あらすじ
「私はいつも誰かに振り回される」と嘆く河埜日向子は、友人が代表を務める会社でパートとして働く43歳の主婦。実家の相続や姑と
の同居、娘の反抗期、理解し合えない夫……と、次から次に降りかかってくる災難を互いに慰め合うため、ベテランパート仲間と今日もしゃべりまくる。いくつになっても、女の行く先は険しくて――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
肩の力を抜いてするする読める。
登場人物の年代が自分より上だけど、こういうことってあるよね、こういう人っているよね、と共感。
平さんの別の作品も読んでみたくなった。
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中年女性の生き様がまざまざと描かれており、定年後も介護の問題や姑・親戚との関係や子育てと、悩みは尽きないものだと思い知った。今後の人生こわい。笑
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理屈ではわかっているけどなんか釈然としない、どうしようもなくイライラする。
平安寿子は女性にありがちな、そんな感情を書くのが巧い作家さん。
自分の中にある同じような感情を重ね合わせて、みんな同じなのねとホッとする。
平さんの作品は、そんな安心感をいつも与えてくれる。
本書は親戚やら家族やらの濃い人間関係に疲れている方にお薦めです。
Posted by ブクログ
久しぶりに著者の本を読んだ。何年か前にハマって読んでいた時期があったけれど自分の中で既にブームは去っていた感じだったけれど読めば楽しめる。あまりに身近な物語だから逃避する読書というより現実の続きな感じがする。読む人によって評価が分かれそうだけれど日向子と同年代の時に読めば共感できるかところもあるかもしれない。
Posted by ブクログ
共感は出来なかった。周りのせいにしてしまうことはあるにしても、自分が絶対に正しいと考えるのは違うかな。文句や愚痴ばかり言っていると、偏った考えになるということに気づけた。