あらすじ
世界王者の芹沢哲が異常に気づいたのは、タイトル防衛戦の最中だった。体が徐々に女性化しているのだ! リングに立てず、誹謗中傷の嵐が浴びせられる。異変を恐れ、追い詰められ、パニックに陥る彼だったが。
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Posted by ブクログ
実際にあるのだろうか。。
ラストの復讐方法は、かなりすき。
自分が殺すより殺人者として生きさせる。
苦しめ!と言う気持ちがよく描かれていると思った。
理想的な結末だと思った。
吉村氏はやっぱりホラーがいちばんいいかも~
Posted by ブクログ
身体の変化は恐怖と不安だ。
鼓動する、
血液が流れる、
消化している身体を感じるコトは出来てもどうするコトも出来ない。
筋肉が、
細胞が、
そう細胞の奴隷でしかない。
ホラーシリーズの吉村作品としては珍しく
誰かを殺したり恨んだりしません。
最終的にめちゃくちゃイイ話で。
ボクシングって、そうかもしれない。
いや、ボクシングだけじゃなくて、ナニカに夢中にナルって、
欠けてるんだろうなぁ。
昨今過去は関係ない、今と未来を見なきゃダメと、
自分を愛さなきゃダメと、
生きてく為にはそこを強調するけどやはり、
過去は拭いきれないし、
だからこそ今があるんだと認めるのも大事だと思う。それは
他人に対しても過去があり今があるのをわかるコト。
そしてこれからがあるというコト。
Posted by ブクログ
主人公の哲は、体が女性化してしまう病気にかかる。男性も、男性ホルモンから女性ホルモンが作られて、余分なホルモンは肝臓で分解されるんだって。哲は辛い人生を送っていて、親って重要だなぁと感じた。「復讐」をして、最後はすっきりする結末。