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吉村達也が最期の日の直前まで書き続けた「ヒマラヤノート」。そこには人生を閉じようとする者へ、そして愛すべき家族への力強いメッセージが記されていた。本書は、末期の進行がんと向き合った記録と、彼が伝えたかった思いが込められた1冊である。「人生の終わらせ方を決めておけば、死ぬことは怖くない!」
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Posted by ブクログ
終末期の三週間の著者自身の記録。ご家族、担当医の記録。 終末期がん患者の緩和ケアの様子、感情が分かる。 私自身の親友が同じ様な状況で他界し、どんな日々だったかとやり場のない思いでいたところに、この本に出会った。 文章を書ける、文書に生きた方が、この様な記録を残して下っさったことに、 感銘します。
人は必ず死ぬ。 それを自分を含め、人はどこまで意識しながら生きているのだろう。 この本から人は間違いなく、確実に死ぬ、という強烈な「死ぬ 」という感覚を与えられた。 人生を深く、豊かに生きていきたいのであれば、この本は必読書 である。 プロローグの「突然ですが、私はこの度、死んでしまいました」 とい...続きを読むうショッキングな出だしもさることながら、 エピローグの「妻と娘からのメッセージ」に心打たれた。 愛され、そして感謝されながらの旅立ち。 同じく、愛と感謝に満たされていたに違いない。
吉村さんの作品はどういう理由で読み始めたか記憶が定かじゃないんだけど、なぜか大学院に入った頃から、つまり十数年前から読んでいる。 小説作品について言えば、正直ここ数年は惰性で読んでいた感もあるんだけど、それでも今年の春先の吉村さんの訃報には心を痛めた。始まったばかりの新しいシリーズにはそれなりに期...続きを読む待もしていたし。 吉村さんは自分が死んだという blogエントリをアップしたことで一時ちょっとした話題になったけれど、その裏にあった背景と流れを本書で知ることができました。個人的には吉村さんの死生観自体に完全にアグリーできるわけではないけど、このドキュメントは非常に稀有だしリビング・ウィルの一形態としてためになりました。それと、娘さんとの信頼関係については素直にすごいことだと感じますし、こうありたいな、と思う。 安らかに、ヒマラヤの風に乗っていただきたい。
著者の闘病記というか遺言。 何気なく新刊チェックしていて、あのHP見た時は本当にビックリした。 感情に流されず、しっかりと伝えようという意思が感じられた。
全て同意できるわけではないが同じ癌患者として大変ためになり勇気付けられる1冊.俺の前で泣くなという作者の言葉とは裏腹に何度も泣いてしまった,
本人が手遅れという事を言いたくないとのことだけど,だけどやっぱり思ってしまいます.もう少し早くわからなかったのだろうかと.それにしても,強い人だと思う.
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ヒマラヤの風にのって 進行がん、余命3週間の作家が伝えたかったこと
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