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Posted by ブクログ 2021年08月23日
おもしろかった。
未紀が飲食業界について無知なところからスタートするから、僕も未紀とおんなじところで驚いたり疑問になったり不安になったり腹たったり、気づいたら一緒になってのめり込んだ。
コーヒーもう一杯飲んで頑張りたい。
Posted by ブクログ 2020年05月24日
とても面白かった!
自分でカフェを開くっていいなぁって漠然と思っていたけど、資金調達や店探し、内装工事などお金絡みの悩みが尽きない。カフェの裏側がいろいろと知れてとても勉強になった。
Posted by ブクログ 2014年07月18日
めでたく成功、じゃないところに好感を持てた。
お店やりたい、と誰もが一度は考えそうなこと、
ぐっと踏み込んで書かれている。
思わず未紀に「がんばれ」と声をかけたくなる。
Posted by ブクログ 2014年04月23日
勝手ながら、起業の学校の課題図書に推薦したいと思った!
主人公未紀は、恋人にふられ、会社では大失敗をして、その勢い?で、カフェを開くことになる。
街にあるような素敵な、おしゃれなカフェが開きたい、人は失敗するけど、自分は大丈夫!
そう思って始めるものの、夢だけがあれば、うまくいくものではなく・・
...続きを読む店は閑古鳥がなく有様に。ボロボロになっていく主人公を見ているのは辛かったが、きっと誰もが陥りがちなケースを書いているのだろな~と思った。
起業はしていないけど、非営利団体を主宰はしていて、
その活動は私にとっては仕事にも値する。
そうした目線で見てみると学ぶところは多かった。
店を開店するまでの過程で、未紀が冷静な判断力を失い、自分が何をしたいのかと自分の頭で考えることができなくなっていった。それが、うまくいかなくさせているのだと思った。
創業計画を出し、お金を借りることができる、人が応援してくれる。それで、なんだかできてしまう気になる。
=お店が経営できる、お客さんが来るわけではない。
でも、大きなお金を動かし、色々な人が応援してくれることで、舞い上がってしまうんだなぁと思った。
見た目の大きさではなく、本当に自分は何がしたいか、何を大切にしたいかを考えることが大事。
自分の足で感じながら、歩いていくことが大事だと思った。
Posted by ブクログ 2021年04月11日
脱サラ・サクセスストーリーかと思ったら、失敗ストーリーだった。
失敗からの、再出発。
「失敗したからって、それが何?経験値が増えて、語りぐさもできて、人生が豊かになる。それのどこが悪いの」
今まさに人生の岐路に立っている自分に、元気と勇気をくれました。
Posted by ブクログ 2020年05月06日
人が失敗して悲しむ姿を読みたくない、という気持ちから(暗い話は読みたくないのだ、現実は見たくない)、遅々として読み進めた。
が、さすがは信頼のおける平安寿子。
最後には、失敗しつつもそれが良かった、これから楽しみ、という姿を出してくれて、そんな失敗もしてないくせに、勇気をもらって、挑戦したいと思わせ...続きを読むてくれる。
挑戦したい。何かしなきゃ、面白いことなんて起きない。
ただの日々を送ってるだけじゃ、これって感動は起きない。
だから、失敗したって、それがいいじゃない、それこそ良いじゃないか、と思わせてくれるラスト。
たったの2ページ。最後の二ページだけで、人生を楽しもう、やぶれかぶれでもいい、それも人生を面白くする、彩るものだから、だから、何もしないで人生をただ流さずに、何かして、失敗しても彩ろう、と思わせてくれる力がある。
流石っす。
楽しんで、仕事しよう!生きよう!恋しよう!
思ったように、言葉にしよう!と思う。
20200506
Posted by ブクログ 2019年10月19日
予想した結末を裏切られてほっとした。ありがちな最後はハッピーエンドに終わらないハッピーエンド。心が軽くなった。カフェ経営はほんと大変だ。しばらくは客に支持されてもいつか嗜好は変わっていくし、成功例はすぐにまねされる。自分も経験しただけに固唾をのんで読んだ。満足!
