平安寿子のレビュー一覧

  • 言い訳だらけの人生
    ガンダムになぞらえた男3人の物語。
    「うる星やつら」や「エバンゲリオン」も引き合いにだされて、懐かしく感じた。
  • Bランクの恋人
    平安寿子さんの「Bランクの恋人」、2009.6発行(文庫)です。軽い感覚の恋物語7編が収録されています。「Bランクの恋人」、男性としては、いろいろ考えさせられる物語でしたw。「モテる」ということの本質、深いですね(^-^) 「軽さ」であり、「優しさ」であり、「優柔不断」であり、「嘘つき」なのかもしれ...続きを読む
  • もっと、わたしを
    一方的に話す女性の会話を聞いているような感じ。
    ゆえにスピード感があって面白いが、下手に相槌を返すと怒られそうだ。
  • 素晴らしい一日
    作者デビュー作の短編集。キャラクターの描き方が独特でダメ男でさえ憎めない。脇役のキャラクターも想像ができる。
  • 恋愛嫌い
    年齢も職業もバラバラ、でもランチ仲間として親しくしている女性3人組。
    だけど3人とも、こぞって恋愛が苦手で…――。

    いやー、面白かった!
    とくに、日課のブログ更新でしか自分を解放できない女・翔子のエピソード(↓)が色々と考えさせられた。

    「一人で生きちゃ、ダメですか」
    ネット上ではうまくコミュニ...続きを読む
  • 愛にもいろいろありまして
    正に「愛の種類・形はいろいろなんだなぁ」という感じでした。一般的な「愛」とはちょっと違うから共感度はいまいちだけど(というか、お話によってはモヤモヤが残る)、これはこれで。

    この中では『利息つきの愛』が一番好きだったかな。
  • Bランクの恋人
    短編集。
    「利息つきの愛」感想
    見返りを期待することはそんな悪いこと?
    もちろん、見返りだけを求めるのは間違ってるとわかってる。
    でも、ほんの少しくらい期待するのは許されるんじゃ・・・と思う。
    友情も信頼も、愛情だって見返りを期待する。
    愛した分だけ愛してほしいって思わない人、いるんだろうか?
    無償...続きを読む
  • こんなわたしで、ごめんなさい
    短編7作品。

    結婚したいと思えない女性、どうしても結婚したい女性、美人の悩み、個性的衣装で人生貫いてきた女性などなど。

    「カワイイ・イズ・グレート! 」は良かったです。
  • コーヒーもう一杯
    結婚を考えていた彼氏に振られたアラサー営業ウーマンが結婚資金を注ぎ込んで心機一転、カフェ経営に挑む話。OLから個人事業主になり、自分の理想を実現しようと奮闘するが一筋縄にはいかず…。”お洒落なカフェを営む女性”のように夢物語ではなく、現実の厳しさを描いた作品で好感が持てました。最終的に主人公は自分の...続きを読む
  • 心配しないで、モンスター
    平のしょうがなさというか諦めの良さとは違う感じ。もやーっとポジティブなのはほんとにもやーっとする。締めるならはっきりしてって感じ。。
  • こんなわたしで、ごめんなさい
    表紙絵を見てコメディかとおもったのだけど、読んでみると結構奥深い。女性ならではの話がとても興味深かった。
    あらすじ(背表紙より)
    人も羨むキャリアウーマンのはずが、仕事も家庭も雲行きが怪しくなって―表題作ほか、結婚願望がないのに求婚されたOL、男性不信の巨乳女、対人恐怖症の美女など、いろんな「わたし...続きを読む
  • 心配しないで、モンスター
    Tぬオススメの短編集。
    各話で一曲差し込まれているのが、知ってる曲では面白かった。知らない曲もちょこっと聴いてみるか?とも思ったけど、結局聴かず仕舞い。
    気持ち的には入りやすかったかな?
  • グッドラックららばい
    普通では考えられない事や女性の嫌な部分が淡々と描かれているようで、あまりいい気はしませんでした。
    でも読み進めるうちに、思いのまま生きる女性たちが清々しく思えた。(共感はしませんが)
    頷ける部分もあったりで、興味深い一冊でした。
  • グッドラックららばい
    軽くて痛快!笑っちゃうほど各々が好き勝手に生きる家族の話。全員が自由だから成り立つ、空気の良さ。最高だな。

    個人的には自分の周りの人々も皆、この本の登場人物ぐらい他人に興味を持たないで生きてくれたらラクだなぁ…と。

    何で実害がない他人のことで怒れるのか分からない。むしろ面白い話として話す以外に、...続きを読む
  • グッドラックららばい
    いやー、軽いね。森絵都も軽いけどこの人も負けてない。

    お姉ちゃんとお母さんが人生に悩んでなくて好き。傍目から満たされているわけではなくて、本人が満ちている感じ。そういう人になりたい。

    お母さんは家出して奔放な生活を送り、お姉ちゃんはナチュラルに奔放に生きて、お父さんは流されて生きて、妹ちゃんは悩...続きを読む
  • コーヒーもう一杯
    失恋して、勢いでカフェを開くことになった32歳の女主人公。
    小説なので、どこまで事実に近いのかはわからない。
    が、私の中になんとなくあったカフェ経営という甘い夢をズバッと切り捨ててくれた。
    当たり前だが、どんな世界でも基本は大事。
  • センチメンタル・サバイバル
    フリーターのるかとキャリアウーマンの叔母が同居することに。叔母の影響を受けて少しずつ変わっていくるか。

    シンプルにおもしろいかな。
    深い意味はなくとも、少しずつ変わっていくるかを見ているのはおもしろいかな。
  • なんにもうまくいかないわ
    女のいろいろをおもしろおかしく連絡短編にしてあるので、とにかくなにも考えずに読むのには最適。

    疲れている時に読むとすっきりする。
  • くうねるところすむところ
     工務店で働く女性二人のお話。自分なりの指針を見つけて突き進む梨央と、暴力的な単純さと揶揄されることはあれど思いきった決断力のある郷子。タイプは違えどどちらも行動力に溢れる女性で、私もこの人たちのように前向きに仕事ができるようになりたいと思った。そのためには参考書から得る知識だけでなく、自分の足で現...続きを読む
  • くうねるところすむところ
    「私にはコレがある」というものを見つけた女性はたくましくて、美しい。はじめは恋愛目的で飛び込んだ世界の中で、恋愛ではないところに夢や目標、やりがいを見出す主人公がまぶしい。20代後半~30代前半という、独身女性が何かと焦る時期、コレを読むと元気がでるかも。