柴田よしきのレビュー一覧

  • フォー・ユア・プレジャー

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    新宿二丁目にある無認可託児所の園長兼探偵の花咲慎一郎を主人公とするシリーズ第2作目。

    相変わらず伏線(と呼べるのか疑問)を取りこぼしなくキレイに拾い集めていく。
    それがわざとらしいのが欠点だけれど、そこを補ってあまりあるキャラクターの豊かさがあるから
    読んでいて楽しく感じる。

    さくさく読める。さくさく進みたくなる。
    読み始めたらとまらない。

    非情に徹しないから安心して読むことができる。
    ちょっと気持ちが疲れているけどミステリーが読みたい、というときにオススメ。
    甘すぎないしね。

    第3作目も楽しみだわ。

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    2014年08月13日
  • フォー・ディア・ライフ

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    さっくり読めるのだけど、とまらない。

    でてくるキャラクターが多種多様ながら雑多ではなく、
    それぞれの過去や抱える痛みから、ただのヒーローストーリーにしないところがいい。


    ぐるぐるとつながった糸を回収していく過程で、ちょっと強引な感も否めないけれど、
    全体としてはおもしろく読める。

    シリーズ化されているようなので、この先も期待。

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    2014年08月13日
  • Close to You

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    ある日、会社での出世レースに逆転負けして職を失った主人公が堕落した日々を送るうちオヤジ狩り?にあってしまう。

    主夫になってほしいという妻。
    マンションの住人たち。
    なついてくる謎の少女。

    妻の誘拐にまで事件が広がり…おもしろくてサクッと読み終わりました。
    日常と事件が隣同士すぎて、ちょっとだけ違和感がありましたがテンポもいいし、読後感もいい。

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    2014年07月29日
  • 残響

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    死者の過去の声を聴くことができる杏子。図らずも事件に関わることになり・・・。
    最後、過去と決別し前向きに生きていく姿は良かった。

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    2014年07月13日
  • 回転木馬

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    そういえば「観覧車」読んでいた。夫婦仲が良かったのに突然の夫の失踪。探し続ける唯。
    男と女の悲しい物語。

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    2014年06月09日
  • フォー・ディア・ライフ

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    柴田がなかなか力量のある作家であることはわかる。でも、この作品は少し長過ぎて全体の印象が散漫と感じる。へぼ探偵が社会のディープな部分で人情味も出しながらウロウロするという設定も類型がたくさんありすぎるので、安心感はあるが、新味に乏しい。

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    2018年10月14日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    ネタバレ

    女性刑事を主人公にした小説はいくつかあるが、その主人公たちは、警察という男社会の中で男に馬鹿にされないように男以上にストイックに生きる女性ばかりだった。
    本作の主人公、緑子のように女を武器にして男に復讐をする女性は珍しい。
    選考した佐野洋氏が言っていたように、緑子という女は「読者の顰蹙を招きかねない女性」であり、彼女に共感できるか否かにより、この小説の評価は大きく変わってしまう恐れがある。

    実際、私は村上緑子という女性に一ミリも共感できなかった。
    それは緑子という女性が実に「女」丸出しだからだ。
    女であることを自覚し、それを利用し、性愛で男に復讐をする…。
    「女性刑事は潔癖である」という先入

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    2014年04月27日
  • PINK

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    ネタバレ

    阪神大震災から5年後の神戸を舞台としたミステリー。

    3.11以前なら全然別の印象をもったのだろうけど、やっぱりあの地震は社会にとって色んな所で大きな転換点になっているんだなと痛感した。神戸で人間の無力さとそれでも再生するしぶとさを肌で感じてきたんだけど、3.11はもう全く別次元の災害なんだなと

    前半から謎が解き明からされるまでの展開はなかなか読ませる。読み始めに思っていたものと違ってきて、そのギャップがエエように作用してるなと思ったのだけど。

    物語の構図が分かり出した後半から、ちょっと行き過ぎたご都合主義や新興宗教に対する遠慮気味の描き方が鼻につき出し、結果的に中途半端な感じがぬぐえなか

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    2014年04月13日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    こういうハツラツとしたお話は元気が出るな。登場人物のその後を応援したいし、とっても気になる。
    でも特に感動したわけではないので、星3つ。

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    2019年05月26日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

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    前作の続き、というよりスピンオフ的な
    女将の物語じゃなくてばんざい屋とその参加者たちの話なのがよかった。

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    2014年02月05日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    ネタバレ

    主人公である村上緑子のキャラクターがすごく新鮮で、
    好みは分かれると思うんだけど、私はどっちかというと
    苦手な方でした。性的に奔放なキャラや、強い女性の
    キャラが共感しにくいのだなぁと。

    でも、RIKOシリーズを読まないことには、麻生と山内の
    話にもたどり着けないと思えば読まざるをえない!

