伊豆原弓のレビュー一覧

  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    これまでに多くの企業がその技術力などで市場を獲得し席巻している一方で、実績を持ちすぎたがゆえに市場からの退却を余儀されなくなっている事実が多くある。

    こうした状況は何が起きているのか?そこにイノベーションのジレンマがあると言うのが本書である。

    こうしたことがたびたび起きるのは、経営戦略などが間違っていたのか?と思われがちだが、そう言うわけでもない。むしろ優秀な経営者が正しい判断をしてしまうが故にイノベーションのジレンマが生じてしまう。

    具体的には持続的技術と破壊的技術と言われるものがあり、それぞれ主流市場(規模が大きい)と新興市場(規模が小さい)もしくは上位市場と下位市場と位置付けられる市場がある。

    これらはマーケティング戦略で正しく判断しようとすると、大きな企業であればその企業が持つ価値基準によって、利益にそぐわない投資(破壊的技術への)が必要になり、また新興市場というものは予測が不可能なものであり、意思決定においてどうしてもジレンマが生じてしまう。

    そこで、どう行動すべきか?それをクリステンセンが示唆してくれている。
    今でこそ、要約動画などが出回っているが、本書をしっかり読み解くことと、要約動画で知った気になるのとは天と地ほどの理解の差がある。

    企業経営に携わるものは必携の書と言わざるを得ない。

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    2022年07月09日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    正に古典的名著である。第10章の電気自動車についての考察は正に現在テスラが起こしているイノベーションを予感させるものであり、読んでいてワクワクさせられた。

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    2022年02月01日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    技術分野に関わらずすべての社会人が読むべき。
    技術やサービスが定着すると、ユーザーはその拡大や強化を求め、組織もそれに応えるよう動くようになる。まったく新しいものを既存ユーザーのニーズで評価すると大失敗する。
    この本が出てから何十年も経つが、自分のいる会社含め未だにあちこちでこの本に載せられる事例が増えていくばかり。
    ジレンマにどう立ち向かうかも指摘されており、賢者なら歴史に学ぶべきだ。

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    2022年01月16日
  • あなたのチームは、機能してますか?

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    小説仕立てで臨場感を感じる。
    喩えで感心したのは、自分の評価だけを気にする人はチームにいらないって喩え。どんなに個人として優れていてもチームを優先させない人とは働けない。そこは譲れない一線。

    信頼の欠如<完全無欠
    衝突の恐怖<表面的な調和
    責任感の不足<あいまいな態度
    説明責任の回避<基準の低さ
    結果への無関心<地位と自尊心

    チームになっていない初期段階で、読みながらドキドキしたのは、チームの責任をとろうとしていない との指摘。自分の部署の内容には干渉しない。でも、自分の部署のことだけでは、チームではないという指摘。

    もう一つ感心したのは、このプロセスがアップダウンがあり、必ずしも順調にはいかないし、思いがけない方向からのアクションもあるってこと。こちらが買収しようと思っていた相手から、逆に買収を持ちかけられるシーンなど、あぁそういうことってあるあるって思った。

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    2019年12月24日
  • ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー

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    単なるリーダーシップの本ではなく、90日で組織を変革するためのリーダーシップの本。日本ではまず引き継ぐことを重視するが、新任リーダーはそのまま組織に取り込まれるリスクがある。着任してすぐに(もっと言えば着任前から)周到に行動を起こすべきなのだ。

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    2019年09月22日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    製造業に携わる人々必須の1冊。

    優良企業であるほど、優良企業であるがゆえに失敗を犯す・・・。
    それは経営者が怠けていたわけでもなく、過信していたわけでもなく、それどころか顧客の意見を真摯に受け止め、製品の改良に積極的に投資してきたハズ。。。
    それなのになぜ失敗するのか??
    そしてこの優良企業(たいてい大企業)を駆逐する破壊的イノベーター(たいてい零細企業)とは???
    こんな一見すると摩訶不思議なおはなしが、実は当然のことであることが実に明快に理解できます。
    エンジニアリング的な話やマーケティングの話の実例が山ほど登場するので、勉強というよりも、読み物としても非常に楽しめます。
    単純に、「次はどんな展開だろう??」みたいな期待が絶えませんでした。
    ただ、一番興味があった巻末の電気自動車の話はなんだか取ってつけたような話でイマイチでした。
    まぁ、実践するとしたらこんな考えで・・・みたいな参考にはなりますが。

    なお、ドラッカーの「ネクストソサエティ」を呼んでいるとより理解が深まります。

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    2026年09月25日
  • あなたのチームは、機能してますか?

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    小説仕立てで、チームを機能させる方法を説く。
    完全に機能しているチームなんて世の中でごくわずかなので、誰が読んでも参考になる部分があるはずだ。

    本書で述べてる概論は、すべて帯に集約されている。この帯書いた人えらい。
    ・信頼の欠如(意見は一致してないのに、議論が起きない)
    ・衝突への恐怖(不満があっても、会議で意見を言わない)
    ・責任感の不足(決定したことでも、きちんと支持しない)
    ・説明責任の回避(衝突を避けて、互いの説明を求めない)
    ・結果への無責任(各自の仕事にかまけて全体を見ない)

    個人的には、説明責任への回避は、かなり難しいテーマだと思った。自分の横のメンバーに対して注意をするのは、よっぽどその前段階の「決定」に、全体が合意していないと難しい。隣のチームの目標が低すぎるんじゃないか?向こうにだけ、予算が偏重している…そんな思いを抱えたままでは、説明責任を求めるのは難しいだろう。

    筆者は解決法を、
    ・目標と基準の公表
    ・簡単な定期進捗レビュー
    ・(個人ではなく)チーム報償
    と説いているが、これはあくまで責任感の不足が解消されていることが前提である。

    他気になったメモ
    ・政治的とは、自分が本当にどう考えるかではなく、ほかの人にどう反応してほしいかによって、言葉や行動を選ぶことです。(これ、とってもスマートな定義)
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    2017年04月30日
  • あなたのチームは、機能してますか?

