あらすじ
久井(くい)光太郎と高坂まゆみは結婚離婚を繰り返すおかしなカップル。さすがに二人の四度目の披露宴の話には、周囲も少々困惑気味。けれども、はた迷惑とも言えるかれらの行動には、意外に深い理由があったのだ(「愛の保存法」)。食い違って間違ってうまくいかない、困り者のダメ男にわがまま女。全編、くすっと笑えて、ちょっぴりしみじみの傑作短編集。
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Posted by ブクログ
この人の本、外れないな〜。
上手な表現、意外なシチュエーション、登場人物もおしゃれでなかなか。
短編ひとつひとつがまったく別の流れで、飽きさせない。
大注目です!
Posted by ブクログ
どれだけ読んでも、平さんの描く男や女たちにうまく馴染めない。
自分ではそうとう変人というか柔軟な価値観を持っているつもりでいたのだが、それをはるかに上回る変人や困った人、ダメ男にわがまま女が次から次へと登場してくる。
初めは読みながらムカムカしている。なんだこいつは、なんでこんなことできるんだ、とんでもないやつだと思いながら読んでいるのに、どういうわけか物語のラストにくると、ふいに愛しくなってしまうのだ。
そうだね、そういうことはあるよね、それしかないよね、そういうもんだよね。
そんなふうに思ってしまう。
羨ましくもないし楽しくもないのに、平さんの描く小説世界で呼吸するのが気持ちよくてたまらなくなる。
もしかしたら私の本質は平さんの描く小説の登場人物と同じで、その本質のままのびのび生きている様子を見て羨ましく思っているのかもしれないとすら思う。
Posted by ブクログ
「神様のすること」が良かったので読んでみたのですが・・・・・・
これはちょっと微妙~・・・でした。
途中放棄しちゃうくらいつまらないわけではないけれど、
どの話もあまりグッとこないというか、登場人物たちがちょっと気持ち悪いというか・・・。(;´・_・)
でもこれだけで合わない作家さんなのか判断はできないな、と思うのでもうちょっと読んでみようと思いました~。