平安寿子のレビュー一覧

  • コーヒーもう一杯

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    予想した結末を裏切られてほっとした。ありがちな最後はハッピーエンドに終わらないハッピーエンド。心が軽くなった。カフェ経営はほんと大変だ。しばらくは客に支持されてもいつか嗜好は変わっていくし、成功例はすぐにまねされる。自分も経験しただけに固唾をのんで読んだ。満足!

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    2019年10月19日
  • 神様のすること

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    人生の半分を過ぎて、死を意識するようになった時に読むといいと思いました。

    付き添い天使の話しや、潜在意識がメッセージを発する話しなど、ユニークに感じました。

    最近夢を見ないのは、潜在意識が何も発するメッセージがないからか…ただ、覚えてないだけか…

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    2019年08月26日
  • しょうがない人

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    中年女性の生き様がまざまざと描かれており、定年後も介護の問題や姑・親戚との関係や子育てと、悩みは尽きないものだと思い知った。今後の人生こわい。笑

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    2019年06月28日
  • こんなわたしで、ごめんなさい

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    わたしは、自分のこれからの人生に恋をする。

    このフレーズを読みたくて、わたしはきっと何回もこの本を読み返すだろう!

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    2018年10月01日
  • くうねるところすむところ

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    平安寿子さん、ある意味、安心して読める、そんな作家さんのような気がします。(^-^) 「くうねるところすむところ」、2008.5発行(文庫)です。「家」というものへの「こだわり」を思い起こさせてくれる作品です。家を作るということ、家を作る現場、それに携わる沢山の人々の思い・・・。それに男女の思いを交錯させた作品だと思います。読後感はいいです。(^-^) 建設現場に対する見方が「ふか~く」なりました。(^-^)

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    2018年04月10日
  • コーヒーもう一杯

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    君とよくこの店に来たものさ♪ 学生街の喫茶店、ガロの曲、青春時代でした(^-^) 「コーヒーもう一杯」、平安寿子さんの作品、2011.10発行です。このタイトル、ボブ・ディランの曲なんですね! 山守未紀、32歳の自分の店(カフェ)を持つ夢、そのための努力、そして、その経営の難しさ・・・、喫茶の経営を細かく描きながら、人生とはいかに生きるべきかを提示した作品のように思えます。若い頃、喫茶店の仕事に憧れを持ったこともありましたが~(^-^)

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    2018年01月22日
  • 恋愛嫌い

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    ネタバレ

    じわじわ、ああそうだよねえって感じていく話でした。わたしは主人公たちと違って、モテないし経験も少ないけど、彼女たちと同じようにそんなに恋愛にはガツガツしていなくて、共感できることも多くありました。男性が苦手というか、自分では翔子に近いなって思います。わたしは年下好きなので鈴枝が一番憧れるなあって思いました。格好いいお姉さんになりたかった。なれなかった。
    ちょっと色々抉られた面もあるので評価は星4で。

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    2017年09月10日
  • 愛にもいろいろありまして

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    平作品なのだ。面白いこと間違いなし。読む前から笑みがこぼれていた。ただ今作は笑いの中に複雑な感情が漂う、ちょっと不思議な感じ。まとめると「愛にもいろいろありまして」ってことなんだね。満足の一冊でした。オススメ!!
    あらすじ(背表紙より)
    モテるためにひたすら努力する“Bランク”男。「愛してる」の一言さえあれば家庭円満、が持論の夫。“はずれっ子”と付き合うことに精を出す負け犬女教師。恋多きゲイの失恋&ひと目惚れ騒動…。ちょっぴりずれた“愛”の形をユーモラスに描く。大爆笑のち、じんわりほろり。心のデトックスに効き目バツグンの傑作小説集。

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    2017年06月29日
  • グッドラックららばい

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    This story is anything but ordinary family except that each family member lives their own life freely albeit others. Each of them has of course different personality and live through life in their own way. We live life as we like it but usually with a little bit it of other expectations. This boo

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    2017年03月06日
  • グッドラックららばい

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    素っ頓狂な環境設定の下で繰り広げられる、ある一家の人生の物語。蒸発したでも離婚したでもなく、確固として存在している母が良いアクセントになってます。裏では結構えげつないことが行われているんだけど(こと男女関係においては)、泥臭さはほとんど感じられない。母がいないっていう特殊な環境を除けば、だいたいの家族ってこんな感じなんでしょうね、きっと。概念上、家族ってひとくくりにされてるけど、実際にはあまり他の家族のことなんか知らなくて、でも他人よりはお互いのことを干渉したり、気になったりして。そんなことを考えながら読める小説でした。

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    2016年12月19日
  • くうねるところすむところ

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    出てくる女性陣がシャキシャキしていていい。腹をくくると本当に人は強い。態度も口も行動も「どーんとこい」になる。こんな時の女性を愛おしく思う。そんな本でした。
    内容は、一人の鳶職人に惚れた30歳の女性が土建に飛び込んで働くというものでした。

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    2016年11月24日
  • コーヒーもう一杯

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    飲食業はやってみたいと思う人が多いようだ。
    自分もそう。
    だけど、参入の多い業界ほど競争は厳しいはずで、そんなところをクールに描いたお話かな?
    だけど夢を少してくれたのはお情けでしょうか?