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    帯にある「危ない組織の5症状」を見て、思い当たったら絶対に読んだ方が良い本。小説仕立てで読みやすいのも素晴らしい。本文よりひとつ引用するなら「成功するために必要なのは、(中略)途方もない自制心と根気をもって常識を実践することである」p.241

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    2016年07月22日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    熊とワルツを踊る = リスクの評価、抑制、軽減を行うこと。
    インクリメンタル開発の下りを読んで、今時だとアジャイル開発でやってそうだなーと思ったら関連文献に XPエクストリーム・プログラミングが載ってた

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    2015年11月28日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    同じ著者が書いた『コンサルタントの秘密』の続編。
    私は、社内コンサルタント業務で各工場を廻るときには、必ずこの本を持参し、様々な場面で助けられました。

    この本の表紙のカバーに『仕事に行き詰ったときに本書を開いて欲しい。ワインバーグはいつも支えてくれる』とあります。

    多くのコンサルタントやコンピュータ技術者に読んで欲しい本です。

    ワインバーグの本は、いろいろ読みましたが、この本が一番、良かったように思います。

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    2015年04月18日
  • アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

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    ネタバレ

    ソフトウェアの開発組織に見られるパターンを、良いパターン、悪いパターン含めて小粋なタイトルで類型化。業務改善するにも、まずは現状を正確に把握することが大事なので、ソフトウェア開発以外でもチームで作業している業務の方なら何らかの気付きが得られるんじゃないでせうか。

    例えば、一つ目のパターン、"アドレナリンジャンキー"。

    「次から次へと緊急のプロジェクトがやってくる。誰もが猛烈に忙しい。それも、いつも。...多くのアドレナリン中毒組織は、何かにつけ顧客サービス倫理を持ちだす。切迫した事態に対応することを、みごとな機動力と勘違いしているのだ。...これこそがアジャイルと思っているが、間違いである。」

    (T_T)←ちょっと涙目

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    2014年01月18日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    少し変わった立場に立たされた主人公による、プロジェクト管理の経過を小説タッチで描いているのがこの一冊です。
    私個人的には、ここに出てくる女性たちが良い味を出していて好きです。

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    2013年04月10日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    システム開発のプロジェクト管理やマネージメントをする架空の物語。
    おそらく架空の物語だから、内容の割には読みやすくすんなり入ってきやすい。
    実際使う場面が出てくるかわからないが、納期に追われるプロジェクトを担当した際には読み返してみたい。

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    2013年04月06日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    全てのプロジェクト管理者はこの本を読むべきだ。管理者だけでは無くソフトウェア開発に関わる経営者もだ。プロジェクトを成功させたいと思うのならこの本で得られる教訓は間違いなく役に立つ。

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    2012年12月08日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    読み終わった、というより時間かけて読みたくなっただけなんですが、なかなか時間がなくて、今になってしまいました。

    そういうことを振り返ると、この本に書いてある砂時計や酸素マスクといった道具を持ち合わせてないなと気づかされます。

    途中経過

    かなり面白い。
    実際に道具を持っておくと、忘れずに使えるかもしれない。感情に流されると忘れがちな事を、道具を使って冷静に対処するという話。

    この人有名らしく、他にもいろいろ著書があるので、見つかれば続けて他も読んでおきたい。

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    2012年09月18日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    何故、欧米人が新しいことや難しいことに取り組むことを「チャレンジング」と言うのかが分かる。すなわち、こういったことはすべて、リスクを取ることになるからだ。リスクとその成果を如何に数値化するか、を求めている。

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    2012年07月20日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    【すー】 フィクションのストリーを交えつつ、チームのモチベーションを維持する方法、残業やプレッシャーは悪だという理由など。サクセスストーリー仕立てで、読みごたえはライト。SEL以上には、読んで欲しい一冊。残業削減を目指す転機となった、心のバイブルです。

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    2012年03月30日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    トム・デマルコを知るきっかけとなった1冊。
    そりゃ、ご都合主義だとか色々批判もあるだろうし現実的じゃないけれど。いいじゃない、お話だもの。
    少なくとも私は、この本を読み返すたびにワクワクして、仕事に対するやる気が出る。
    理想の状態に近づくためには、まず最高のものを思い描けなければ。

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    2012年01月22日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    ネタバレ

    買ってつんどくでした。
    次に読んだときは,101の法則は読み飛ばしていました。

    3度目に書評を書こうと思って読んだら、予想以上に面白かった。
    最初の失業する人を、スパイが掠うという設定から度肝を抜かれました。

    最後に幸せになる(ハッピイエンドな)ところがすごくよかったと思いました。
    ソフトウェア開発者が幸せになるための一つの筋書きとして面白いと思います。

    教訓はあくまでも読み取るもので、教えてもらうものではないかもしれません。
    作業書(ワークブック)形式にして,経験だけ書いて,
    教訓を各自で考えてみる形式にすると面白いかもしれません。

    その後で,著者の教訓とのずれの原因としての制約条件の違いを検討するのはどうでしょうか。

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    2011年12月13日
  • デッドライン ソフト開発を成功に導く101の法則

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    私がプロジェクトマネジメントに興味を持つきっかけになった一冊。
    小説仕立てで読みやすくプロジェクト管理の本質を学べる本です。
    ソフトウェア開発だけでなく、小は現場のチーム運営から大は事業単位のプロジェクト運営にも役立ちました。

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    2011年08月19日