Posted by ブクログ 2018年01月22日
君とよくこの店に来たものさ♪ 学生街の喫茶店、ガロの曲、青春時代でした(^-^) 「コーヒーもう一杯」、平安寿子さんの作品、2011.10発行です。このタイトル、ボブ・ディランの曲なんですね! 山守未紀、32歳の自分の店(カフェ)を持つ夢、そのための努力、そして、その経営の難しさ・・・、喫茶の経営を...続きを読む細かく描きながら、人生とはいかに生きるべきかを提示した作品のように思えます。若い頃、喫茶店の仕事に憧れを持ったこともありましたが~(^-^)
Posted by ブクログ 2016年05月23日
飲食業はやってみたいと思う人が多いようだ。
自分もそう。
だけど、参入の多い業界ほど競争は厳しいはずで、そんなところをクールに描いたお話かな?
だけど夢を少してくれたのはお情けでしょうか?
Posted by ブクログ 2016年04月16日
この表紙につられ、ゆったりと和むような話かな〜と思って読み始めたけど、良い意味で裏切られて面白かった。^ ^ 最後にこの絵を見たとき最初との印象と違い、怖さを感じてしまったのは僕だけだろうか?
主人公の未紀は店舗内装デザイン会社に勤めている。あるクライアントのせい?でカフェを自分で経営することにな...続きを読むる。これだけだとよくある話だが、実際に日本政策金融公庫への創業計画書の書き方から融資の通りやすい方法、親戚が保証人になってくれた経緯や投資までした流れがすごくリアルに描かれていて、お店を営業している時の気持ちや状況もそうだよな〜と共感してしまう臨場感があった。
最終的にカフェは…!となるが、主人公が次のステップに踏み出し自分らしく生きているのを見ているとチャレンジすることは大事だと改めて感じた作品だった。
Posted by ブクログ 2014年03月24日
カフェははやりだけれど、うまくいかない人の方が多いですよね。って分かっていたので、主人公のお店の行方も分かりながら読んでいたのですが、やっぱりハッピーエンドの方がすきなので、なんとなく物足りないかな〜。
Posted by ブクログ 2012年08月29日
平安寿子さんて、現代社会を良く良く見ていると思う。新しいことに敏感だから、テーマが古くない。
今作は、カフェを始める30代女性のお話。
それまで普通の会社員なのだから、
カフェ経験なんて、もちろんなし。
平さんが描くのだから、夢見がちな独身女性の希望的な物語で終わるはずはない。
キツイ現実が待ち受...続きを読むけている。
夢も大事。現実も大事。
成功も挫折も、自分の生きてる現在から
生まれていくって、当たり前なことが、
この本を読むと、実感できます。
平さんのお話は、辛口であるけれど、
不安を残さないすっきりした終わりがあるから、
いつも爽快な気持ちで読み終えることができる。
やっぱり好きな作家さんです。
Posted by ブクログ 2022年09月26日
僕自身が今まさに自分が経営するカフェのOpen準備中。
運が良いのか悪いのか、そんな時期にこの本と出会う。
マリッジブルーじゃないけど、
オープンブルーって確かにあるんだな。
だからちょっと笑えた。
小説と言うよりは、身に沁み入る実用書かな。
Posted by ブクログ 2019年11月27日
山守未紀(やまもり みき)は、
内装デザインの会社員を辞めて、
カフェを経営することになります。
カフェの開店準備の大変さ、
お店を経営するということの厳しさ。
理想と現実とのギャップを知ることが
できました。
いろいろ大変なことがあっても、
たくましく再出発する未紀を
心から応援したい気持ちに...続きを読むなりました。
Posted by ブクログ 2019年04月16日
自分なら上手くやれるのに...と思うことはよくある。でも実際やってみると、想像した通りにはいかないものだ。
32歳、結婚、仕事、自分ならどういう選択をするかな。
Posted by ブクログ 2019年03月09日
そううまくはいかんよなあ自営業。
なんとなーく居酒屋とかカフェとかやってみたいとふんわり思ってる人たちの心を挫く作品。
それでも読み終わったあと、嫌な気分にはならないのがこの人の作品のよさ。
Posted by ブクログ 2018年12月09日
ときどき読みたくなる平安寿子さんの小説。あいかわらず女性がリアルで、会話が生々しい。ともだちのいない私にとっては、女性同士の会話を平さんの小説で学習している。
カフェオープンする30代女性の奮闘記。結局廃業してしまうので、盛り上がりがいまいちだったが、自分では経験できない開業(の苦労)について深く...続きを読む知ることができた。
Posted by ブクログ 2016年09月12日
