平安寿子のレビュー一覧

  • 愛にもいろいろありまして

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    平氏の作品はとにかく登場人物が生き生きしてて、まるで友達の話を聞いているかのような気持ちになる。みんな違うけど、いろんな愛に触れながら生きている。わたしのはどんな愛だろうか?

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    2024年07月07日
  • しょうがない人

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    久しぶりに著者の本を読んだ。何年か前にハマって読んでいた時期があったけれど自分の中で既にブームは去っていた感じだったけれど読めば楽しめる。あまりに身近な物語だから逃避する読書というより現実の続きな感じがする。読む人によって評価が分かれそうだけれど日向子と同年代の時に読めば共感できるかところもあるかもしれない。

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    2024年04月03日
  • 言い訳だらけの人生

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    大人になってから子供時代を振り返る。
    そして、未だにある子供の自分を感じる。
    特に男はそんな感じね。

    ガンダム分かんないからなぁ。見てたらもっと楽しめたかも。

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    2023年12月31日
  • パートタイム・パートナー

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    ネタバレ

    就職してもなかなか仕事が長続きしない主人公・進藤晶生が「パートタイム・パートナー」という事業を始める。という物語。

    「デート屋」と呼ばれるその仕事は、女性の心に寄り添い、女性の気持ちを満たす。というもので、家庭に育児に仕事にと、常に不満が一杯の女性たちの心を和ませていく。という感じなのだけど、うん、まぁ、一言でいうと「胡散臭い」かな。

    でも、この「パートタイム・パートナー」にデートを依頼をしてしまう女性の気持ちは分からなくもないかなー。という感じ。

    最後の『12月のクリスマス』の話は良かったです。

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    2022年02月17日
  • グッドラックららばい

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    この物語には、多くのテーマが埋め込まれていると感じました。何を言いたいのか、は読み手によって変わると思います。
    私が印象的だったのは、物語の主人公の1人である鷹子の言葉でした。
    「世の中、難しく考えることはない。生命さえあれば、偶然ぽろりと落ちた土の上で咲けるのよ。」
    「うんと若かった二十代の頃のほうが、もっと先行き暗かった。これから先の世界がじぶんのためにあるなんて、到底思えなかった。」

    結婚して妻となり、子供が産まれて母となり、その後何になるのだろうか?家族での役割を取ったら自分に何が残るのだろうか?そんなことが頭をよぎる女性も少なくないような気がします。タンポポの綿毛のように、私達はど

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    2022年01月24日
  • 愛にもいろいろありまして

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    大好きな平さんの短編集。
    今回はすごく共感できる話っていうのはなかったけど、いろいろな愛の形があって面白かった。
    とくに気に入った話は以下↓

    『利息つきの愛』
    ゲイのくうちゃんのお言葉が身に染みた話。
    「ダメだよ、恋愛しなくちゃ。愛情を出し惜しみしてたら、自己愛だけですっからかんになるだけだよ。あるだけ使いきれ。そうしたら、自分でも気付いてなかったタンス預金が出てくるんだから。そういうもんだよ、思いきり出せば、ちょこっとでも利息が入るしさ。ケチはダメ。ケチは、モテない。ゲイにもストレートにも」(246頁)
    私もなんとか損得勘定で生きるのやめようやめようと思っているんだけど…なかなかできないん

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    2021年10月26日
  • グッドラックららばい

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    家族で食卓を囲むことが少なくなった。

    「個食」と言われ、1人で食べる時が増え、中食(なかしょく…持ち帰り惣菜・弁当)産業が発達し、家庭の食卓に日本食、中華、イタリアン、フランス料理風とごちゃごちゃ並べられる時代だ。

    例えば、朝から肉まんと焼きそば、とりから揚げにポテトサラダなんて…。

    そんなゴタゴタ感の物語が『グッドラックららばい』。

    導入部、娘の高校卒業の式に出席した帰りに突然蒸発してしまった母がいる。式服姿にハンドバックひとつで。

    このことを知った家族、まじめでおとなしい父、我関せず手前勝手な姉、中学生だけど甘ったれでおこりんぼの妹が織り成す驚きと戸惑いは、笑わされる。ここは平安

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    2021年09月04日
  • くうねるところすむところ

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    家は生き物。養生。職人さんってかっこいい。仕事を頑張りたくなるような本だった。あと、梨央と姫のキャラも好き。梨央にはちょっとイラッとするとこもあるけど、前向きで、なんていうか、人生を深刻にしていないところ、突き進むところ、いいなあ、って思う。いつか自分の家を建てるときがきたら、また読み返してみたいな。

