高橋昌一郎のレビュー一覧

  • ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論

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    不完全性定理で有名なゲーデルの哲学を紹介した本です。サブタイトルのとおり「不完全性定理」そしてゲーデルが行った「神の存在証明」について書いてあります。哲学や論理学、数学の予備知識は仮定されていないのでそれらをやったことがない人にもわかりやすく書いてあると思います。ゲーデルを効いたことがないがなくても不完全性定理は知っているという人は多いのではないでしょうか。哲学や論理学よりもむしろコンピュータ科学においてよく見かけるタームです。これによりラプラスの魔的に全てを予測する完全演算機械の出現が否定されるわけですがこの辺の話は実際に読んでもらった方が早いですね。かなり難解ですがゲーデルがこの理論にたどり着くまでの思考の変遷はかなりエキサイティングです。これを読むと論理学、数学と哲学の近さに気づかされますね。また、後半の「神の存在論」はゲーデル晩年の「神の存在証明」を紹介したもの。これは学術的にはあまり意味はないかもしれませんが、ここでも彼の論理展開は見事です。一般人とはかけ離れたまさに天才なんだなと思わずにはいられませんね。あとこれと一緒に以前紹介した「無限論の教室」もあわせて読むと理解がしやすくなると思います。

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    2009年10月04日
  • 新書100冊~視野を広げる読書~

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    選書はいいと思うんだけど、ちょくちょく自著が挟まるのと「この本を読んで最も驚いたのは」というフレーズが毎回出てくるのが気になる。定型分に当てはめてヒキを作ろうとしすぎてないか?

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    2026年06月25日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    前作と同様認知バイアスの用語が項目ごとに羅列されており大変わかりやすい。行動経済学からのバイアス説明は「fast and slow」だったり「予想どおりに不合理」など既読で知っていたものが多かったものだった。しかしそこからどのような項目を抽出したが却ってよくわかって信頼性が増した。第二部の統計学、第三部の情報学からのバイアス解説はいまだに知らない用語も多く、特に政治や社会に関係する情報学からの視点は非常に有用であると思われる。

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    2026年06月15日
  • 詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション

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    一章、二章が特に役に立てられそうだった。四章以降はあまりよくわからなかった。相手を黙らせるコミュニケーションが蔓延しているというのは、今の職場の状況を表していると感じた。ロジカルコミュニケーションを使える人でありたい。

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    2026年04月29日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    3.5くらい
    数字が苦手なので統計の項でちょい眠くなったものの、わかりやすく書かれていた。
    検定の多重性のとこ異常ありとされる確率95%って書いてるのは間違い??
    ここが引っかかったものの理解はできた
    あと光が粒子なのか波動なのか?そもそもさっぱり考えたこともなかったので流れるように読んでしまった。
    これで2冊読み終えたが、果たしていくつ自分の中に残っているだろうか?
    人が生きる上でバイアスなしというのは不可能だなと思ったが、たまに意識していれば、なにかの拍子に役立つかもしれないなという感想でした

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    2026年03月19日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    3.5くらい
    教科書的な目線で書かれているため大変読みやすい
    大分知識はついてきたと思うが、でもやっぱり落とし込めないんだよなあ
    わかってはいるものの、バイアスがかかってるな、なんていざという時にはなかなか思わないかもしれない
    脳を操るのはたいへんだ

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    2026年03月17日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    コンピュータの父にして数学や量子力学、経済学といった多様な分野で著しい功績と多大な影響を与えた偉大な天才、フォン・ノイマンの生涯で生み出した天才エピソードと彼の周囲にいた天才たちの天才エピソードとがてんこノンフィクション。柞刈湯葉が著作(まず牛を球とします)のあとがきで「小説よりも小説じみてる」みたいなことを書いていて手に取ったけれど、確かにこんな多様な分野で革新的な成果を挙げる人物を20世紀に成り立たせるのは創作ではリアリティラインを維持するのが難しいだろうという「万能の天才」ぶりである。副題が「人間のフリをした悪魔」であり、原爆開発を推進(日和る同僚を「われわれは科学的な課題解決に取り組んでいるだけど、(人道的な)責任を感じる必要はない」と鼓舞)したマッドサイエンティスト的な振る舞いや、戦後もソ連に対する先生攻撃を主張した背景が考察されるけれど、この辺の記述はわりとさっぱりしていてもう少し思想的な掘り下げが欲しかったとは思う。
    高橋昌一郎といえば同じ講談社新書『理性の限界』シリーズをおもしろく読んだ記憶があるけれど、本書も題材であるノイマンらのエピソードが強いというのもあるけれど、非常にリーダビリティに優れた著者であるなと。

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    2025年11月12日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    カズレーザーが今読んでる本としてYoutubeで紹介されていたので、試しに読んでみた。ノイマンの人柄や雰囲気はわかったが、あまり積極的な関心を持てなかった。ただ、ファインマンやオッペンハイマー、アインシュタインが出てくるので、この辺りの時代の解像度を少し上げられたのは良かった

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    2025年11月09日
  • 新書100冊~視野を広げる読書~

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    著者の新書に対する熱量を強く感じた。今まで新書を読む機会は少なかったが、興味を惹く新書がいくつかあったので読んでみようと思う。

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    2025年09月27日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

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    私たちは「正しい判断」をしているつもりでしばしば錯覚に陥る。人間の思考がいかに偏りやすいかを明かす。印象に引きずられ都合のいい情報だけを集め感情で結論を急ぐ――それが認知バイアスの罠だ。だがそれを「知る」ことが第一歩となる。情報があふれる時代、賢く選び、冷静に考える力がますます問われる。思い込みから一歩距離を置けば見える世界も変わってくる。

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    2025年07月19日
  • 詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション

