平安寿子のレビュー一覧

  • 恋愛嫌い

    Posted by ブクログ

    女性なら誰しもが「いるよね!」と思う人物が必ず登場すると思う。
    決して結婚したくないわけではない。
    恋愛がしたくないわけじゃない。
    無理がしたくないだけ、
    自分の大切な物を捨ててまで恋愛するのが嫌なだけ。
    わがままといえば、わがままだけど、
    こういう女性が増えているのもたしかだと思う。

    0
    2011年10月30日
  • グッドラックららばい

    Posted by ブクログ

    ずっと前に買ってあった本、分厚かったのでなんとなく読んでなかったけど読み始めたら止まらなくなりました。
    いろんな人がいて、それぞれの人生があるんだなぁ。フィクションではあるけれど、こんな考えの人って本当にいるのかなと思いながら読みました。

    0
    2011年06月26日
  • グッドラックららばい

    Posted by ブクログ

    読み進めて2/3まではこの話の母親のことを好きになれなかった。でも最後まで読み終わればなんとも清々しい気持ちになっていた。それは家族の個々なんてみんな自分勝手。それをフィクションを上手に利用して、家族の理不尽さ勝手さを肯定的に教えてくれてる。ほんとに家族って変な集団!なのに愛しい。平さんのリズミカルさが最後まで楽しかったのは今回も同じ。

    0
    2011年02月19日
  • もっと、わたしを

    Posted by ブクログ

    ちょっと不器用な人たちが主人公の短編連作。こういう群像劇、好きです。
    どの主人公も強烈で、世間から浮いているようにも思えるけど、自分自身や周りの人も、一人ひとりの人生を掘り下げてみると、それぞれの突出した部分や特異なものは必ずあるんだろうなあと考えさせられます。

    一番印象に残っている主人公はセクシーな美人の歯医者受付の絵麻。
    その美貌故に、「きみみたいな美しい人は家庭に向かない」と言われてしまい恋愛がうまくいかない彼女ですが、高校時代の因縁の友人と大人になって再会して色々なことに気付きます。
    絵麻のいきつけのバーのゲイのマスターも魅力的だし、彼女自身もひねくれているわりには魅力的に描かれてい

    0
    2010年11月19日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    求人誌の副編集長だった梨央が、あるとき助けてもらった徹夫をおいかけて土建屋の世界へ飛び込んでいくというおはなし。
    梨央や姫、その娘の早知子など、女性陣が強い!梨央のポジティブさというか前向きなところがうらやましいな。
    棚尾さんが建ててもらっていた縁側があって塀のない家、住んでみたいな。

    0
    2010年09月05日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    読むとすかっとする。
    建築現場で働く二人の女性が交互に語る話。
    仕事も恋もうまくいかない、なのになんだか笑えるし、熱くなる物語。「家」づくりに対する認識もちょっぴりかわりました。

    0
    2010年06月01日
  • もっと、わたしを

    Posted by ブクログ

    ふつうの短編集だけど、それぞれの話が少しづつ重なっていて、
    登場人物の、それぞれ異なる目線から話が描かれているのが
    面白かった。

    不器用な人って親しみが持てるから、読んでいてニヤニヤして
    しまった。ふつうの人たちの、ふつうの話なのに、笑ったりイラッ
    としたり、納得したりして、のめり込んで読み進めることができた。

    面白かった。

    0
    2010年03月20日
  • 素晴らしい一日

    Posted by ブクログ

    主人公が昔付き合った男性から借金の返済をせまり、一緒にいろんな人に会いに行く。ふつうの人はこんなにお金でつながってないとは思うけど。

    でもいるのかなこんな人。

    0
    2010年02月01日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    「グットラックららばい」を読んでから、この人の本は
    空元気で楽しい気持ちになれる本だなぁと思ってて
    この本も読みたくてやっと読めた。

    出版OLから、建設業に興味を持ち始める女。
    新しい恋、新しい職場、新しい仲間。
    環境変えるだけで人って変わる。
    環境を変えることにえいってやれる人ってすごい。

    建設業の面白さを感じれた。そして私もいつか
    一生分の価値があるマイホームを建てたい。

    「だけど、家賃稼ぐのに行き詰るかもしれない。
    そうじゃなくても、生きてりゃ、このままでいいのかなと思う
    ときが必ず来るさ。そんなときに、ただいまって帰ってこれる
    場所をとっておいてあげたいじゃないか」

    0
    2015年11月12日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    出会いは夜の建設現場の足場。酔った勢いで登ってしまうのだが降りれない主人公梨央を助けてくれたとび職の親方に一目ぼれをしてしまう!彼に惹かれ夢のない副編集長を務める広告業を辞め、一からゼネコン業界へと飛び込む。
    建設に関する知識や職人さんという職業の本音や裏側を知ると深いな〜ということがわかります。
    読んだ後のそう快感がよかったなー。

    0
    2009年10月07日
  • もっと、わたしを

    Posted by ブクログ

    痛快であり、人生。私のカテゴリの人生はもうちょっと重い意味合いなので、痛快にした。

    ダメなところ、会社の姿と普段の姿の共存具合、私も心でつぶやくけれど滅多に外に出さないなーと思うような本音が気持ちよく書かれていると思った。ほんわかした話ではなく、鋭く真実を書いているのだけれど、視線が暖かい。自分にもある!というこっぱずかしい気分も笑い飛ばせてしまう。元気をくれるお話。

