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「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを……。
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Posted by ブクログ
タイトルから生前葬を題材にした話なのかな…と思っていましたが、とんでもない展開で最後まであっと言う間に読みました。最初は愛人を作って家庭を省みない社長の振る舞いにイラッとしながら読んでいましたが、後半になるとちょっと同情してしまう心情になるのが不思議な作品でした。
非常に読みやすくて面白かった。心理描写もとても丁寧で、ふたりの女の間で揺れる主人公の、人間らしい身勝手さや人を愛しく思う気持ちに共感ができる。 ストーリー自体はご都合主義感があるが、教訓になる言葉が多かった。「当たり前に生きている何気ない日常」でもたくさんのさようならが積み重なっている。さようならが...続きを読む言えるうちにさようならを言えるというのは、幸せなことだなあ。
ヒューマン系かと思ったら後半で全然思ってたのと違う方向に進み始めた。面白かった。 最後の最後、主人公の結末が良くも悪くも衝撃的。
人ひとりの人生には、様々な人との出会いや別れがあること、そしてその「別れ」の中にははっきりとした区切りがなく、気づくと疎遠になっている、というものや、自分自身の力ではどうしようもないもの(事故や事件)があるのだということが描かれます。 決してエンターテインメントに富んだ本ではなく、また大きな事件が...続きを読む起こるわけでもありません。創業者として一部上場企業を経営するワンマン社長とその家族、また社長の愛人の「隠された歴史」がテーマです。 あらためて自身の人間関係(これまでの人生でかかわった人たち)について思い出そうと思いましたし、両親や妻など、身近にいる家族の「歴史」や「思い」を受け止めて、(あまり考えたくはありませんがいつでも「別れ」が言えるように)生きることができたら、とも思います。 とはいえ、『生きてるうちに、さよならを』言えないからこそ、人生は趣深いものであるのかもしれません。
「生きてるうちに、さよならを」ああ、自然に心が震え胸を打つ何て詩的でセンチメンタルなタイトルなのでしょうね。本書の骨格は、長年の友人の葬式に出席した男が、金儲けを目論んで嘘八百を述べる輩達に怒りの鉄拳をふるい、それを機に自分は生前葬にしようと決意した思いを綴る手記風の物語ですね。本書には笑いの要素は...続きを読む欠片もなく生真面目で道徳的な物語がどんどん続くのですが、やがて愛のない妻子と逆に真剣に愛している愛人という構図が次第に逆転して行き最後に意外な真実が明かされます。殺伐としながらも哀愁が漂う結末に満足しましたね。
最後のそうだったのか!感が気持ちよかった。 たふん気づく人は少なくないような定石どんでんがえしなのだろうが、私は全く気づかなかった。 主人公がハッとするシーンの書き方、ネタあかしの書き方がスパッと一言で終える気持ちの良い文体で読み進める目が止まらなかった。 このテンポの良さ、いい! 最後のおわり...続きを読むに、 は息子目線のあとがき。 成長と皮肉を込めて一件落着というのがリアルだった。 ところでミステリー的要素を外すと、人に歴史ありなんだなと思った。 夫の本当の姿…私も知らないんだろう。
帯に惹かれて購入しました。 どんでん返しというほどではなかったかなとも思いますがスラスラ読めるのが気持ちよかったです。
サクサク読める。1日で可。 無駄な描写が少ない。 1文1文が短い。 分かりやすい一人称。 適度な行間。 マメ知識的な余計な情報が少ない。
これは、ホッコリ系のフィクションかと思いきや、サスペンス!? 半日で読み切ってしまった。 誰にでも、言わないだけで大きな秘密ってあるんですよね。
タイトル見て、涙もの?と思ったが、後半からサスペンスになった。最後はそうくるかって感じ。意外とあっさり。初めて吉村達也さんの本を読んだ。他の本も面白そうなので読んでみたくなった。
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