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競争における究極の武器はチームワークである!
経験豊富な経営陣、完全無欠な事業計画、他の企業には望むべくもない一流の投資家、ことさら慎重なベンチャーキャピタルも列をなして投資を申し込み、オフィスも決まらないうちに有能なエンジニアが履歴書を送ってくる。そのベンチャー企業の将来はバラ色に見えた。しかし2年後、業績不振のため37歳のCEOは解任され、新たに150名の社員の頂点に立ったのは、古くさいブルーカラー企業出身の57歳の女性だった……。
チーム作りの天才である新任CEOが活気あふれるチームへと再生させていくプロセスとノウハウを、ビジネス・フィクションの形で描き出したレンシオーネ渾身の1冊。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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Posted by ブクログ
IT企業の経営幹部チームが陥る“機能不全”を物語形式で描きながら、チームがどのように信頼を築き、健全な衝突を通じて成果を上げていくのかを学べる一冊。ストーリー構成のため読みやすく、チーム運営の課題が具体的にイメージできる内容となっている。
本書の主な内容:チームを機能不全に陥らせる5つの要因
レンシオーニは、組織が陥りやすい機能不全を「5つのピラミッド」として整理している。
信頼の欠如(Absence of Trust)
・弱みや課題を率直に共有できない
・自分の担当外の仕事を手伝うことをためらう
衝突への恐れ(Fear of Conflict)
・意見が対立する議論を避け、実際には決定事項に納得していない
・建設的な衝突がないため、意思決定が浅くなり会議が形骸化する
責任感の不足(Lack of Commitment)
・決定事項に主体的にコミットしない
・曖昧な合意のまま物事が進む
説明責任の回避(Avoidance of Accountability)
・約束や行動計画を守らなくても互いに指摘しない
・責任の追及をリーダーに任せてしまう
結果への無関心(Inattention to Results)
・個人や部門の成果を優先し、チーム全体の結果に集中できない
・結果として競争力が低下する
業務への応用:機能するチームが備える5つの行動
本書の最後では、機能するチームが実践する行動が整理されている。いずれも日々のプロジェクトや組織運営にそのまま適用できる内容だと感じた。
お互いを信頼する
・家族情報や出身、経歴などを共有し、関係性を築く
・メンバー同士で長所と改善点を率直に出し合う
アイデアをめぐって遠慮なく衝突する
・意見の相違を明確にする
・議論が不快に感じはじめる“その瞬間”こそ重要であると認識する
決定や行動計画に責任感を持って取り組む
・決定事項と期限を明確化する
・場で合意できていない場合はその場で議論する
計画を守らなかった場合に互いに責任を追及する
・定期的な進捗レビューを設定する
・目標や基準を事前に共有し、透明性を確保する
個人ではなくチーム全体の結果を優先する
・成果の宣言を行い、チームとしてのゴールを明確にする
これらの概念に加えて、本書では
信頼をどのように構築するか、健全な衝突をどう促すか、責任を果たす文化をどのようにつくるか
といった具体的な実践方法も詳しく紹介されている。現場で使いやすい内容が多いため、関心のある方には実際に読んでみることをぜひおすすめしたい。
Posted by ブクログ
西海岸のとあるITベンチャーの経営陣たちがどうもうまくまとまっていない。そんなところに着任した、経験豊かなCEO。彼女はチームをどうまとめていくか。そんなフィクションと、まとめの最終章から成る一冊。
紆余曲折やカタルシスもあるビジネス・ストーリーとして大変読みやすく、あっという間に読めてしまう。どうしても時間がない場合は最後の章だけ読むのもいいだろう。個人的にはこのへんがなるほどポイント。
(マネジメントは) なるべく良いチームを作ることが仕事。個人個人のスポーツキャリアを世話することじゃない
人を育てるのも大事だが、人を入れ替える、人を切るのも大事
チームワークというとスポーツが出てくる理由は、得点。つまりKPI/KGIを持つチームワークだから。
政治的とは、自分が本当にどう考えるかではなく、他の人にどう反応して欲しいかによって、言葉や行動を選ぶこと
とはいえ、雇用も転職も、なんといっても馘首にも自由度がある米国でのお話であること。次に、チームビルディングする対象が経営陣たちであること。つまり、良くも悪くもある程度の質を持っている人たちを部下に構えたケース。ここは割り引いて読まないといけないね。
すぐ読めておすすめの一冊。
Posted by ブクログ
小説仕立てで臨場感を感じる。
喩えで感心したのは、自分の評価だけを気にする人はチームにいらないって喩え。どんなに個人として優れていてもチームを優先させない人とは働けない。そこは譲れない一線。
信頼の欠如<完全無欠
衝突の恐怖<表面的な調和
責任感の不足<あいまいな態度
説明責任の回避<基準の低さ
結果への無関心<地位と自尊心
チームになっていない初期段階で、読みながらドキドキしたのは、チームの責任をとろうとしていない との指摘。自分の部署の内容には干渉しない。でも、自分の部署のことだけでは、チームではないという指摘。
もう一つ感心したのは、このプロセスがアップダウンがあり、必ずしも順調にはいかないし、思いがけない方向からのアクションもあるってこと。こちらが買収しようと思っていた相手から、逆に買収を持ちかけられるシーンなど、あぁそういうことってあるあるって思った。
Posted by ブクログ
内容は、Team building というテーマを、シリコンバレーのハイテク企業ディシジョンテックを舞台にしたフィクション仕立てで学んでいくものです。チームにとっての5つの機能不全を1つ1つ解き明かしていく訳ですが、この5つはチームを形成して機能させていくためには不可欠な要素であり、それらを共有していくプロセスは読んでいて引き込まれる力がある。登場人物も主人公のキャサリン(CEO, 57歳)をはじめ、マーケティングのマイキーや技術担当役員のマーティンなど個性派揃いで、彼らのキャラクター描写がビジネス書にとどまらず読み物としての面白さに一役かっている。必ずしもここに書かれている事すべてが正しいとか自分に適用できる或いは大賛成とは言わないが、結構「使える」ものが多いと思う。
この手のリーダーシップ、マネージメントの本は、小さなチームリーダーからCEOまで数多くの人達が手にして読んでいるでしょうが、実際に実践できている人はほんの数%程度ではないかと思う。かと言って世の中で成功を収めた人が必ずしもこういった技術を実践しているかというと、中にはカリスマ性だけで頂上までたどりついた人もいる訳なので、頭で理解しても実際に行動をおこしてそれを継続させるのは大変な事なんだと感じる。言うは安し行なうは難しである。
怠け者の私もこの本で学んだテクニックはいつくかパクらせてもらってます。(^-^)
Posted by ブクログ
成功するために必要なのは、複雑な理論をマスターすることではなく、途方もない自制心と根気を持って常識を実践することである。機能するチームのメンバーは、人間が不完全であることを認めることによって、信頼、衝突、責任感、説明責任、結果重視をこれほど難しくしている生来の性質を克服するのである。
チームを機能させる上で必要なことは、個々として認められ、注目されることばかりを求めるのではなく、チームとして認められ、注目されようとすること。チームの自尊心を個人の自尊心より優先すること。
チームメンバーは全員が勝利への責任を持っている。また個々人はそれぞれ役割、責任を持っている。勝利のためには個々の働きがつながらなければならずチームメンバーは他のメンバーとのつながりを意識してここの責任を果たさなければならない。各個人は他のメンバーが彼の責任を果たせるよう配慮しなくてはならない。チームメンバーはすべての部分について考えなければならず、すべての部分に責任がある。(それぞれ優先順位はあるしそれによって責任者が決められる。)
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ビジネス・実用
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