宮城とおこのレビュー一覧
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ネタバレうん、やっぱりジオとダイヤの出番が少ないほうが、他の登場人物が動くので面白くなるね。
そしてタイトルの「後宮からの逃走」。
やっぱりそうなるよね、って読んでいたら、そっちの意味もありましたか。
クラスター王子はどうも根っからの悪役ではなく、ただのコミュニケーション不全。
親に愛してもらったことがないので、人との距離が測れず、新しい世界に足を踏み出す勇気もない。
傍にいてくれ=結婚してくれ なのね。
髪の黒い魔法使い、タロットワークという魔法使い、サリタという魔法使い。
魔王となって苦しんでいるはずの彼を思わせるような人物がずいぶんと出てくるけれど、サリタって彼だよね。
ストーリーはあまり -
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ネタバレなぜかわからないが、ジールのクラスター王子に追われることになった宝珠。
ついでに目印として追われるオニキス。
今回もまた、コバーリムの執政大臣や、女神コリアムや祭司のミナなど、ジオとダイヤがかかわった人たちが二人を救おうと動く。ライーもね。
それとは別にスマートを探すサファイア。
オニキスとニアミス。まあ、ありがち。
ジオとダイヤに多少の自由を与えるための代償として、三つ子たちの記憶が少し失われたということだけど、なぜ三人がバラバラに行動しているのかがまだわからない。
オパールはアラン王子の庇護のもと女学校に通い、サファイアはライーと連絡を取り合いながらスマートを探す。
オニキスだけがた -
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ネタバレ最後まで読んでも誰が先生のお気に入りなのか、そもそも先生が誰の事を指しているのかわかりませんでした。
読解力の低下たるや…。
宝珠とオニキスはレフーラの宮殿で魔物と闘い、その後ヴァデラッヅにラボトロームに連れて行かれる。
ラボトロームでは、オニキスの三つ子の妹(?)姉(?)のオパールが通う女学校がレフーラ宮殿のように魔族に支配されていることを知り、アラン王子に頼まれ女学校に乗り込むことになった宝珠とオニキス(!)
要は、人間の感情の起伏が魔族の栄養になるということで、魔族たちが異空間に人間を閉じ込めるわけなのだけれど、その背後にいるらしいジールのクラスター王子の目的がわからない。
宝珠と -
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ネタバレ前巻から7年経って、舞台は東大陸。
ジオとダイヤは琥珀に閉じ込められているのだから、当然主人公格は変わると思ったけれど、まさか今まで話にしか出てこなかった東大陸からスタートだなんて。
でも東大陸と言えば、ジオが助けた元奴隷が東大陸に行くと言ってたしなあと思ったら、やっぱり主人公・宝珠のピンチを救ったのはその元奴隷・リターフだった。(名前はきれいに忘れていた)
人間の耳の代わりに猫耳がついているせいで人前に出ることができず、家族からも忌み嫌われていた宝珠は、初めて自分の容姿に偏見を持たずに接してくれる人に出会ったわけだけど、リターフの願いで単身西大陸に向かうことになる。
ん?東大陸と西大陸っ -
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ネタバレリタイアしようかどうしようか悩んでいたシリーズですが、ちょっと前の苦行のような読書ですら、最後まで読み通すと得られる達成感というか満足感で苦しい思いがチャラになったので、やっぱり読み進めようと思います。
とりあえずレフーラ編を最後まで読んでよかったのは、タイトルの『魔王』の意味が分かったこと。
なるほど、そういうことだったのか、と。
だけど不満がないわけではない。
というか、たんとある。
ジオ、海賊になったり奴隷になったりする意味あった?
ダイヤモンドとオリヴィアが軟禁されている意味?