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    2021年02月26日
  • 恋愛嫌い

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    読みやすかったです。

    が。

    共感できるかと言われるとうーん・・・

    最後にいきなり結婚する展開についていけず、結婚する理由も理解できませんでした。

    『一人で生きちゃ、ダメですか』がいちばん好きでした。

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    2021年02月05日
  • 幸せ嫌い

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    結婚相談所で働く事になったアラサー女子、麻美(あさみ)

    麻美の親戚で経営者の克子は詐欺とも取られかねない様な発言で御客に物申して行きます。

    克子VS御客 克子VS麻美の会話はテンポ良くコミカルに流れて行きうん?と首をかしげたり、なるほど!と妙に納得させられたりしながら読めました。

    結婚相談所と言う舞台に中々興味をそそられた1冊 装丁も可愛かったです。

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    2021年02月04日
  • 愛にもいろいろありまして

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    愛をテーマに色々な形の愛の短編。
    タイトルどうりの感想になるけれど、やはり短編だから共感できるものと理解できないものがあり…
    途中で短編の区切りがわからなくなったりもした。

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    2019年09月27日
  • こんなわたしで、ごめんなさい

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    7つの短編集。
    人よって、色々な悩みがある。
    例えば、結婚したいのに出来ないとか、胸が大きすぎるとか…
    そんな悩みとか人と少し感覚が違っていると思われる女性たちが主人公。
    自分では気が付いていないこととか、人と違ってもいいじゃん!とか。そんなことをユーモラスかつシビアに描いてある。

    2019.8.31

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    2019年09月01日
  • しょうがない人

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    共感は出来なかった。周りのせいにしてしまうことはあるにしても、自分が絶対に正しいと考えるのは違うかな。文句や愚痴ばかり言っていると、偏った考えになるということに気づけた。

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    2019年04月17日
  • コーヒーもう一杯

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    自分なら上手くやれるのに...と思うことはよくある。でも実際やってみると、想像した通りにはいかないものだ。
    32歳、結婚、仕事、自分ならどういう選択をするかな。

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    2019年04月16日
  • 愛の保存法

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    日常の中でも
    どいつもこいつもいい加減にしくれ
    と思うことがあるけれど、
    第三者の視点でみると
    翻弄されている人も含めて面白い。

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    2019年04月16日
  • しょうがない人

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    人に振り回されてばかりだと嘆く日向子。
    なかなか人に思うように自分の意見を言えないのです。
    なので、自分にも問題があるのでは?と、ちょっとイライラ。
    実家に姑、娘に旦那。
    挙げ句には仲の良い妹とまでギクシャクしてしまう事態に…
    ちょっとは腹をくくったら?と他人事だから言えるのかしら?
    とにかく、ちょっと読んでてイライラしてしまったなぁ。

    2019.3.27

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    2019年03月27日
  • コーヒーもう一杯

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    そううまくはいかんよなあ自営業。
    なんとなーく居酒屋とかカフェとかやってみたいとふんわり思ってる人たちの心を挫く作品。
    それでも読み終わったあと、嫌な気分にはならないのがこの人の作品のよさ。

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    2019年03月09日
  • コーヒーもう一杯

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    ときどき読みたくなる平安寿子さんの小説。あいかわらず女性がリアルで、会話が生々しい。ともだちのいない私にとっては、女性同士の会話を平さんの小説で学習している。

    カフェオープンする30代女性の奮闘記。結局廃業してしまうので、盛り上がりがいまいちだったが、自分では経験できない開業(の苦労)について深く知ることができた。

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    2018年12月09日
  • 幸せ嫌い

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    平さんらしさが溢れた作品。すべての人に幸あれ。
    あらすじ(背表紙より)
    杉浦麻美は結婚欲満々である。なのに、未婚のまま、ついに30歳になってしまった。焦る彼女は親戚が営む結婚相談所『真婚』で働くことに―。ワケありの従業員。客引きまがいのテストデート。オタク男や高慢女の登録会員。茫然自失の麻美だが、相談所に出入りする電器店員・緑川を射止めるためにグッと堪えるうちに、結婚の現実が見えてきて…。幸せになりたい全ての人に贈る笑福ストーリー!

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    2018年10月08日
  • 幸せ嫌い

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    失恋した主人公が結婚相談所で仕事することになる話。そこの女所長を始め、みんな曲者ばかり。
    独身者には耳が痛いセリフも多いです。
    結婚相談所「真婚」はまだ立ち上がったばかり。でも、普通の結婚相談所では行くところがなくなった人々がやってくるので多少痛いことを言ってでも癖を直してもらって結婚をしてもらうようレクチャーや指導が行われます。
    なかなか、リアルだと思いましたよ。
    お節介ですが、今はここまではっきり言ってくれないと誰も結婚の世話なんてしませんからね。
    主人公は、女所長に電気工事でやってくる緑川との仲を取り持ってもらうために真婚で働くうち、やりがいを感じ始めます。お仕事婚活小説です!

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    2018年06月12日