平安寿子のレビュー一覧
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それぞれ異なる個性を持った親子4人が、それぞれ勝手に自分の世界を生きていく不思議ワールド。
それでも、それぞれ勝手であっても、どこかでお互いを認識し合って暮らす姿は、形だけ一緒に暮らす家族より実があるか。Posted by ブクログ -
ちょっとしたはずみで家をでた母。でも戻るのは、あの家しかないと思っている。父親は一向に構わない様子。娘達のキャラは全く違い、家族でも求める幸せは違うのだ。それでもバラバラな感じがしないのが読んでいて幸せ。
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家出して戻らない母に対していいじゃないかという父と姉。それぞれ自分勝手に生きる変わった家族のようだけど、似たような家は結構あるんじゃないかと思う。それぞれが自分の思い通りに生きることができる世の中になったということだと思う。子どもを自分の思い通りにはできないというのは日々感じることです。Posted by ブクログ
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なんともユニークな家族の話。
ユニークっていうのは世間体から少しずれてるから?
はっきり言って変わり者。変わり家族。
でも「普通」っていう枠にとらわれてない、そんな彼らはちょっとおもしろい。
そしてうらやましいとか思っちゃう。
こういう家族もアリだなと思った。Posted by ブクログ -
ハタ迷惑でもムカついても、結局なんだかんだと憎めない。
だってよくよく見て見ると、あの人が“お幸せ”なのか
可哀想なのか・・・良くわかんなくなっちゃうし。
そんな独特の空気を持つ女性・志津子を中心軸とし、
彼女と関わる事になってしまった人たちを語る連作?短編集。
志津子タイプの人は平作品での出現...続きを読むPosted by ブクログ -
連作短編なので、1つ1つを割りとサラッと読めました。
今1つ、「おもしろい!!」と手放しでは言えず。
トラブル・コーディネーターね、なるほどうまいこと言うな。
実際にこんな仕事しようと企んでる人もいるかも。Posted by ブクログ -
びっくりするくらいマイペースな家族4人の話。
多かれ少なかれ人それぞれ価値観はあるし、自分の考え方を
人に当て嵌めて考えたりもするわけだけど。
それにしたって程度があるよねーという域を軽く超えている。
平さんのキャラクターはその辺のズレ加減が絶妙。Posted by ブクログ -
口先一つで世間を渡り歩く男と、掴めない無愛想な女の二人組が、ちょっと後ろ暗いものを抱えた人間をゆすって小遣い稼ぎするお話。登場人物の全てが小憎らしいんだけど、どこか愛嬌があるんですよね。不思議だなぁPosted by ブクログ
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この本は、なにかで紹介されていたので読んでみた。
最初タイトルをみた時に全部ひらがなだったので「くうねる、ところ、すむところ」と区切って読んだ。
くうねるって・・・と思ったら、「食う寝る所、住む所」だと読んでわかった。頭悪し・・・自分。
※2006年8月11日Posted by ブクログ -
「人生のターニングポイントになにしたらいいの?」
という疑問を、ときにけなして、ときに熱く語る龍子叔母と暮らすうちに、出会ったり別れたりしつつ学んでゆく、るか。
足並みのそろわなくなった両親、腐れ縁の彼氏、しっかりもののバイト、ちょっと芸術肌の常連客。
それぞれの会話に、だいじな、あたりまえの人生に...続きを読むPosted by ブクログ -
むかし負け犬、いまアラフォー。そのまっただなかの並河志津子。子なしシングル、恋多きプチ・ゴージャスな独身生活を楽しみつつ、“女のタイムリミット” におびえる迷える女。「なんにもうまくいかない、それが人生なのよ」とうそぶいてはみたものの、揺れる想いはかくせない。怒って泣いて、ため息ついてアハハと笑って...続きを読むPosted by ブクログ
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親愛なる小説家。平安寿子。
信頼が置けるので、旅には必需です。
しかし、やっぱり女性が主役の小説がいいなぁ。
思っていたほどすっきりする、共感できるものではなかった。
もちろんそれなりに面白くはあったけど。Posted by ブクログ -
初読。勝手な思い込みで今まで読んでいなかった
いつものパターン。かなりテンポよく軽快な
ライトピカレスク小説で面白いっ!
まんま、小悪党って感じの詐欺、カツアゲを
調子よく口先だけで次々と登場する一癖も二癖も
ある人物達と対決。しかも買ったり負けたりしてるしw。
彼等コンビが奪取する金額も数十万とか...続きを読むPosted by ブクログ -
平さんって、もっと面白かった気がするー。
基本、勧善懲悪ものが好きな自分には、
ちんけなところが小市民風でもあまり思い入れを持てないみたい。
恋愛において駄目な人もの、もっと書いてほしいな。Posted by ブクログ