宮城とおこのレビュー一覧
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感謝しかない
序盤の「世界へ命令が放たれた」瞬間に、電車内にも関わらず涙がブワッと溢れてしまいました。
通勤中に読むものではなかったです……読むのやめたくなくて出社拒否するところでした(けっこうマジ)
やー美貌の流浪の大賢者様は本当にズルい男だよ……
あんな人やこんな人も出てきて懐かしいのと嬉しいのとで胸がいっぱいになり、でもあの人とあの子たちは出ないのかとシュンとなったり。
だけどみんなが幸せそうで本当によかった。
一度は幕を下ろしたはずの彼らの物語のその後を覗き見させていただけたことに感謝です。
人の営みは続いていく、それは東ゥ京でもトードリアのある界でも同じなんだなと。
おわりと今巻だけ明確に表記 -
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ネタバレ 購入済み
4.5くらい
この作家さんの中では、ちょい低めです。
まさおみ(攻)の人間性や行動はちょっとしか表現されてないので、周りの登場人物ができた人たちで、わりと二人の恋を助けてくれた、って感じに読めちゃうのが、物足りない。
遊郭物なんで、もうちょいテンプレ的な絶望感とかあるかと思いきや、期待してたよりとんとん拍子。
主人公二人より、キャラがしっかりした人間の周りの人がどんな恋愛するのか、スピンオフ読みたいくらい。そういう意味ではこの作家さんのらしい完成度高い作品。
まさおみさんが、ただの優しい紳士でなかったら、もうちょっと面白いかなー(ただ、本編のラストでその気配あり)。他の人のコメントで続編あるらしいと描い -
ネタバレ 購入済み
大家族純愛物語
今まで読んだBLの中で最も経済的に逼迫した主人公、あかる。しかし兄と妹で輝 一文字であかる ひかるって紛らわしいにもほどがあるし、親御さんの常識を疑ってしまう。それはさておき、ホームレスよりややまし、程度のあばら家で病弱な父親と弟妹を抱えてアルバイトに明け暮れるなんて。行政から見守られていそう・・・。
そこに転がり込んだ男にあっという間に懐く家族。寅さんか、たつきは?
色々あったけど、これからも貧しくも楽しく身を寄せ合って暮らしていくらしい。
お金持ちならこの家に援助しなよ!たつきの実家!
先々が気になるので短編でいいから後日談を読みたいなぁ。 -
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久々に満足の表現力
レビューが良かったので、購入してみたら大正解。
遊郭モノ、ハッピーエンドですが、細やかな表現で切なく、焦ったく、甘い。
誠実な御曹司×美しく成長した遊郭生まれの主人公。脇役たちもそれぞれがこの物語に必要な無駄のない配役でした。
エロは控えめ。もう少し濃厚な表現があっても良かったとは思うけれど、このお話の感じだとこのくらいで美しくまとまってちょうどいいのかも。
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絵がスキです
宮城さんの絵がとても綺麗で好きです。[月の沈むまで]のスピンオフのようですが、伊織と士郎も登場して、その後が読めてうれしかった。でも、中途半端なところで終わってしまっているので、続編は出るのでしょうか?それが気になります。
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Posted by ブクログ
コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー2に収録されている「聖霊狩り オリエントの蛇龍」を読破。
集英社文庫版「闇に歌えば」刊行にこのアンソロと、誠志郎たちヤミブンメンバー(+α)に再会できてうれしいですO(≧▽≦)o
わーいわーい、と浮かれていた私はある事実に気づいていませんでした。
それは――
他の方の感想で「主人公ぇ」ってのを見かけまして。
最初「ん? 誠志郎どうかした?」って首傾げたんですが、そうでしたね。
「聖霊狩り」の主人公は鈴男でしたwww
本当にすまん鈴男! わざとじゃないんだ!!
ただスーパーファンタジー文庫から読んできているから、ついつい誠志郎が主人公!