あらすじ
心が読める超能力者として売り出し中の蓮台寺翠は、和久井刑事が小学生のときに想いを寄せた転校生。16年ぶりの対面で、実際に心を読まれてガク然とする。さらに、回転寿司チェーンを経営する男の愛人と知ってボウ然となる。そして彼女が、東京と北陸を結ぶ殺人事件の容疑者になったとき、和久井は私情を捨て、苦悩の真相解明へと向かう。和久井刑事、悩む。回る回る、殺意は回る。初恋の人は殺人者か?
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Posted by ブクログ
「真鰯の脂には、血管系の病気を予防する効能を持つエイコサペンタエン酸──EPAと、脳を活性化するドコサヘキサエン酸──DHAがたくさん含まれているの。その真鰯をお店の看板にして、そのほかにもEPAやDHAをたくさん含む寿司ネタを売り物に、このお寿司を食べれば健康で長生きできて、しかも頭がよくなるんだという打ち出し方をしようと考えていた。江川さんは、頭の回転がよくなるんだから、これがほんとの回転寿司だ、って笑っていたわ」
「仮想世界の回転寿司屋で、席に着いた蓮台寺翠は、殺意という名の寿司ネタを黒い皿に載せてベルトコンベアに流します。そして、その殺意のにぎり寿司を拾い上げたのが東海林多喜子だった、というのがぼくのたどり着いた結論なんです」
「蓮台寺翠は、東海林多喜子に加藤美有紀への猛烈な殺意を催させることによって、自分の意思の代行者として殺人に走らせたんです」
「寿司は玉に始まり、玉に終わる」
最初と最後に玉子を注文します。玉子を食べればその店の味がわかるって言いますよね。
和久井刑事、悩む!
初恋の人は殺人者か?
心が読める超能力者として売り出し中の蓮台寺翠は、和久井刑事が小学生のときに想いを寄せた転校生。16年ぶりの対面で、実際に心を読まれてガク然!回転寿司チェーンを経営する男の愛人と知ってボウ然。そして彼女が東京と北陸を結ぶ殺人事件の容疑者になったとき、和久井は私情を捨て、苦悩の真相解明へ。
Posted by ブクログ
『回転寿司殺人事件』
吉村達也/講談社文庫
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かつて想いを寄せた転校生が、超能力者になり、回転寿司屋経営者の愛人になり、殺人事件の容疑者に…
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タイトルに惹かれて購入。設定も面白くて、ちょい奥手な和久井刑事の恋の行方や事件の真相が気になり読み進めた。
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Posted by ブクログ
これは真っ先にタイトルにひかれて購入。
美味しそうな旬のお寿司が出てくるので、読んでいて食べたくなりましたよ(笑)
上司とのやりとりが面白かったです。
ふざけてるようでしっかり事件解決。
読み終わったらお腹が空きました。