【感想・ネタバレ】生きてるうちに、さよならをのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年04月15日

タイトルから生前葬を題材にした話なのかな…と思っていましたが、とんでもない展開で最後まであっと言う間に読みました。最初は愛人を作って家庭を省みない社長の振る舞いにイラッとしながら読んでいましたが、後半になるとちょっと同情してしまう心情になるのが不思議な作品でした。

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Posted by ブクログ 2020年09月27日

非常に読みやすくて面白かった。心理描写もとても丁寧で、ふたりの女の間で揺れる主人公の、人間らしい身勝手さや人を愛しく思う気持ちに共感ができる。
ストーリー自体はご都合主義感があるが、教訓になる言葉が多かった。「当たり前に生きている何気ない日常」でもたくさんのさようならが積み重なっている。さようならが...続きを読む言えるうちにさようならを言えるというのは、幸せなことだなあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年12月12日

自分の不倫相手がかつて妻の母が不倫をして滅びさせた家の娘であり、最終的に妻はその不倫相手に殺されるという話。よくできた小説。生前葬という考え方も面白かった。
生前葬は現役を退く際に実施するのがタイミングとのこと。

生前葬という考え方。
P26 ずっと会っていない方たちだけお招きして、再会するパーテ...続きを読むィーなんです。
P27 気がつくと、もうあの人は自分の人生から消えてしまったのだ、という別れがたくさんあることを知っておいていただきたいんです。その真実を意識していると、一期一会を心から大切にしていく気持ちになれるんですね。

P52 葬式は、そのセレモニーの実行のために遺族を忙しくさせて、悲しみを忘れさせるためにあるという効用を説く人間もいるけれど、むしろ身内は、悲しむだけ悲しんだほうがいいような気がする。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

展開が想像していなかったもので、いい意味でそうくるのか!と。話の構成が上手。全体の雰囲気も、違和感なく変わってしまうのがすごい。
この方の本は初めて読んだが、一気に惹かれた。

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Posted by ブクログ 2022年02月14日

ヒューマン系かと思ったら後半で全然思ってたのと違う方向に進み始めた。面白かった。
最後の最後、主人公の結末が良くも悪くも衝撃的。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月17日

これはたしかに驚愕のどんでん返しミステリーでした。最後の最後までわからんところも語り口調で話が進んでいくところも、「バイバイ」って息子の敬が読んで終わるところも、これまあ面白い!

 

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Posted by ブクログ 2020年06月11日

人ひとりの人生には、様々な人との出会いや別れがあること、そしてその「別れ」の中にははっきりとした区切りがなく、気づくと疎遠になっている、というものや、自分自身の力ではどうしようもないもの(事故や事件)があるのだということが描かれます。

決してエンターテインメントに富んだ本ではなく、また大きな事件が...続きを読む起こるわけでもありません。創業者として一部上場企業を経営するワンマン社長とその家族、また社長の愛人の「隠された歴史」がテーマです。

あらためて自身の人間関係(これまでの人生でかかわった人たち)について思い出そうと思いましたし、両親や妻など、身近にいる家族の「歴史」や「思い」を受け止めて、(あまり考えたくはありませんがいつでも「別れ」が言えるように)生きることができたら、とも思います。
とはいえ、『生きてるうちに、さよならを』言えないからこそ、人生は趣深いものであるのかもしれません。

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Posted by ブクログ 2019年12月25日

「生きてるうちに、さよならを」ああ、自然に心が震え胸を打つ何て詩的でセンチメンタルなタイトルなのでしょうね。本書の骨格は、長年の友人の葬式に出席した男が、金儲けを目論んで嘘八百を述べる輩達に怒りの鉄拳をふるい、それを機に自分は生前葬にしようと決意した思いを綴る手記風の物語ですね。本書には笑いの要素は...続きを読む欠片もなく生真面目で道徳的な物語がどんどん続くのですが、やがて愛のない妻子と逆に真剣に愛している愛人という構図が次第に逆転して行き最後に意外な真実が明かされます。殺伐としながらも哀愁が漂う結末に満足しましたね。

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Posted by ブクログ 2018年09月20日

最後のそうだったのか!感が気持ちよかった。
たふん気づく人は少なくないような定石どんでんがえしなのだろうが、私は全く気づかなかった。

主人公がハッとするシーンの書き方、ネタあかしの書き方がスパッと一言で終える気持ちの良い文体で読み進める目が止まらなかった。
このテンポの良さ、いい!

