高橋昌一郎のレビュー一覧

  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    ゲーデルの不完全性定理の解説、およびそこから導かれるゲーデルが考えた不完全性定理の哲学的帰結の解説本。

    不完全性定理の解説は例が非常に巧みで、論理記号などは一切使われていないんだけれど、「なにこのわかってしまった気がする納得感!!」がある。

    電車の中などで気軽に読んでも、論理学の素人にとって途中で迷子にならずぎりぎり理解できるか!?その瀬戸際を行き来しながら読んでしまえるぐらいの絶妙な難しさ加減が丁度良かった。不完全性定理のキモとなるゲーデル数化の概念もすんなり入ってくる。

    この解ってしまった感って、こういう本の場合結構重要。実際に誰かに不完全性定理について説明しろなんて言われたらなんに

    0
    2011年08月28日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    三流大学のインチキ理系を首席で落第し、それでいてなお似非教養主義者を自称したい自分には目から鱗の一冊だった。
    ゲーデルの不完全性定理はその名前だけ耳にしたことはある。
    しかしその内容に自分のしがない理系的知識が吹き飛んだ。
    数学って絶対的だと思っていたから。
    しかしゲーデルのよると数学はそれ自身無矛盾であることを証明できないそうだ。
    これは衝撃的だった。
    この本の素晴らしいところはその一見難解そうな定理を下手に数式やら記号を使わずにパズル(というかナゾナゾというか)で説明し切っているところにある。
    なので高校の微積で躓いた自分にもその不完全性定理の概要を上手く掴むことができた。

    0
    2011年07月21日
  • 東大生の論理 ――「理性」をめぐる教室

    Posted by ブクログ

    著者が東大で行った「論理学」の授業での、著者と学生とのやりとりを機軸に、「東大生の論理」について考察された本。エッセイ風で読みやすい。授業の雰囲気がよく伝わってくる。

    著者と東大生のやりとりは、確かに知的で、読んでいて非常に面白かった。また、本書では論理学についてはあまり詳しく触れられていないが、本書を通して論理学についても興味がわいてきた。

    0
    2011年02月16日
  • 哲学ディベート―<倫理>を<論理>する

    Posted by ブクログ

    文化・人命・人権・自由・尊厳、それぞれに対して具体的事例を挙げ、学生達がディベートを行う形式で話が進行する。
    読み進めるに連れてそれぞれの問題についての賛否を明確にし、知識を深めていくことが出来る。
    哲学的問題を分かりやすく解説しているので、導入本としてオススメしたい。

    0
    2011年02月13日
  • 東大生の論理 ――「理性」をめぐる教室

    Posted by ブクログ

    東大の論理学の授業の雰囲気を伝えてくれる一冊。授業の内容を紹介しながら、その内容に対する東大生の反応から、「東大生の10の論理」を考察してくれる。東大生の頭はキレていることがわかる反面、普通の大学生のようなところもうかがえる。論理学という真面目な授業内容とのギャップが面白い。

    0
    2011年02月07日
  • 理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

    Posted by ブクログ

    「人間は、どこまで理解することができるのか?」

    これまで絶対とされてきた事柄に対して、「様々な分野の人たちがディベートを重ねていく」という形式で、その謎を解き明かしていく。
    科学や論理学などに関する様々な話題が盛り込まれており、時折むずかしい用語が飛び出してくることもあるが、それ以上にわかりやすい実例を挙げて説明してくれるので、とても飲み込みやすい。いずれも目からウロコの話題で、読み終えた後には世界への見方が変わったような、とても充実した読後感が得られる。
    ここ最近の教養新書では一番。むしろそんなカテゴリにとどまらず、幅広い人々に読んでほしい一冊。

    0
    2019年01月16日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    あなたが矛盾しないことをあなたは証明できない―人間の理性に限界があることを証明し、神の存在証明をも行った“アリストテレス以来の天才”。
    その思想の全体像を、はじめて平易に解き明かす。

    [ 目次 ]
    1 不完全性定理のイメージ
    2 完全性定理と不完全性定理
    3 不完全性定理の哲学的帰結
    4 ゲーデルの神の存在論
    5 不完全性定理と理性の限界

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参

    0
    2010年11月21日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    あまりに普遍的で完全だとおもっていたものが、実は本当の意味で完全ではなかったこと。そこに疑問を持つことと深堀していく勇気がすごい。

    0
    2010年07月10日
  • 知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性

    Posted by ブクログ

    ?言語の限界
    →究極的には、概念(単語)は共有できない
    ヴィトケンシュタインの言語ゲームの話
    ラカンの玉葱の話と同一

    ?予測の限界
    帰納の限界。本質的には帰納には根拠はない。
    複雑系、地震予測の話。頻度の予測は出来ている(切り口による)

    ?思考の限界
    ファイヤーベントの知的アナーキズム。
    ホパーの反証主義すら、うまく機能しないケースは歴史に存在。(間違って、社会的に?反証される)

    人間原理。宇宙パラメーターの微調整の捕らえ方。
    強い人間原理と弱い人間原理。
    一般的な人間原理は弱いほう。強いほうは、グレッグイーガンの万物理論の元ねたか?

