伊豆原弓のレビュー一覧
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上司に進められて読んだ。
チームビルディングについて、ドラマチックなストーリー仕立てで書かれているので読みやすい。
マーケティング担当のマイキーを会社から追い出す場面は、少し怖いと感じた。
チームの中に一人よがりで、Takeばかりを求める人がいると、全体に大きな悪影響を与える。そして、大人になった人のパーソナリティを他人が変えることは難しい。多分出来ない。
アメリカの会社だったらクビに出来ても、日本の会社では辞めさせることはできない。腐ったミカンのせいで、カゴの中の他のミカンもどんどん腐っていってしまう。組織から追い出すことなく、マイキーのような人を上手く扱う方法はないのだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、結果を出すためにはチームワークが必要であり、チームとして行動できない機能不全をどのように解決するかを説明した本である。
著者のパトリック・レンシオーニは、テーブルグループというコンサルティング会社の社長であり、過去に「意思決定の5つの誘惑」「なぜあなたのチームは力を出しきれないのか?」を上梓している。 本書はビジネスフィクション3部作の最新作となる。
アメリカのビジネス本では、よくあるスタイルのストーリー仕立てのビジネスフィクション形式で構成されているが、最終章には彼が提唱しているモデル(チームにおける5つの機能不全:Five dysfunctions of a team)を詳細に説明している。
モデルの概要としては、以下のとおりだが、⑤をトップとしてピラミッド型を形成している。
① 信頼の欠如
② 衝突への恐怖
③ 責任感の不足
④ 説明責任の回避
⑤ 結果への無関心
物語としては、シリコンバレーの新興ハイテク企業に、旧弊な自動車業界から女性CEOキャサリンがやってくるところから始まる。 強豪よりも、資金も潤沢で、核となる技術も優れており、経験も才能も豊かな経営陣を擁しているディシジョンテック社が、売上高と顧客獲得数で競合他社に遅れをとっている。 その大きな理由はチームとして機能していないことが大きな原因と見て、改革に奔走する。
モデルの一番最下層の「信頼の欠如」の改革から始まり、建設的な議論(衝突)、責任感の醸成、説明責任の徹底、そして会社としての結果への重視へ進んでいく。 その過程で、会社の方向性に合わずに会社を去る人に加え、CEO自らクビを言い渡す出来事も起こるが、最終的に会社の目標を達成するという物語である。
部分最適になっているが、全体最適になっていない原因がチームワークの欠如であり、その大元の原因が、モデルを形成するピラミッドの根底にあるメンバー間の信頼がないということである。 信頼の醸成ができていないが故に、建設的な衝突を回避してしまい、全社目標を達成するために本来果たすべき責任に無関心になり、自分の保身に走る。 その結果が、部分最適の方へ向かい、会社としての結果を出せない、という縮図になっている。
物語を読む前に、最終章である「モデル」から入って一通りの理解をした後に物語に入ったほうが、このモデルが言わんとしている要点が理解できると思う。
物語自体は一番底の①から始まっており、また対処法としては比較的分かりやすい①②に目が行ってしまう。 また、本物語のクライマックスといえる(?)マイキーへの退職勧告は、まさしく①の欠如が理由となっていた事からも、その様に感じる。 しかしながら、最終章を読み、モデルを俯瞰したときに一番重要に感じるのは、やはり一番最上にある「⑤結果への無関心」であると感じた。 才能がある人を切るということは、一見不合理に見えるし、実際物語中のキャサリンCEOが取った衝撃的な行動に対して、感覚的には同意できなかった。 しかし、最上位の「結果」からブレイクダウンして各機能不全ポイントを俯瞰して考えると不思議と腹に落ちた。
もう一度ストーリーを読み返したときに、「結果」が最重要であるということは、ナパバレーにおける最初の社外会議で、キャサリンCEOが発した言葉が象徴していることに気づいた。
・「はっきりさせておきたいんだけども、私達がこの場所に集まったのも、そしてこの会社にやってきたのも理由は一つだけ。 結果を出すためです。 チームの真価を図ることのできる指標はそれだけだと思っていますから、今日はこれから、そして私がここにいる限り、結果を重視して行動していきます。」 (41~42ページ)
そして、その次のコメントで、①~④はあくまで結果を支えるための手段であることが分かった。
・「ただし、私達がチームとして行動できずにいる原因を解決しなければ、絶対にこうしたことは実現できません。」(42ページ)
実際、②の建設的な衝突をするためには、①の信頼が必要であるし、③の責任感(決定事項に対する責任感)も、②の衝突があった結果がもたらすものである。
「結果」が最重要だということを踏まえた上で、チームワークに必要な子細な要素という視点でストーリーを読み込んでいくと、より理解が深まるのではないかと思う。 -
Posted by ブクログ
チームワークを阻む5つの機能不全というテーマが終始明確で、かつストーリー仕立てで書かれていてとても読みやすい本です。
