平安寿子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙とタイトルに惹かれて購入。
「恋愛嫌い」と謳っているだけあって、恋愛に対してどちらかというとネガティブなイメージを持っている3人の女性の話。
読み進めていくと「嫌い」なんじゃなくて「苦手」なんだということが分かってきます。苦手でできないんじゃなくて、嫌いだからしないんだって言っちゃえばラクだったりするよね、みたいな。そんな彼女たちの強がりも、少し透けて見えます。
私は「恋愛嫌い」ではないので、3人のうち誰にも強く共感することはなかったけど、ところどころ同じ女性として納得できる部分があったので、素直に読み進められたように思います。あと反面教師ではないけれど、3人を見ていて、やはり素直さは大事だな、と感じました。
よくある恋愛小説じゃなくて、ちょっと変化球なところが新鮮な1冊。
あと余談ですが、作中に出てきたコップに半分の水の話。
「もう半分しかない」でも「まだ半分ある」でもなく、「コップに半分、水があるなあ」という考え方もあるという話は、辻秀一の「ゾーンに入る技術」を思い出して、ストーリーと関係ないところではっとさせられました(笑) -
Posted by ブクログ
ハタ迷惑でもムカついても、結局なんだかんだと憎めない。
だってよくよく見て見ると、あの人が“お幸せ”なのか
可哀想なのか・・・良くわかんなくなっちゃうし。
そんな独特の空気を持つ女性・志津子を中心軸とし、
彼女と関わる事になってしまった人たちを語る連作?短編集。
志津子タイプの人は平作品での出現比率がやや高めな気がする
・・・と思ったら、どうもモデルが実在しているらしい。
なるほど。
確かにこんなキョーレツな人が身近にいたら、想定していなくても
物語の中に勝手に入ってきちゃうんだろうなぁ・・・と思った。
「なんにもうまくいかないわ」と思っていてもいなくても、
この短編集読んだら「なんだかどうでもよくなっちゃったわ」
と、なってしまうような気がする。
やっぱり平さんは良い。