    0
    2021年06月24日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    長門有希の100冊の、23冊目。

    この手の哲学本にしてはものすごく読みやすい本です。
    新書だからというよりは、できる限り易しい言葉を使って、まずざっくりと全体感を捉えれるようにという割り切りで書いてある本だからだと。思考実験にページ数が割いてあることもあって、純粋に面白い!
    後半はゲーデル生涯の話とかも入ってくるので、定理だけにのめりこみたい人には不向きかもしれません。(でも哲学書は得てしてそういうものな気もする)

    ちなみに原作で、長門が言った「無矛盾の公理的集合は自己の無矛盾性を証明することができない」というのが、このゲーデルの哲学です。チェッメイト寸前だったチェスの王様を胸ポケットにし

    0
    2014年05月26日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    不完全性定理について概念的に理解できると共に、天才ゲーデルの思考に触れる事ができる。
    完全を求める数学の世界で、不完全を証明したゲーデルは数学の世界から哲学の世界に踏み出す。
    人間は機械なのか、神は存在するのか、
    このような議題も数学的観点から証明するゲーデルはやはり天才である。

    0
    2009年10月04日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    数学者ゲーテルの生い立ちや哲学的志向、そして彼による「不完全性定理」の説明とそれにまつわるエピソードなど、数学と歴史、哲学に至るまでを分かりやすく記述した本。

    0
    2009年10月04日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    難解&誤解にひたすら晒されている、「ゲーデルの不完全性定理」を詳述。一見難解ではあるが、文章は読みやすく精読すれば初心者でも理解可能です。そういう意味で良書。安価だしね。恐らく20世紀最大の知的業績(もしかすると、人類史でも)に、一度は触れてみませんか?
    ゲーデルによる(数学的な)「神の存在証明」も掲載されているのは必見かなぁ。理解できる人がいれば・・・・・。

    0
    2009年10月04日
  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

    Posted by ブクログ

    不完全性定理で有名なゲーデルの哲学を紹介した本です。サブタイトルのとおり「不完全性定理」そしてゲーデルが行った「神の存在証明」について書いてあります。哲学や論理学、数学の予備知識は仮定されていないのでそれらをやったことがない人にもわかりやすく書いてあると思います。ゲーデルを効いたことがないがなくても不完全性定理は知っているという人は多いのではないでしょうか。哲学や論理学よりもむしろコンピュータ科学においてよく見かけるタームです。これによりラプラスの魔的に全てを予測する完全演算機械の出現が否定されるわけですがこの辺の話は実際に読んでもらった方が早いですね。かなり難解ですがゲーデルがこの理論にたど

    0
    2009年10月04日
  • 新書100冊~視野を広げる読書~

    Posted by ブクログ

    選書はいいと思うんだけど、ちょくちょく自著が挟まるのと「この本を読んで最も驚いたのは」というフレーズが毎回出てくるのが気になる。定型分に当てはめてヒキを作ろうとしすぎてないか?

    0
    2026年06月25日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

    Posted by ブクログ

    前作と同様認知バイアスの用語が項目ごとに羅列されており大変わかりやすい。行動経済学からのバイアス説明は「fast and slow」だったり「予想どおりに不合理」など既読で知っていたものが多かったものだった。しかしそこからどのような項目を抽出したが却ってよくわかって信頼性が増した。第二部の統計学、第三部の情報学からのバイアス解説はいまだに知らない用語も多く、特に政治や社会に関係する情報学からの視点は非常に有用であると思われる。

    0
    2026年06月15日
  • 詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション

    Posted by ブクログ

    一章、二章が特に役に立てられそうだった。四章以降はあまりよくわからなかった。相手を黙らせるコミュニケーションが蔓延しているというのは、今の職場の状況を表していると感じた。ロジカルコミュニケーションを使える人でありたい。

    0
    2026年04月29日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

    Posted by ブクログ

    3.5くらい
    数字が苦手なので統計の項でちょい眠くなったものの、わかりやすく書かれていた。
    検定の多重性のとこ異常ありとされる確率95%って書いてるのは間違い??
    ここが引っかかったものの理解はできた
    あと光が粒子なのか波動なのか?そもそもさっぱり考えたこともなかったので流れるように読んでしまった。
    これで2冊読み終えたが、果たしていくつ自分の中に残っているだろうか?
    人が生きる上でバイアスなしというのは不可能だなと思ったが、たまに意識していれば、なにかの拍子に役立つかもしれないなという感想でした

    0
    2026年03月19日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

    Posted by ブクログ

    3.5くらい
    教科書的な目線で書かれているため大変読みやすい
    大分知識はついてきたと思うが、でもやっぱり落とし込めないんだよなあ
    わかってはいるものの、バイアスがかかってるな、なんていざという時にはなかなか思わないかもしれない
    脳を操るのはたいへんだ

    0
    2026年03月17日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

    Posted by ブクログ

    コンピュータの父にして数学や量子力学、経済学といった多様な分野で著しい功績と多大な影響を与えた偉大な天才、フォン・ノイマンの生涯で生み出した天才エピソードと彼の周囲にいた天才たちの天才エピソードとがてんこノンフィクション。柞刈湯葉が著作(まず牛を球とします)のあとがきで「小説よりも小説じみてる」みたいなことを書いていて手に取ったけれど、確かにこんな多様な分野で革新的な成果を挙げる人物を20世紀に成り立たせるのは創作ではリアリティラインを維持するのが難しいだろうという「万能の天才」ぶりである。副題が「人間のフリをした悪魔」であり、原爆開発を推進(日和る同僚を「われわれは科学的な課題解決に取り組ん

    0
    2025年11月12日