最後のおわり...続きを読むに、 は息子目線のあとがき。
成長と皮肉を込めて一件落着というのがリアルだった。

ところでミステリー的要素を外すと、人に歴史ありなんだなと思った。
夫の本当の姿…私も知らないんだろう。

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Posted by ブクログ 2017年09月21日

主人公の傲慢で手前勝手で愚かで鈍感なザ・男っぷりにイライラさせられた。こんな奴、関わるだけ損だ。
や、そこは問題でないけど。

言葉選びや話運びが上手いのでするする読める。
帯の煽り文句は無視して、構えずに読めば楽しめる小説なんではないかな。

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Posted by ブクログ 2016年09月26日

帯に惹かれて購入しました。
どんでん返しというほどではなかったかなとも思いますがスラスラ読めるのが気持ちよかったです。

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Posted by ブクログ 2016年05月04日

サクサク読める。1日で可。
無駄な描写が少ない。
1文1文が短い。
分かりやすい一人称。
適度な行間。
マメ知識的な余計な情報が少ない。

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Posted by ブクログ 2016年02月04日

これは、ホッコリ系のフィクションかと思いきや、サスペンス!?

半日で読み切ってしまった。
誰にでも、言わないだけで大きな秘密ってあるんですよね。

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Posted by ブクログ 2016年01月24日

タイトル見て、涙もの?と思ったが、後半からサスペンスになった。最後はそうくるかって感じ。意外とあっさり。初めて吉村達也さんの本を読んだ。他の本も面白そうなので読んでみたくなった。

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Posted by ブクログ 2015年11月02日

人に勧められて、一気に読みました。
最初は「綺麗な表紙だな〜」と読み始めましたが、
読み終えた今では、表紙に様々な思いを馳せてしまいます。
最後は鳥肌がぶわ〜っと。
もう一度読み返したら、また違った見方になりそう。
帯にあった通り、どんでん返しの隠れた名作ですね。

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Posted by ブクログ 2023年10月11日

主人公の傲慢さに腹が立ちました。

自分の物だと思っていたものを、自分で捨てるのはかまわないのに、人に捨てられると怒る。

自分が奥さんにしようとしていたことが、どれ程彼女を傷つけるかについては鑑みない。

誰に読ませるわけでもないと言いながら、告白文みたいなものを残す。結局誰かに読んでもらいたいか...続きを読むらじゃないのと思ってしまう。

という、素直にイライラしながら読める本でした。

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Posted by ブクログ 2023年09月27日

面白い展開だとは思いましたが、いかんせん自叙伝?日記?のていなので、読みづらかったり、一方の話しかわからなかったり。それにしても、帯に書かれていた禁断のどんでん返しというのは、少し言い過ぎでは?

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

ミステリーだと思わず読み進めたので、意外な展開が続いていくのがおもしろかった。

最後、物分かりの良すぎる子どもはちょっとあり得ないかなと思うけど、まぁ遺産なんかたっぷり相続したから感謝してる、ということなのかな。これで金も残さず死んでいたら最低な親としか子供にはうつらないよなぁ。

金もない自分と...続きを読むはかけ離れているから、かけ離れたところで楽しめた一冊だった。

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Posted by ブクログ 2023年03月13日

映画館で映画を観ているときのような、五感を抉られる感覚を初めて受けた本だったのでめっちゃ覚えている。当時14歳の私にはショッキングな内容とラストだった。

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Posted by ブクログ 2023年01月28日

どこがミステリーなんだろうと思いながら読んでいくと最後にこれか!と…
驚愕のどんでん返しって程ではなかったかな

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Posted by ブクログ 2021年04月08日

主人公の立場や性格に共感が持てず、途中で読むのをやめようかなとも思いましたが、作者は意図して主人公に反感を抱かせようとしていたのでしょう、結局、術中にはまってしまい、一気に読みきってしまいました。でも、最終章は息子でいいのかなぁという気はします。息子で行くのなら、そこまでにもう少し息子を取り上げても...続きを読むいいのではと思います。

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Posted by ブクログ 2020年10月10日

ちょっと気になって手に取った一冊、ちゃんと読むには初?の吉村達也。
親友の葬儀で見た自己陶酔型弔辞に嫌気がさし、自身の生前葬を企画した会社社長が、妻の余命を知り、それを機に様々な事に悩む姿を描いています。
文庫帯書きの「感情揺さぶる禁断のどんでん返し」に惹かれて読みましたが・・・どんでん返し?
正直...続きを読む、全体に軽い感じで、読み応えも読後感も・・・でした。

