、今回読んだ一冊はわりと最近のもの。「ホッピー」の立て直しの本を読んだ後だっただけに、掃除の重要性が非常に腹に落ちました。
掃除ではなくて、環境整備、とは言い得て妙です。
やっぱり机が汚い人とかは仕事の効率が良くなかったりするし、きちんと整理整頓ができている会社はそれだけで輝いて見えますからね。
私自身は、仕事がスタックすると机が収拾つかない状態になるので、忙しい時ほど自分を整理させるために机の上の書類を整理し、いらないものはどんどん捨てます。
たまには袖机の引き出しを片付けたり…それだけでなんか心休まるというか、そう -
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何だか濃い社長さんで、随分とOPENな方。
でも箇所箇所で私の心に響く言葉が。
すぐ忘れるのでメモ。
「~する」と決めることが成長の第一歩 願望ではない。また「出世しなくていい」というネガティブな決定は、人生そのものが閉じていく。
社長が何よりも求めているのはスピード 「正しく」決めようとしてはいけない、間違いだったら直せばいい。
最後に指示されたことを最初に実行せよ
課長1年生は「仕事の手を抜く」のが正しい もっとも難しいものは上司に、確実に処理ができるものをすばやく。
「過去」を検証し、「未来」の成功を導く 社長は失敗経験の集大成のようなもの、一時的に目標が不達成に終わった -
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ネタバレ経営判断に必要なお客さまの情報を吸い上げ、正しい決定を行うために、「5つの情報」項目を共有化し、進捗会議などで活用する。
ア 実績報告(数字)
イ お客様からの声(褒められたことやクレーム)
ウ ライバル情報
エ 本部・ビジネスパートナー情報
オ 自分・スタッフの考え
前年に対して「102%」の利益目標を設定して、「100%」達成したら、実績は「102」。一方、「200%」の利益目標を設定した場合、達成率が「60%」であっても、実績は「120」となります。「率」だけで考えれば前者のほうが優秀に見えますが、「額」で考えると、実績を上げているのは。後者です。
改革は強制してやらせてみる。
実行計画 -
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「管理職」にスポットを当てた本書。会社や仕事に対して悩みを抱えていたころ著者の別の本を読み、当時は新しい価値観にさらされて衝撃を受けました。
あれから数年を経ましたが、今回はうんうんと頷きながら読むことができました。
本書はタイトルが刺激的ですが、内容も同様。捉え方によっては管理職は社長の奴隷なのかと思ってしまうかもしれません。
”(社長の)イエスマンこそが会社を救う”というサブタイトルが意味するのは、仕事をする上で、社長をはじめ全社員一丸となって仕事に取り組むことが必要、と言う意味だと思います。
会社の中で社員が勝手バラバラに仕事をしていても会社は強くなれない、軸を据えて力を合わせて働 -
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軽快な書き口。
非常にわかりやすいですし、社長だからこその視点を書き上げています。
◎間違った決定でもすぐに実行する管理職が正しい
◎誰よりも早く社長の決定を実行する
◎社長の決定を一日で実行すれば役員になれる
すべての管理職にとって指南書になるかと思います。
社長は現場をみていない、いったことがすぐにかわる・・・と思うのは、
偏った情報しかしらない社員や管理職が思ってしまうことで仕方がない。
社長は、本気で会社のことを四六時中考えているわけで、多くの情報から
それを判断したのだから、自分の情報だけで判断するな、とのこと。
なるほど!
管理職として、そして経営者としての立つべきスタンスが -
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ビジネス書は、説教くさくて内容がないのであまりよまないが、このタイトルにぐさっときたので、思わず、職場の本屋で購入。
小山さんは武蔵野というダスキンのフランチャイジーの会社を実際に経営している社長。
経営コンサルタントよりも、オーナー社長の話の方がためになる。
①職責があがるほど、言葉づかいには注意しつつ、愚痴ひとつ、ため息ひとつも慎まなければならない。(p167)
これは、いつも気をつけている。テンションがさがると、みるみる間に周囲のテンションがさがるのがわかる。無理しても、いつもテンション全開で頑張る。
②ひとたび部下が「辞める」といいだしたら、まず翻意はあり -
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会社を経営する上で、必要な「数字」というものに焦点をあてて、それが一般的なイメージと少しかけ離れていることを説明している本である。
基本的に経営者は売上フォーカスしているが、実際はキャッシュフローも大事であり、資金繰りが上手く行かなくなってしまうと潰れてします。
支払いサイトの整備から、B/Sを見ることの重要性を訴えている。
一番面白かったのか、会社からの借入に対する論議のところである。
無借金経営が良いと言われる世の中で、それに対する反論も述べている。
①普段から借入を行っておくことによりいざというときに借入難易度が下がる
②資金が潤沢に見えることで、外部的評価が上がる。
③長期借入に対