結婚を考えていた彼氏に振られたアラサー営業ウーマンが結婚資金を注ぎ込んで心機一転、カフェ経営に挑む話。OLから個人事業主になり、自分の理想を実現しようと奮闘するが一筋縄にはいかず…。”お洒落なカフェを営む女性”のように夢物語ではなく、現実の厳しさを描いた作品で好感が持てました。最終的に主人公は自分の...続きを読む役割に気づくわけですがこんな良いご縁ってあるのかなと疑問に思い、評価は低めにしました。
Posted by ブクログ 2016年01月03日
失恋して、勢いでカフェを開くことになった32歳の女主人公。
小説なので、どこまで事実に近いのかはわからない。
が、私の中になんとなくあったカフェ経営という甘い夢をズバッと切り捨ててくれた。
当たり前だが、どんな世界でも基本は大事。
Posted by ブクログ 2014年11月09日
内装会社に勤める女性が、思い付きでカフェを開くことにしてうまくいかなくて・・・という話。レトルト食品を出すだけのお店が人気が出るはずもないのですが、開業してうまくいかず借金を残して廃業しても、次にお店を開店させるために一度おしまいにするという前向きな考えはいいなと思った。
廃業し飲食店のアルバイト店...続きを読む員になった後で、そのつてでオーナーではなくお金の心配も借金もしなくてよいのに自由に采配のできるカフェのような事につけるのは、できすぎでご都合主義だと思う。
最後でしらけた。
Posted by ブクログ 2014年09月14日
コーヒーが好き、という理由だけで手にとった1冊。
人生はままならない、という感じ。
出来すぎ感が溢れているストーリーもどこか落ち着かないけれど、
上手くいかない現実をひしひしと感じさせられるストーリーも、ちょっと辛い。
Posted by ブクログ 2014年02月21日
世間の個人経営な喫茶店を経営するのって想像以上に大変な事なんだなぁと教えられた。言い方を変えるなれば作者が思う個人経営な喫茶店の経営に関するうんちく本じゃないかと言えなくもない作風だよね。ただ主人公が脱サラして喫茶店を始めたが、ひとつもパッとせずに店をたたむという成功話しじゃ無いところがこの作品を最...続きを読む後まで読む気になった所かな。単純に脱サラして成功しましたーっ。って話だったら途中で止めてただろうな。そんなこんなでまぁ面白かったですよw
Posted by ブクログ 2014年02月01日
もっと、ふわふわしている小説かと思ったらそうでもなかった。途中、小説の形を借りた、カフェ経営の為の本かなとも思ったけど、そうでもないようで、小説としては可もなく不可もないような気がします。
Posted by ブクログ 2013年10月20日
自分で新たなる道で改めて開眼してゆく姿がよかった。私も失敗してもいいから何かを始めたい気持ちがふつふつとわいてきた。失敗から学ぶことは本当にたくさんある。
Posted by ブクログ 2013年04月23日
予想とは大きく舵を切った結末だった。
でも、仕事というのはこれが本当でもあるのだと思う。
一緒にいる人も、一緒に喜びながら、内面では舌を出すというのは
よくあることで、それがわかった時、本人がそれをどう飲み込んでいくかで
いろんなことが変わったり、成長できたりするのだろうと思う。
最後にはきらりと光...続きを読むが。
Posted by ブクログ 2012年12月13日
本作品は帯にもあったが、
カフェを始めたい人には参考になるが、小説的には普通であった。
本著者の作品では、「素晴らしい一日」「くうねるところすむところ」を読んだが、仕事や恋愛で挫折し、くよくよしていた女性が元気に前向きに生きていくようになるというスタイルは
いつもと同じ。
業界をちょっと知ってみ...続きを読むたいという意味で、ついつい買ってしまう作家さんである。
Posted by ブクログ 2012年08月18日
世の中は常に再スタートからはじまる。
経験して学ぶことの多さに
翻弄されながらもわくわくしている。
女子は老いも若きもなにかとたくましい。
フィクションなのにリアルにとても近い小説。
カフェをするのはたいていの女子の憧れだろうけど
この本を読んでもそう思える?
私は2:8くらいです...続きを読む。
どっちがとはいわないけど。笑
Posted by ブクログ 2012年06月13日
30歳を少し過ぎた主人公が結婚を考えていた彼氏に別れを切り出されるところから始まります。
内装の仕事をしていた彼女は、わがままな客とのいざこざがきっかけになって、カフェ開業しますが、結局1年で閉店に。
そこまでの道のりと、気持ちの変化。将来への希望が書かれています。さらっと読めて読後感も悪くない...続きを読むですが、カフェを開いてからの切実な感じは、ひしひしと伝わってきて、思わず個人経営の飲食店に対する目が変わりそうでした。