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    2016年05月23日
  • コーヒーもう一杯

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    この表紙につられ、ゆったりと和むような話かな〜と思って読み始めたけど、良い意味で裏切られて面白かった。^ ^ 最後にこの絵を見たとき最初との印象と違い、怖さを感じてしまったのは僕だけだろうか?

    主人公の未紀は店舗内装デザイン会社に勤めている。あるクライアントのせい?でカフェを自分で経営することになる。これだけだとよくある話だが、実際に日本政策金融公庫への創業計画書の書き方から融資の通りやすい方法、親戚が保証人になってくれた経緯や投資までした流れがすごくリアルに描かれていて、お店を営業している時の気持ちや状況もそうだよな〜と共感してしまう臨場感があった。

    最終的にカフェは…!となるが、主人公

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    2016年04月16日
  • しょうがない人

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    理屈ではわかっているけどなんか釈然としない、どうしようもなくイライラする。
    平安寿子は女性にありがちな、そんな感情を書くのが巧い作家さん。
    自分の中にある同じような感情を重ね合わせて、みんな同じなのねとホッとする。
    平さんの作品は、そんな安心感をいつも与えてくれる。
    本書は親戚やら家族やらの濃い人間関係に疲れている方にお薦めです。

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    2016年01月08日
  • 恋愛嫌い

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    恋愛に重きをおかないけど、それなりにチャンスはくる。
    年齢も職種も違う3人の独身女性のそれぞれの恋愛物語。


    女性の本音が満載といった感じでしょうか。

    個人的には恋愛至上主義なので、敢えて反対の言葉に惹かれて読んでみました。
    理解し難い部分も多かったですけど、こういう考え方もあるんだなぁと。

    小説を読んでいるというよりは、女友達の話を聞いているような。
    そんな不思議な感覚で読み終えました。

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    2015年04月05日
  • グッドラックららばい

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    読む本がなくなって読み直したのだけれど、
    中年過ぎた者には、面白くもあり、つらくもある。
    それぞれ勝手に生きる登場人物たち。母親の行動は、
    描き方にちょっと無理を感じないでも。娘達については、
    気持ちは、二人とも分かるかな。痛快でないこともない。
    でも、「規範」がないというのは、やはり空しい.
    と書いてから、父親は、しょぼいながらも規範を提供した
    のだと、少し思い返した。

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    2014年11月17日
  • くうねるところすむところ

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    就職情報誌の編集から、建設業界に飛び込んだOLのお仕事小説。

    我侭な施主、電気工事や内装の事業所、気難しい大工さんたちとの間にたち調整していく現場監督の仕事はなんてストレスフルな仕事なんだろう・・。
    建設業では素人の梨央と、親世代が築き上げた会社を引き継ぎ、社長となった経営の素人の郷子。
    二人の登場により、会社は新たな道を見つけ、歩き始める。女性パワーが会社を変革していく、痛快な小説。
    建設業に若者が飛び込む小説といえば、「フリーター家を買う」有川浩も面白いですね。

    個人的には梨央はテンション高すぎ、パワフルすぎ、しゃべりすぎで苦手でした・・。

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    2014年11月12日
  • センチメンタル・サバイバル

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    最初の方は、話題の必然性が分からなくて全然読み進められなかった。でも、頑張って読んでたら所々でなるほど、って思うことがあって、きっとつまり、著者の主張をひっつめた感じなんだなってわかったら一気に読めた。その分、ほっとんどが台詞。あと、あとがきはやっぱり著者じゃなくて第三者に書いてほしいよね。あとがき書かれると、いや本文で全部言い切れよ、って思っちゃう。

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    2014年05月21日
  • グッドラックららばい

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    信金に勤める父、20年外出していた母、男が好きで束縛を嫌う積子、理想に向かって突っ走る妹、立子(積立貯金からとった子供の名前らしいです)。

    マイペースな一家は、まわりの人たちのなににも動じず、それぞれの生き方で大事を笑話に変えていきます。

    読み始めは、変わったわがままな一家と思いますが、ラストには、それもありだな、とか、それが人生楽に生きる秘訣かもとおもしろく読み終わっていました。

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    2014年01月08日
  • 恋愛嫌い

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    そこまでヘビーでなく、
    なんとなく恋愛が絡んでるものが読みたくて
    手に取りました。

    帯は
    「恋が苦手なんて、
     女子失格ですか?」

    26歳、29歳、35歳、それぞれ仕事も環境も違う3人が
    ランチライムだけ一緒に過ごす仲。
    お互いに私生活に踏み込んだ話はしない関係。

    それが気楽でさっぱりしていて心地よい。

    昔の私は、
    汚いのも暗いのも全部見せてこそ友情!なんて思って
    距離感を測り損ねて近づきすぎた結果、
    友達を失うなんてことがありました。

    28になった私は、
    力を抜いた状態でもやっていける関係、
    というものを何となく見つけられるようになったかなあ。

    この登場人物の3人を見ていると

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    2013年11月25日