    0
    2009年10月04日
  • センチメンタル・サバイバル

    Posted by ブクログ

    インドへの行きの飛行機で読む。
    あ、そうか、別に結婚しなくても良いかも。とぼーっと思う。

    平安寿子は私の信頼する作家の一人。いつも面白い。
    そして今回も、面白い。軽いけど。
    (後半はいまいち共感できなかったが)


    独身のキャリアウーマンのおばさんの家にフリーターの姪が住み始めるところから話は始まる。
    SEX&THE CITYを意識して書いたらしいけど、なるほど。そんな感じ。
    前半はHow To 小説な感じがする。

    この小説の良いところは、独身のおばさんが等身大なところ。
    なんか、すごすぎないし、楽しく生きてる。

    美しくて、仕事も出来て、年下からもてて・・・みたいなそんな私には無理です・

    0
    2009年10月04日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    翻訳ものばかり読んでいて、ふっと日本の小説を読むと、つるつる読みやすい〜と思う。特に、この著者の文章はリズムがよくて気持ちいい感じ。ユーモアもあって。たとえばクリスマスについて「〜諸人こぞりて金を使う〜」とか。この著者の本は今までにかなり読んでいるんだけれど、おもしろそー!と思って読むわりには、読後、つまらなくはなかったけど・・・・・・ってことが多かったような気が。でも今回はけっこうおもしろかった。「家」というものについてあらためて考えたりした。ただ、登場人物がいかにもテレビドラマに出てきそうなありきたりな感じがして。主人公がいつも、平凡だけれど明るく前向きで元気で、どんどん行動するようなイメ

    0
    2011年09月18日
  • くうねるところすむところ

    Posted by ブクログ

    建築業界ににてIT業界でSEをしているだけに共感できるところが多々あった。

    恋愛についても爽やかに描かれており、読んだあとスッキリした気持ちになった。

    0
    2009年10月04日
  • もっと、わたしを

    Posted by ブクログ

    面白かった。登場人物、みんな味わいがある。滑稽なところ、自虐的なところ、妙に的確に自己分析を行っているところが好ましい、なによりもみんな一生懸命に生きている!なんだか勇気付けられました。

    0
    2009年10月04日
  • なんにもうまくいかないわ

    Posted by ブクログ

    一時期、平さんの作品を集中して読んだが本書はなぜか漏れていたよう。
    志津子、パワフルと言っていいのか面倒くさいと言った方がよいのか…
    周りが振り回されてしまうがきっと魅力的な女性ではあるんだろう。
    平さんの後書きも面白い。

    0
    2025年08月08日
  • コーヒーもう一杯

    Posted by ブクログ

    読みやすくリアルな物語。会社を辞めてカフェのオーナーになるために奮闘する末紀。次カフェに行ったときにオーナーさんを見る目が変わるなあと楽しみ。

    ※失敗したくないなら何もしないに限る。でもやらなかったら成功する可能性もない

    0
    2025年05月26日
  • 幸せ嫌い

    Posted by ブクログ

    婚活を始める人、結婚相談所への入会を考えている人は、手始めに読んでみるのもいいと思った本。テクニックというより心理学的なポイントがポップに詰め込まれている。
    台詞やストーリーは誇張されていると思うけれど現実的で辛辣。“結婚がゴール“と考えるなら、これが現実なんだろうなと思った。
    2018年の本なので婚活スタイルの主流に変化はありそうだけれど、婚活に限らず人に好かれる人は普遍的なんだろうな。

    0
    2025年05月11日
  • グッドラックららばい

    Posted by ブクログ

    褒められた人物なんて一人も出てこないのに、
    なんなんだこの爽快感は・・・
    ひたすら人間臭く我が道を行く主人公たちの逞しさよ。
    家族全員が、「家族とは・・・」みたいやステレオタイプの観念を持ち合わせていないため
    本当の意味で自分の人生を生きている。真に自分らしく生きていられたら、きっと世間の評価や価値観なんて気にしないでいられるんだろうな。
    面白かった〜!!
    (誰一人として、自分の家族だったら大変困るけどな・・・)

    0
    2024年09月28日
  • コーヒーもう一杯

    Posted by ブクログ

    カフェとか、雑貨屋さんとか
    やってみたいよねぇ・・・
    おひさまの差し込む大きな窓と、真っ白な壁にかけられたお気に入りの額
    カウンターにはかわゆい花束。。。
    カフェオレとかチーズケーキとか小洒落たお皿を使ってね
    このように妄想するだけで、なんだか自分でも経営者になれてしまう気がするのが
    カフェの不思議なところである。
    素人がいきなり商売始めたって上手く行くわけないのにね。
    現実と同じく物語の中も決して夢の様な出来事は、起こらない。
    でも、失敗を怖がって何もしなかったら
    何も手に入らないし
    失敗したからこそ得られるものはたくさんあるんだよね。
    甘辛のバランスが丁度よい物語でした。

    0
    2024年09月12日