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Posted by ブクログ 2020年07月30日

友人から貸して頂いたので読んでみました‼️

作品としてはとても読みやすかった作品ですね。
ストーリー構造もわかりやすくてイメージもしやすいし
何より、スラスラと物語が進んでいくので
ストレスなく読むことが出来ました‼️

主人公の本宮さんの傲慢っぷりな性格はあまり共感を
持てませんでした、、妻の事...続きを読むを何も知らないし
影響を受けて生前葬をしようとするし、コロコロと
考え方も変わるし周りに迷惑しかかけない行動だったので
好きにはなれませんでしたね

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Posted by ブクログ 2020年07月08日

地元の見慣れた地名が出てきたところで
急な親近感。

しかしこんな終わり方とは。
なんとも言えない読後感。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年08月31日

思った感じとは違った。
悪くはない。
お葬式でのひどい振る舞いには心底腹が立った。
でも途中から方向性が変わってきて。
涼子の若い頃の恋まで含めて息子の目についてしまった。
でもこれは、息子にとっては知っておいてもよい事実だったのか。
ーーー
「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にき...続きを読むたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔事に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の良子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを……。

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Posted by ブクログ 2016年05月30日

「復讐」「衝撃の結末」というお約束の文句に釣られて読みました。
結末は可もなく不可もなく。
題名は不可だと思う。

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Posted by ブクログ 2015年12月01日

とっかかりはベタながらも悪くないテーマだと思うし、実際半ばあたりまではそれなりの期待を持って読み進んでいたのだが、後半はなんだかチープなミステリーもどきのような趣向に走ってしまって、思いっきり尻すぼんだ読後感になってしまった。
筆は確かだからスイスイとページを消化していくことはできるけれども、それ以...続きを読む上のものは得られなかった、残念ながら。

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Posted by ブクログ 2015年11月10日

このタイトルに生前葬、さらに帯にあった「ラストのどんでん返し」のコピー、それらにつられて読みました。確かに読めたのですが、終わってみたらなんとなく何だったんだろうなって感じが残るだけで、印象が薄い感じでした。どんでん返しは、例によって過剰なキャッチコピーと思っていたので案の上ですけど(^^;、いくら...続きを読むなんでも「隠れたどんでん返し名作小説!」は言い過ぎだろうな。全体に流れるもやもやした感じと、なんとなく深みがない話で小説を読んだ気分にならなかった感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年11月07日

後半で地元が舞台として登場するので親近感が湧き、一気に読めた
実は復讐者がそばにいたっていうのは、安っぽさしか感じない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月24日

最後の最後に、あまりに耐え難い「おわり」があります。
隠れたどんでん返し名作小説。

…の帯に惹かれて購入した1冊。
基本、それなりに厚くて、読み応えのありそうな本を買いたい派なんですけど(笑)。
通勤の電車内(わりと短時間)でしか読まなくても、2~3日位でさらっと読めてしまう本。

題名からして、...続きを読む生前葬に関するお話かと思われそうですが。
まぁ、古い友人の死を経験し、人生をリセットする意味での生前葬を考えた主人公の話ではありますね。

<以下、ネタバレです。>

傾きかけた親の会社を建て直す為、家庭を顧みずに仕事に没頭してきたワンマン社長の本宮。
親の勧めるままに結婚した妻との仲は冷え切っており、愛人をとっかえひっかえしてきたが、現在の愛人だけは、長く続いていて、結婚という形に拘らずとも、この先ずっと一緒にいたいと思っている所に、妻の病気を知り、動揺する本宮。
妻を理解する為に、今まで気にもとめなかった妻の生い立ちを知ろうと、妻の生まれ故郷に足を運ぶ事になり…。

そこで知ったのが衝撃の事実。
本宮の妻である涼子は過去に、妻子ある男性と不倫関係にあり、そのせいで男性の妻は幼い娘を残して自殺。
その後、涼子と男性は無理心中を計るが、亡くなったのは男性のみ。
という事実が分かった辺りで、ぴーんときますよね。
案の定、本宮の愛人の正体は、両親を亡くした幼い娘で、涼子に復讐する為に、本宮に近づいた訳ですよ。
ここまではありがちな展開ですけど、最後の最後はちょっとびっくり。
この話、みーんな不幸ですね。
本宮息子の言い分も分かるけど、そもそも、そういう事になった原因は涼子だろう! という気がしないでもない。
話としては面白かったけど、スッキリするようなしないような。

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