吉村達也のレビュー一覧

  • 踊る少女

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    婚約者、夫婦、親子、親戚、隣人に関するヒトコワ短編小説。
    他人事とは思えない怖さ。
    中でも精神的にくるのがマザコンの域を超えた「美和さん」。
    歴代短編小説の中で群を抜いて面白かった!

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    2025年06月18日
  • ビンゴ

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    まさかの展開がたくさんあって先がどんどん知りたくなる話だった。予想だにしない結末で楽しませてもらった。

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    2024年11月05日
  • ヒマラヤの風にのって 進行がん、余命3週間の作家が伝えたかったこと

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    終末期の三週間の著者自身の記録。ご家族、担当医の記録。
    終末期がん患者の緩和ケアの様子、感情が分かる。
    私自身の親友が同じ様な状況で他界し、どんな日々だったかとやり場のない思いでいたところに、この本に出会った。
    文章を書ける、文書に生きた方が、この様な記録を残して下っさったことに、
    感銘します。

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    2023年06月05日
  • 生きてるうちに、さよならを

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    タイトルから生前葬を題材にした話なのかな…と思っていましたが、とんでもない展開で最後まであっと言う間に読みました。最初は愛人を作って家庭を省みない社長の振る舞いにイラッとしながら読んでいましたが、後半になるとちょっと同情してしまう心情になるのが不思議な作品でした。

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    2023年04月15日
  • 可愛いベイビー

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    本当の事を言うとこの本は五十嵐貴久の「年下の男の子」シリーズの続編と同タイトルであったため、間違えて購入したものだった。
    しかし読み始めてみると、初っ端からの笑ってしまう程のあり得んくらいの狂気っぷりに最後までグイグイ引っ張られっぱなしで、一気に読み切ってしまった。
    そんな奇特な部長さんがいるもんかね?とチラッと思わなくもなかったけれど‥
    いやぁ、文句なしに面白かったです。

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    2021年12月05日
  • 生きてるうちに、さよならを

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    非常に読みやすくて面白かった。心理描写もとても丁寧で、ふたりの女の間で揺れる主人公の、人間らしい身勝手さや人を愛しく思う気持ちに共感ができる。
    ストーリー自体はご都合主義感があるが、教訓になる言葉が多かった。「当たり前に生きている何気ない日常」でもたくさんのさようならが積み重なっている。さようならが言えるうちにさようならを言えるというのは、幸せなことだなあ。

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    2020年09月27日
  • 生きてるうちに、さよならを

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    ネタバレ

    自分の不倫相手がかつて妻の母が不倫をして滅びさせた家の娘であり、最終的に妻はその不倫相手に殺されるという話。よくできた小説。生前葬という考え方も面白かった。
    生前葬は現役を退く際に実施するのがタイミングとのこと。

    生前葬という考え方。
    P26 ずっと会っていない方たちだけお招きして、再会するパーティーなんです。
    P27 気がつくと、もうあの人は自分の人生から消えてしまったのだ、という別れがたくさんあることを知っておいていただきたいんです。その真実を意識していると、一期一会を心から大切にしていく気持ちになれるんですね。

    P52 葬式は、そのセレモニーの実行のために遺族を忙しくさせて、悲しみを

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    2015年12月12日
  • 魔界百物語3 幻影城の奇術師

    購入済み

    大好きでした

    あなたの小説で小説が好きになりました。何時読んでもスラスラ頭に入ってきます。
    また小説書いて下さい。あなたが新しく輪廻転生して、私が生きてる間に。

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    2014年05月26日
  • 金田一温泉殺人事件

    購入済み

    最高におもしろかった

    情緒、展開、結末など、どれを取っても最高でした。ワクワクしながら一気に読んでしまいました。
    十和田湖や奥入瀬など、行ったことがあるだけに、情景も浮かび、一緒について行って現場を見ている錯覚を覚えるほどの傑作作品でした。

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    2014年02月14日
  • ワンナイトミステリー 「香港の魔宮」殺人事件

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    再読。
    イギリスから中国への香港返還前の時代。今のうちに香港へ行っておこうと思っていたな。懐かしい。

    2016.6.19
    再読。
    トリックはともかく、中国返還前の香港の様子とともに、事件解決に至る過程がとても面白かった。

    2013.11.27
    再読。1995年の作品
    角川文庫の企画本 ワンナイト ミステリー・シリーズ 290円也
    ナイトキャップ代わりに1〜2時間で読める中編推理。

    なぜか好きで何回となく読んだ作品。
    香港旅行中の日本人女性が行方不明になる話から始まる。
    1997年、イギリスから中国への香港返還前の時代。今のうちに香港へ行っておこうという旅行者、賑やかで刹那的な香港の様子

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    2016年06月20日
  • ワンナイトミステリー 「巴里の恋人」殺人事件

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    再読。
    切ない話。
    パリに行きたくなった。