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    これは、よくわからん。

    「PかつQ」
    とかの記号化の部分を、雑に書かれているからよく分からないのだと思う。

    「これが分からない人は論理的ではない」と言っている気がして、
    それこそ作者は一種のパラドックスに陥っている気がする。

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    2025年07月17日
  • 反オカルト論

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    タイトルを見て本書を手に取った人は、それも反オカルトってなんだろうって思った人は、かなり混乱するのではないか。

    まあ非科学的な欺瞞を「オカルト」と定義すればいいのかもしれないが、最も中心で溢れてくるのがSTAP細胞の捏造問題。
    だったらそこだけ取り上げればいいのにと思うくらい。

    オカルト部分は大半有名な話しばかりだと思ったし、原因を話したいのか影響を話したいのかどこを掘り下げて「論」としたいのか見えづらい。かなり広範囲に影響を語っているのか。

    読み物としての一冊には悪くない。

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    2025年07月01日
  • フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

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    超天才ジョン・フォン・ノイマン。

    同じ名前を原爆だったり、コンピュータだったり、ゲーム理論だったりいろんなところで見るのだが、全部同じ人間というネジの外れた超天才。

    その、超天才の一生を描くというより、彼が関わった領域の他の天才も含めて描くという、世の中には天才がいっぱいいるんだとう言う絶望と諦観を十分に味合わせてくれる。

    薄い本だし、深みはない。
    ノイマンの人生にさほど踏み込んだ感じもない。
    人間のフリをした悪魔と言うほどのエピソードもほとんどない。ただ、原爆を京都に落とそうと主張したところで、現世に責任を持つ必要はないという、科学至上主義者が言いそうなこと、あとソ連へ予防的核攻撃をしようと言ったこと。

    やってないやん。
    東京投下は止めてるし。

    天才ゆえの、壊れた人ではあろうが、悪意を持った悪魔ではないと思う。
    それをいうなら、民間人を狙った大規模空襲やった奴とか、民間人を狙って原爆落とした奴じゃないの、悪魔って。

    ああ、あと主題に関係なく中途半端に大日本帝国の先の大戦についてぶっ込むのやめてもらいたい。

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    2025年06月11日
  • 天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気

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    23人のノーベル賞受賞者。その、変な一面を紹介する。
    ノーベル賞受賞者がみんな変なんではなくて、変なやつをピックアップしてる。ドイツーユダヤ絡みの核物理学界隈の方々も上がっているが、核廃絶の理想論を最後までぶった方を、この枠に入れるのはどうかと思ったが。

    オカルトとか、ヤバい方面に残った知力を全開投入する展開が多いが、嫉妬に狂ったクソみたいな小人物のエピソードが不愉快にも面白い。今の、SNS全盛時代に居られれば、大変面白くも不愉快なドラマが見られたのではないかと思う。

    残念なのは、各章の掘り下げが浅い。しょうがないと思うが、もうちょっと絞って続編作るくらいの勢いの方がなお楽しめたかと。研究実績についても、全く知らない人が読んだら何を言ってるのか言葉がそもそもわからないと思うので、先に受賞内容について解説するとかしても良かったのではないか。

    でも面白い本だった。

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    2025年05月30日
  • 天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気

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    ノーベル賞受賞者の、光と影を克明に記録した書籍。<ノーベル賞病>(若くしてノーベル賞受賞したことによる万能感)を頂いて、ユリ・ゲラーに騙される化学者などもいるが、やっぱりアインシュタインの章が面白かった。アインシュタインの隠し子の存在が気になる。

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    2025年03月26日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    いろいろな認知バイアスの羅列ではあるが、一つ一つには根拠となる実験やその認知を避けるための考え方などが書いてあり、これまでの行動と照らし合わせると腑に落ちる部分はあった。

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    2025年02月20日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    論理学、認知科学、社会心理学の3つの研究分野から、認知バイアスを詳しく検証していく内容。具体的な実験の例が参照できてわかりやすかった。読み物としても飽きずにサクッと読めるボリュームだった。

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    2025年02月14日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    人を見る目というのも、無自覚にバイアスで判断しちゃってるんだろうなと実感。人を理解するのもされるのも難しい。ゆえにバイアスについて学ぶのは有益。

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    2024年12月13日
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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    【評価】
    内容   :★★★☆☆
    読みやすさ:★★★☆☆
    難易度  :★★☆☆☆
    ボリューム:★★★☆☆

    【所感】
    認知バイアスについて『論理学』『認知科学』『社会心理学』の3つの観点で各20項目の計60項目の概要をまとめた一冊。

    もともと行動経済学と組織論から認知バイアスに興味を持って読んだのだが、期待していた内容は第3部の『認知科学』アプローチに偏っていた。

    『論理学』『認知科学』アプローチについては「それって認知バイアスの括りなの?」と疑問に感じる項目が多々あったが知識としては面白いものがあったのでまぁ良しとする。(本書を読んで「認知バイアスとは?」の迷宮に迷い込んでしまった笑)

    60項目目の説明でそのまま終わる構成になっているが、個人的には最後に全体を通してのまとめが欲しかったところ。この3つの学門カットで認知バイアスを取り上げた意義とそこから導かれる示唆や可能性など。

    複数学問の視点から一つのテーマを学べるのでそこそこ面白く読めた。

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    2024年06月30日
  • 自己分析論

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    確かに、就職活動のときって、自己分析が一番必要な場面かも。って、それをしていない自分が言うのもなんだけど。それにかこつけて、具体的な分析法とか、哲学的アプローチとか、分かりやすく展開される。就職に限らず、色んな場面において自分と改めて向き合う機会を設けると、人生を豊穣にすることが可能かもしらん。

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    2024年05月28日