【感想・ネタバレ】もっと、わたしをのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

何度読んでも面白い。読むたび味が出る。主人公たちが愛おしいダメ人間ばかりで、それでもまえを向いて生きていく姿にいつも勇気づけられる。

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2012年05月12日

Posted by ブクログ

あったかかったー。



最初の一作ではそこまで?と思った男性の魅力がわかったり、
女性との結末がわかったり。
ある作品ではほとんどかするだけだった登場人物が、
がっつり主役を張っていてしかも、ちょっときゅんとさせられたり。

この人の作品はたまらなく優しい。
本当の意味で等身大。
しかも恥ずかしいくらいあけっぴろげ。
いい話ばっかりだなぁ。


あたしが一番好きだったのは、最初の作品で出て来たシロウの友達と、
2作目でちらっと出て来た人たちがからむ、なりゆきまかせの男性を主人公にした作品。
最後、ちょっと泣きそうになった。
日々何気なくすれ違う人たちにも、こーんな素敵な話があるんだったら素敵!

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2011年11月13日

購入済み

ユーモラスな語り口

この著者のユーモラスで平明な語り口を好んでいる。
内容的にも人間心理をよく描けていると思う。
この著者の世間的な評価があまり高くないのはなぜだろうか?

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2019年11月23日

Posted by ブクログ

くち下手ぽっちゃり優柔不断な真佐彦がトイレに監禁されたのは、彼女に二股がバレたから。
個性的なんだけど、どこか共感しちゃうキャラクターばかり出てくる。

愛はちょっとだけ、が一番好き。

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2012年06月27日

Posted by ブクログ

登場人物がみな、ちょっとずつイケてない。自分勝手だったりぼんやりだったり。でも現実にはそんなもんなんだよなあとも思う。
「愛はちょっとだけ」の絵真と麻衣子のやり取りは面白かった。こんなふうに言いたいことを言い合ってしまっても、また繋がっていくことが本当にあるんだろうか、と思ってしまう。

登場人物が少しずつ繋がっていく連作短編は、人生や人間をいろんな側面から見られるから面白い。
「それでいいんだよ!」という力強い肯定ではなく、「まあしょうがないよね、そういうふうにしか生きられないんだから」という明るい諦観みたいなものがある。「それでいいんじゃない?」と、肩を叩いてくれてるみたいだ。

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2012年03月04日

Posted by ブクログ

ちょっと不器用な人たちが主人公の短編連作。こういう群像劇、好きです。
どの主人公も強烈で、世間から浮いているようにも思えるけど、自分自身や周りの人も、一人ひとりの人生を掘り下げてみると、それぞれの突出した部分や特異なものは必ずあるんだろうなあと考えさせられます。

一番印象に残っている主人公はセクシーな美人の歯医者受付の絵麻。
その美貌故に、「きみみたいな美しい人は家庭に向かない」と言われてしまい恋愛がうまくいかない彼女ですが、高校時代の因縁の友人と大人になって再会して色々なことに気付きます。
絵麻のいきつけのバーのゲイのマスターも魅力的だし、彼女自身もひねくれているわりには魅力的に描かれていておもしろい。

ただ、タイトルが失敗してる気がしてなりません。おもしろい作品なのに、タイトルを忘れてしまいそう。
もっと他にいい題なかったのかなー。

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2010年11月19日

Posted by ブクログ

ふつうの短編集だけど、それぞれの話が少しづつ重なっていて、
登場人物の、それぞれ異なる目線から話が描かれているのが
面白かった。

不器用な人って親しみが持てるから、読んでいてニヤニヤして
しまった。ふつうの人たちの、ふつうの話なのに、笑ったりイラッ
としたり、納得したりして、のめり込んで読み進めることができた。

面白かった。

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2010年03月20日

Posted by ブクログ

痛快であり、人生。私のカテゴリの人生はもうちょっと重い意味合いなので、痛快にした。

ダメなところ、会社の姿と普段の姿の共存具合、私も心でつぶやくけれど滅多に外に出さないなーと思うような本音が気持ちよく書かれていると思った。ほんわかした話ではなく、鋭く真実を書いているのだけれど、視線が暖かい。自分にもある!というこっぱずかしい気分も笑い飛ばせてしまう。元気をくれるお話。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

面白かった。登場人物、みんな味わいがある。滑稽なところ、自虐的なところ、妙に的確に自己分析を行っているところが好ましい、なによりもみんな一生懸命に生きている!なんだか勇気付けられました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

一方的に話す女性の会話を聞いているような感じ。
ゆえにスピード感があって面白いが、下手に相槌を返すと怒られそうだ。

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2017年12月30日

Posted by ブクログ

だからなに?と言っちゃえばおしまいなんだけど、
それでいーじゃん、とかしかたないじゃん、とか
そんな雰囲気の連作短編。

あー、このヌルい読後感が幸せだー。

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2010年11月29日

Posted by ブクログ

口べた堅太り優柔不断。お世辞にもモテるとは言えない真佐彦がトイレに監禁されたのは、なんと彼女に二股がバレたから。ドアの外で二人の女が言い争うド修羅場の中、いつしか真佐彦は「自分が求められている」幸せを感じ始めて―。イケてない五人五様の人生を、優しさとユーモアで描き出す、著者真骨頂の傑作リレー小説。

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2010年05月23日

Posted by ブクログ

これこれ、これじゃないと、この著者は。主人公たちのダメっぷり、いけてなさがステキ。誰だって、そんなにカッコよくは生きられない訳よ。本音と建て前の狭間でジタバタせざるを得ない女性にとっては面白いと思うんだけどな。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

何を思って手を出したのか。平 安寿子は初めてです。

さて、どう評価しようか?。
実はなかなか面白かったのです。女性作家の描く恋愛小説なのですが。
余りベタベタしてなくて、どこか余裕があって、適当に突き放してユーモリスティックに見ている。そんな雰囲気があります。
もう何冊か、読んでみるべきかな。

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2016年08月07日

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