吉村達也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「真鰯の脂には、血管系の病気を予防する効能を持つエイコサペンタエン酸──EPAと、脳を活性化するドコサヘキサエン酸──DHAがたくさん含まれているの。その真鰯をお店の看板にして、そのほかにもEPAやDHAをたくさん含む寿司ネタを売り物に、このお寿司を食べれば健康で長生きできて、しかも頭がよくなるんだという打ち出し方をしようと考えていた。江川さんは、頭の回転がよくなるんだから、これがほんとの回転寿司だ、って笑っていたわ」
「仮想世界の回転寿司屋で、席に着いた蓮台寺翠は、殺意という名の寿司ネタを黒い皿に載せてベルトコンベアに流します。そして、その殺意のにぎり寿司を拾い上げたのが東海林多喜子だった -
Posted by ブクログ
人ひとりの人生には、様々な人との出会いや別れがあること、そしてその「別れ」の中にははっきりとした区切りがなく、気づくと疎遠になっている、というものや、自分自身の力ではどうしようもないもの(事故や事件)があるのだということが描かれます。
決してエンターテインメントに富んだ本ではなく、また大きな事件が起こるわけでもありません。創業者として一部上場企業を経営するワンマン社長とその家族、また社長の愛人の「隠された歴史」がテーマです。
あらためて自身の人間関係(これまでの人生でかかわった人たち)について思い出そうと思いましたし、両親や妻など、身近にいる家族の「歴史」や「思い」を受け止めて、(あまり考