不必要に風呂敷を広げた結果、大した効果もなく風呂敷を畳んだように見える。
魔法とこの世界のバランスをとる -
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ネタバレ今回はシリアス路線で、しかも導入部だけです。
ジオとダイヤが最も信頼していると言っていいタロットワークが、彼らの三つ子の一人オニキスとともに姿を消す。
どうもタロットワークの一族の秘密にかかわる仕事、しかもオニキスに害を与えかねないようなことのために、誘拐したっぽいのだ。
似たようなこと、前もあったね。
タロットワークとジオは親友のように心が繋がりあっていた…はずなのに、タロットワークは本来の雇い主の依頼でジオを殺そうとした。
結局殺せなくて、獣になる魔法をかけて国を追放しただけで終わったけど。
タロットワークは心からジオやダイヤたち一家のことを愛しているけれど、職務(任務)に忠実なので結 -
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ネタバレ目次
・ちょー美しい姫君
・ちょー恋とはどんなものかしら
・冬の祈り、秋の憧れ
表題作よりも、他の2作の方が面白かったな。
アラン王子と無理やり婚約者になろうと押しかけて来た美しい姫君オリヴィア。
しかしその性格は、自分の美しさを鼻にかけ、ライバルは陰湿に排除していく、実に嫌なやつだった。
断っても断っても動じないオリヴィアに対して、アラン王子が差し向けたのは、文句のつけようもない美女であるダイヤモンド。
しかも明るく爽やかに人が悪い。
全くオリヴィア何ぞ勝てる相手ではないのだけれど、へこたれない性格のため一向に引き下がらない。
というわけで始まったのが、賭けポーカー。
絶世の美女二人が -
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思っていた結末じゃないけど。
こういう展開になるとは思わなかったけど、みんなが幸せを感じる気持ちが暖かくて
よかった。
ただ、もうちょっとヤキモキするようなところがあってもいいかな。
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tthe 家族
小説のタイトル通り家族になる(作る?)のがテーマのお話でした。
家族との縁が薄い主人公が就活でマイナス思考に陥っているところ、バイト先の家族の存在に癒され、店長に恋をする話。
途中、店長の家族を思い、主人公が身を引くところ。先生が書かれるああいう身を引く感じが好きなんですよねぇ。
それが読めただけでも買ったかいがありました。 -
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ネタバレ魔法で男にされたダイヤは司祭の娘に惚れられたものの、ジオを救いに行くのいかないのとライーとドタバタしているところを目撃され、「ふたりはそういうことだったのですね」と誤解をされ、恋愛沙汰はストップとなる。
ところが魔法で女にされたジオは、ロゼウス卿に惚れられて、魔法をかけられた鎖で縛められ逃げることができない。
これがタイトルの「囚われの王子」ですね。
元王子だけれど。
本来ロゼウス卿はそんな非道なことをする人ではなかったらしい。
つまり誰かに乗っ取られてる?
また、ポンコツ魔法使いのくせに妙にきわどい魔法を使えるパリスも見た目通りではないと思う。
両親の危機を救うべく三つ子たちも動きは -
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ネタバレ前作から八年、ジオラルドとダイヤモンドは行方不明となり、ふたりの間に生まれた三つ子はアラン王子の下で暮らしていた。
そんな時、ダイヤモンドと名乗る怪盗と人語を解する獣の噂を聞いて、三つ子とふたりの魔法使い(スマートとタロットワーク)は行方不明の二人ではないかと、確かめるための旅に出る。
しかし何故か怪盗は男で、獣は女なのだが…。
当然怪盗と獣はダイヤモンドとジオラルドなのだが、なぜ二人の性別が入れ替わったのか、の謎は今回解けてはいない。
まあ、スマートと因縁のある魔法使いのせいっぽいけれど。
そしてなぜ二人が盗みを働いているのかと言うと、魔法で閉じ込められた女神を解放するのに必要だから…と -
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新しく、懐かしい
ちょー美女と野獣のシリーズも、魔王のシリーズも発売当時に読んでいます。あ、この人は、あの人だ!とかあぁぁぁこの名前はぁぁぁぁなんていう、過去作との繋がりももちろん楽しかったですけど、純粋にちょー東ゥ京のお話が、カンラン先生とクジの関係が少しずつ変わっていくところが、すごく楽しかったです。
これまでのちょーシリーズを読んでいなくても楽しめますが、読んでいたらもっともっと楽しめると思います。今読んでも絶対面白いです。魔法のせいかと思うくらい、読んでいると気付いたら時間が過ぎています。
大人になって、小説を読むことがほとんどなくなっていたんですけど、今回、ちょー東ゥ京シリーズに巡り会えて、本の世界に -
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終わり?
えーこれで終わりですか?「完結」となってるし、発行も2013年だから続きは無いんですよね。2巻は駆け足すぎで、その後の伊織の運命はどうなったのか気になる。やっぱり帝は、帝になるだけの才がある人でしたね。
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絵が綺麗
伊織の強い瞳と視線が印象的。たくさん考えて、練って京に入ったけど、色々とバレるのが早すぎてヒヤヒヤしました。
ベースの古典のことはまったく知らなかったので、巻末の先生の創作にあたっての話は面白かったのですが、ネタバレですー!