1番目に「信頼の欠如」が挙げられていますが、個人を信頼するという話の前に。弱みを見せても不利になったり利用されないと信じられることがチームにとっての「信頼」だと言っています。
自分の弱みを見せまいと、皆んなが「賢い振り」をして他人の顔色を伺っているような状態では良いチーム作りのスタートラインにも立てないことは自分の経験からも納得しました。
会議であえて馬鹿っぽい発言をすると他の人の意見を言いやすくなる、という経験はそういう事なのだと思いました。
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Posted by ブクログ
いいパターンとアンチパターンがまぜこぜになっているのに気づくまで、ちょっと混乱というか読みにくかったです。
読んでいる最中にtwitterに書いたのをまるっとコピー。
「 "いい本"だと思うけど、自分の耳に心地好いパターンだけにうなずいているだけと"役に立った本"にならない予感。86パターンの中には耳が痛いものがあるはずで、それについて考えないと。 自戒を込めて。」
で、読むだけだと「あー、あるある!」で終わっちゃいそうなんだけど、この本を使ってMorning Beeをやったらなかなか良かったです。というわけで、読んだ後に人と話すのがオススメ。
あと、実はタイトルと共著者名についてモノ凄く恥ずかしい勘違いをしていたことは内緒だ(^^; -
Posted by ブクログ
2006年に一度読んだことがあるみたいだが記憶になかった。2016年に再読。プロジェクト管理をそこそこしてきた今だから納得できるし発見がある、読んでよかった。トムキンス、ラークサー、NNL、ベリンダ、無理矢理な導入と結末。
・正しい管理の本質、適切な人材を適所にあてはめ人々の士気を保ってチームの結束を強め維持する。
・リスクを管理することによってプロジェクトを管理せよ。
・プレッシャーをかけても思考は速くならない。
・管理者の怒りと侮辱は伝染する。
・管理者が部下を刺激するために侮辱を使うことは、部下ではなく管理者の能力不足のしるしである。
・入出力の完全なリストのない仕様書は、見込みなしである。
・理想の人数配分は、プロジェクト期間の大部分を少人数のコア・チームで行い、プロジェクトの終盤に人数を大幅に増やすというものである。
・会議は、重要ではない人物が出席しなくても心配のないように、小さくする必要がある。欠席者が安心するための最も簡単な方法は、議事予定表を発行し、それに厳密に従うことである。
・プロジェクトには儀式が必要である。
・病んだ政治を下から治療することはできない。
・倹約精神とは、失敗した企業の中で、その失敗の責任者が作った公式である。 -
Posted by ブクログ
先日、帰り支度をしてた私に部下のひとりから、この本読んだことあります? 研修プログラムの中で勧められて読んでみたんですが面白かったので、もし読んだことなければ如何ですか と声をかけられた。
渡された本のタイトルを見て、内心ドキドキする私に、いや、別にそう言う意味じゃ無いですよ(笑) と言う部下。
これって良い関係ですよね(^_^;)
で、中身に関してですが、ストーリー仕立(ビジネス・フィクションと呼ばれるらしい)になっていて、とても分かりやすいビジネス書でした。そしてとても参考になりました。どうやって実践してみようかな。書いてあることはとても簡単なんですが、実行はなかなか難しい‥ -
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・厳格な階層型で軍隊式の組織構造:アルファ型
・協調とチームワークを重視するオーケストラ式の組織構造:ベータ型
ピラミッドの上位に位置する少数の層だけが情報を握っていた時代から、IT技術によってひろく情報が行き渡り、一般の社員が知識を得ることができ自由に発言することが可能となりました。
このような時代は、従来のアルファ型リーダーシップよりもベータ型リーダーシップが求められる、というのが本書の主張です。
現実的には、アルファ型組織の構造を急に変えることは困難だし、組織や仕事の内容によってはアルファ型の方が適しているケースもあるかと思います。
しかし、各部門のリーダーがもっと個々人が自己実現できる環境を創りだし、上からの命令よりもチームによる協調を尊重する風土を生み出せれば、もっと社員の創造性を引き出すことができるのではないかと思います。
「ファシリテーターの育成」「職人を評価」「学習できる組織」・・・もし自分の属する組織に閉塞感を感じているのであれば、現状を嘆くのではなく、ベータ型をイメージしつつ、まずやれることから行動に移してみてはいかがでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法 からのリファレンス。
ソフトウェア開発コンサルタントである著 者による、ディルバート的あるいはマー フィーの法則的に同コンサルタント業の遂 行上ぶつかるアレコレへの処世が展開され る一冊。
ソフトウェア開発というのは、納めるもの は媒体かもしれませんが、機能や品質につ いて「言葉」で定義していくため、往々に して「思てたんと違う」事態に発展しかね ません。 時計という機能のイメージを 「三針式経過表示装置」や、その他の表現 を用いて表現するような世界なのかもしれ ません。
そういう業種において鍛え抜かれた、本質 的な課題へのアプローチ方法がオムニバス 的に学べると感じました。