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Posted by ブクログ
あったかかったー。
最初の一作ではそこまで?と思った男性の魅力がわかったり、
女性との結末がわかったり。
ある作品ではほとんどかするだけだった登場人物が、
がっつり主役を張っていてしかも、ちょっときゅんとさせられたり。
この人の作品はたまらなく優しい。
本当の意味で等身大。
しかも恥ずかしいくらいあけっぴろげ。
いい話ばっかりだなぁ。
あたしが一番好きだったのは、最初の作品で出て来たシロウの友達と、
2作目でちらっと出て来た人たちがからむ、なりゆきまかせの男性を主人公にした作品。
最後、ちょっと泣きそうになった。
日々何気なくすれ違う人たちにも、こーんな素敵な話があるんだったら素敵!
Posted by ブクログ
久々の再読。
全然完璧じゃなくて「もっと変わりたいのに…もっと自分はできるはずなのに!」と思っている5人の連作短編集。
嫌味なやつ、ダメなやつ、友だちにいたら迷惑なやつ、と思われてもおかしく無い人たちを、不思議と魅力的で愛すべき人間に思える書き方が気持ち良い。
話の中で何か解決したか?と問われれば実は問題は山積みだったりするのだけど、気づくと登場人物たちはすっきりと前を向いている。
そんなんで前向いて良いなら、それくらいならできるかも、と思える一冊。
私のお気に入りは、美人だけど満たされない女性が主人公の「愛はちょっとだけ」。女同士の友情というか人情というかがカラッと心地よい。
ユーモラスな語り口
この著者のユーモラスで平明な語り口を好んでいる。
内容的にも人間心理をよく描けていると思う。
この著者の世間的な評価があまり高くないのはなぜだろうか?
Posted by ブクログ
登場人物がみな、ちょっとずつイケてない。自分勝手だったりぼんやりだったり。でも現実にはそんなもんなんだよなあとも思う。
「愛はちょっとだけ」の絵真と麻衣子のやり取りは面白かった。こんなふうに言いたいことを言い合ってしまっても、また繋がっていくことが本当にあるんだろうか、と思ってしまう。
登場人物が少しずつ繋がっていく連作短編は、人生や人間をいろんな側面から見られるから面白い。
「それでいいんだよ!」という力強い肯定ではなく、「まあしょうがないよね、そういうふうにしか生きられないんだから」という明るい諦観みたいなものがある。「それでいいんじゃない?」と、肩を叩いてくれてるみたいだ。
Posted by ブクログ
ちょっと不器用な人たちが主人公の短編連作。こういう群像劇、好きです。
どの主人公も強烈で、世間から浮いているようにも思えるけど、自分自身や周りの人も、一人ひとりの人生を掘り下げてみると、それぞれの突出した部分や特異なものは必ずあるんだろうなあと考えさせられます。
一番印象に残っている主人公はセクシーな美人の歯医者受付の絵麻。
その美貌故に、「きみみたいな美しい人は家庭に向かない」と言われてしまい恋愛がうまくいかない彼女ですが、高校時代の因縁の友人と大人になって再会して色々なことに気付きます。
絵麻のいきつけのバーのゲイのマスターも魅力的だし、彼女自身もひねくれているわりには魅力的に描かれていておもしろい。
ただ、タイトルが失敗してる気がしてなりません。おもしろい作品なのに、タイトルを忘れてしまいそう。
もっと他にいい題なかったのかなー。
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