平安寿子のレビュー一覧

  • くうねるところすむところ
    平安寿子さん、ある意味、安心して読める、そんな作家さんのような気がします。(^-^) 「くうねるところすむところ」、2008.5発行(文庫)です。「家」というものへの「こだわり」を思い起こさせてくれる作品です。家を作るということ、家を作る現場、それに携わる沢山の人々の思い・・・。それに男女の思いを交...続きを読む
  • コーヒーもう一杯
    君とよくこの店に来たものさ♪ 学生街の喫茶店、ガロの曲、青春時代でした(^-^) 「コーヒーもう一杯」、平安寿子さんの作品、2011.10発行です。このタイトル、ボブ・ディランの曲なんですね! 山守未紀、32歳の自分の店(カフェ)を持つ夢、そのための努力、そして、その経営の難しさ・・・、喫茶の経営を...続きを読む
  • 恋愛嫌い
    じわじわ、ああそうだよねえって感じていく話でした。わたしは主人公たちと違って、モテないし経験も少ないけど、彼女たちと同じようにそんなに恋愛にはガツガツしていなくて、共感できることも多くありました。男性が苦手というか、自分では翔子に近いなって思います。わたしは年下好きなので鈴枝が一番憧れるなあって思い...続きを読む
  • 愛にもいろいろありまして
    平作品なのだ。面白いこと間違いなし。読む前から笑みがこぼれていた。ただ今作は笑いの中に複雑な感情が漂う、ちょっと不思議な感じ。まとめると「愛にもいろいろありまして」ってことなんだね。満足の一冊でした。オススメ!!
    あらすじ(背表紙より)
    モテるためにひたすら努力する“Bランク”男。「愛してる」の一言...続きを読む
  • グッドラックららばい
    This story is anything but ordinary family except that each family member lives their own life freely albeit others. Each of them has of course diffe...続きを読む
  • グッドラックららばい
    素っ頓狂な環境設定の下で繰り広げられる、ある一家の人生の物語。蒸発したでも離婚したでもなく、確固として存在している母が良いアクセントになってます。裏では結構えげつないことが行われているんだけど(こと男女関係においては)、泥臭さはほとんど感じられない。母がいないっていう特殊な環境を除けば、だいたいの家...続きを読む
  • くうねるところすむところ
    出てくる女性陣がシャキシャキしていていい。腹をくくると本当に人は強い。態度も口も行動も「どーんとこい」になる。こんな時の女性を愛おしく思う。そんな本でした。
    内容は、一人の鳶職人に惚れた30歳の女性が土建に飛び込んで働くというものでした。
  • コーヒーもう一杯
    飲食業はやってみたいと思う人が多いようだ。
    自分もそう。
    だけど、参入の多い業界ほど競争は厳しいはずで、そんなところをクールに描いたお話かな?
    だけど夢を少してくれたのはお情けでしょうか?
  • コーヒーもう一杯
    この表紙につられ、ゆったりと和むような話かな〜と思って読み始めたけど、良い意味で裏切られて面白かった。^ ^ 最後にこの絵を見たとき最初との印象と違い、怖さを感じてしまったのは僕だけだろうか?

    主人公の未紀は店舗内装デザイン会社に勤めている。あるクライアントのせい?でカフェを自分で経営することにな...続きを読む
  • しょうがない人
    理屈ではわかっているけどなんか釈然としない、どうしようもなくイライラする。
    平安寿子は女性にありがちな、そんな感情を書くのが巧い作家さん。
    自分の中にある同じような感情を重ね合わせて、みんな同じなのねとホッとする。
    平さんの作品は、そんな安心感をいつも与えてくれる。
    本書は親戚やら家族やらの濃い人間...続きを読む
  • 恋愛嫌い
    恋愛に重きをおかないけど、それなりにチャンスはくる。
    年齢も職種も違う3人の独身女性のそれぞれの恋愛物語。


    女性の本音が満載といった感じでしょうか。

    個人的には恋愛至上主義なので、敢えて反対の言葉に惹かれて読んでみました。
    理解し難い部分も多かったですけど、こういう考え方もあるんだなぁと。

    ...続きを読む
  • グッドラックららばい
    読む本がなくなって読み直したのだけれど、
    中年過ぎた者には、面白くもあり、つらくもある。
    それぞれ勝手に生きる登場人物たち。母親の行動は、
    描き方にちょっと無理を感じないでも。娘達については、
    気持ちは、二人とも分かるかな。痛快でないこともない。
    でも、「規範」がないというのは、やはり空しい.
    と書...続きを読む
  • くうねるところすむところ
    就職情報誌の編集から、建設業界に飛び込んだOLのお仕事小説。

    我侭な施主、電気工事や内装の事業所、気難しい大工さんたちとの間にたち調整していく現場監督の仕事はなんてストレスフルな仕事なんだろう・・。
    建設業では素人の梨央と、親世代が築き上げた会社を引き継ぎ、社長となった経営の素人の郷子。
    二人の登...続きを読む
  • センチメンタル・サバイバル
    最初の方は、話題の必然性が分からなくて全然読み進められなかった。でも、頑張って読んでたら所々でなるほど、って思うことがあって、きっとつまり、著者の主張をひっつめた感じなんだなってわかったら一気に読めた。その分、ほっとんどが台詞。あと、あとがきはやっぱり著者じゃなくて第三者に書いてほしいよね。あとがき...続きを読む
  • コーヒーもう一杯
     カフェははやりだけれど、うまくいかない人の方が多いですよね。って分かっていたので、主人公のお店の行方も分かりながら読んでいたのですが、やっぱりハッピーエンドの方がすきなので、なんとなく物足りないかな〜。
  • グッドラックららばい
    信金に勤める父、20年外出していた母、男が好きで束縛を嫌う積子、理想に向かって突っ走る妹、立子(積立貯金からとった子供の名前らしいです)。

    マイペースな一家は、まわりの人たちのなににも動じず、それぞれの生き方で大事を笑話に変えていきます。

    読み始めは、変わったわがままな一家と思いますが、ラストに...続きを読む
  • 恋愛嫌い
    そこまでヘビーでなく、
    なんとなく恋愛が絡んでるものが読みたくて
    手に取りました。

    帯は
    「恋が苦手なんて、
     女子失格ですか?」

    26歳、29歳、35歳、それぞれ仕事も環境も違う3人が
    ランチライムだけ一緒に過ごす仲。
    お互いに私生活に踏み込んだ話はしない関係。

    それが気楽でさっぱりしていて...続きを読む
  • 素晴らしい一日
    ダメな男がいろいろと・・・w いいですね、こういうの結構好きです。あんまりダメな男は、友達にも持ちたくないですけどね~ww
  • なんにもうまくいかないわ
    バブル世代って羨ましいなー。世代に関係なく根本的な性格の問題なのかもしれないけど。なんにもうまくいかなくたっていいんだって、ちょっと元気もらえる本。
  • グッドラックららばい
    帰ってこれる家があるから、外でいい顔したり、気を使いすぎたり、心をすり減らすことができるのかも。
    幸せな家族なんてものはなくてただそこにあることだけに意味がある。
    ふわふわしていてつかめないが、家族ってそんなもんだ。
    作るものではなくて出来上がるものだね。