    2016.6.19
    再読。
    地味で寂しい一人暮らしのOLが、パリにいるという架空の恋人ロベールを作り出したことから殺人事件に巻き込まれる。切ない話だが、事件解決は面白かった。

    2013.11.26
    再読。1995年の作品
    角川文庫の企画本 ワンナイト ミステリー・シリーズ 290円也
    ナイトキャップ代わりに1〜2時間で読める中編推理。

    地味で寂しい一人暮らしのOLが殺人事件に巻き込まれるというもの。
    140ページしかなく、あっと言う間に読めてしまうが、発想が面白く、ストーリーも推理も読み応え充分。

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    2016年06月20日
  • 鳥取砂丘の青い風

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    続きが読みたい書き下ろしですが

    書き下ろしですが、まだ続きそうな展開で続きが読みたいです
    人生につまずいたときにまた読みたい

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    2013年11月01日
  • 13の幻視鏡

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    13の幻視鏡というタイトルなのに収められている短編は12編。
    このタイトルは編集の方が作者ならばどうつけるだろうと思いつけたということ。
    作者がもし生きていたらどんな題名をつけたのかも知りたいが、このタイトルも捨てがたい。

    個人的に一番ぞっと来たのは「着陸」
    わき目もふらず必死で働いてきた日本の父親たち、その最後。
    最近では若者の離職、終身雇用制度の破壊などがまるで悪であるかのようにニュースで取りざたされているが、本当にそれが駄目なのかと首をかしげたくなる。

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    2013年03月12日
  • ヒマラヤの風にのって 進行がん、余命3週間の作家が伝えたかったこと

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    人は必ず死ぬ。
    それを自分を含め、人はどこまで意識しながら生きているのだろう。
    この本から人は間違いなく、確実に死ぬ、という強烈な「死ぬ
    」という感覚を与えられた。
    人生を深く、豊かに生きていきたいのであれば、この本は必読書
    である。
    プロローグの「突然ですが、私はこの度、死んでしまいました」
    というショッキングな出だしもさることながら、
    エピローグの「妻と娘からのメッセージ」に心打たれた。
    愛され、そして感謝されながらの旅立ち。
    同じく、愛と感謝に満たされていたに違いない。

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    2012年08月23日
  • ボクサー

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    ネタバレ

    実際にあるのだろうか。。
    ラストの復讐方法は、かなりすき。
    自分が殺すより殺人者として生きさせる。
    苦しめ!と言う気持ちがよく描かれていると思った。
    理想的な結末だと思った。

    吉村氏はやっぱりホラーがいちばんいいかも~

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    2011年07月05日
  • 別れてください

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    内容の3分の2はよくある不倫物語だったのですが、後半に
    いきなりミステリーになり、最後はちょっと怖かったです。
    通院がえりのJRの中で読みきれました。

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    2011年02月28日
  • 私の遠藤くん

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    年下の旦那さんを持った女性の異常な位の旦那さんへの愛情、テニス仲間の年代の異なる女性達とのやりとり・・推理小説でもないのにありがちな仲よしgpの嫉妬にのめり込んでしまった。
    既婚女性ならきっと皆のめり込むと思う作品。

    (途中、愛知県岡崎市がチョット出てくるのも良かった)

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    2010年09月14日
  • 初恋

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    恋愛ホラー&吉村達也ホラーの最高傑作! だと思っている一作です。
    ストーカーものなんだけれど、そんな言葉で片付けられない。とにかくヒロイン?の凄まじいまでの執念に唖然。ところどころに悲しみを感じさせるような部分があったりもするのだけれど、そんなものも吹っ飛んじゃうほど。主人公の男性は実に気の毒。ていうかこれ、男性が読めばもうめちゃめちゃに怖いと思う。特に家庭円満な既婚者は。
    そしてやっぱり、特筆すべきはラスト。彼女が選んだ「初恋の成就」はあまりにも……うーん、言い表せない。

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    2010年01月29日
  • ビンゴ

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    クラスメイト全員が森の中で百物語を始めたことをきっかけに、ストーリーが始まる。
    終盤を迎えた百物語で、不気味な体験をする。そこから、“BINGO”をキーワードにクラスメイトが次々に死んでゆく。。。

    なぜ呪われてしまったのか、それを読み解くのもとても興味深く、どんどん読めてしまう。
    さらに、最後のクライマックスでは謎が解明するも、さらに心打たれるストーリーが準備されていて、とてもじぃんとくる1冊だった。
    とても良い作品だと思います。

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    2009年10月04日
  • ビンゴ

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    私の中のホラー作品の中ではダントツの一位。
    ビンゴ感覚で人が死んでいくと言う過程にはゾワゾワする。
    女性の恨みが元になっている事が多い気がするホラーの中で、それとは一味違っているところが私は一番好き。
    怖いけど好き。

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    2009年10月04日