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    2014年01月20日
  • 聖母の深き淵

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    ネタバレ

    RIKOシリーズ第2弾。
    4年前に起こった乳児誘拐事件と、麻薬中毒になった親友を探す性同一性障害の美女の話が絡みあう。麻生さんは警察をやめて私立探偵に。
    山内練がやっぱりたまらないキャラクターで、ほんとそれだけのために
    この本を買ってもいい。

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    2014年01月20日
  • 聖母の深き淵

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    RIKOシリーズ第二弾。
    前回と同じく共感できない部分、いきすぎ感もありましたが、母親となったりこには同じ女性として共感できる部分もでてきたかな。
    すごく面白い訳ではないのだけど、なんとなく読んでしまうシリーズ。

    【一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠

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    2014年01月05日
  • 桃色東京塔

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    警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。
    「BOOK」データベース より

    この本はどちらかというと、事件の推理より、事件を通して人と人が距離を縮めていく様を描いた作品.
    人と人が惹かれあうのは、ちょっとした空気とか感覚なんだろうなぁと思う.桃色東京塔では、ちょっとした接点がときに鮮やかな桃色をともなって、ときに淡い風景をともなって重なっている.人と

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    2014年01月04日
  • 桜さがし

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    中学時代から十年来の仲間である歌義、陽介、綾、まり恵の四人は、今は作家として京都郊外の山奥に独居する恩師・浅間寺のログハウスに招待され、その途中の山道で一組の男女と出会う。幸福そうに見えた二人だったが、一ヵ月後に心中死体で発見され・・・・・・。出会いと別れ、つらい恋、そして事件。四人に訪れる人生の岐路。古都の移ろい行く季節の中、せつない青春群像を描く、傑作ミステリ連作集。
    本書裏表紙 より

    大学を卒業し社会に出て少し経ったころに訪れる心の迷いが丁寧に描かれている.いろいろ事件も起こるけど、それよりも若者の心の動きに重きが置かれた作品.四人の心の成長が楽しい1冊.

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    2014年01月03日
  • 0(ゼロ)

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    「口にダイナマイトをくわえさせて火を点けたら、こんな感じじゃないかね」東京都下で頭部を木端微塵に吹き飛ばされた死体が、相次いで発見された。不思議なことに、首から下には外傷がまったくない。この異様な連続殺人は人間の仕業か?それとも…。10から0へ。日常に溢れるカウントダウンの数々が、一転、驚天動地の恐怖を生み出す新感覚ホラー。
    「BOOK」データベースより

    怖すぎる~~
    人間じゃないものが人間の様式をとって実行されるホラー

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    2013年12月28日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    勝ち負けなんて、今決まるものじゃない、戦い続けろ!

    オーストラリア旅行が転機ではあったのだろう。要は気持ちの持ちよう。お互い隣の芝生は青いから、自分の持ち物で勝負するしかない。無条件の幸せなんて、与えられるわけじゃない。やはり、勝ち取らなくては。

    翔子には、翔子の武器があって、だから、翔子と同じようには出来ないけど、自分の武器を使って今の場所で戦っていくことはできるはず。がんばれる話だった。しかし、色々とジョシ社会がリアルである。

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    2013年12月25日
  • ラスト・レース 1986冬物語

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    話は偶然が多くて荒唐無稽な部分もあるけど、バブル時代(その前夜)の空気感が出ていた。2013年の現代も少し似ている感じ。

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    2013年12月15日
  • 宙都 第四之書 邪なるものの勝利

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    4までだと思っていたら、続く、だそうだ・・・
    4は2004年に出ているのに、まだ続きが出ていないなんて!嗚呼.

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    2013年12月13日
  • 恋雨

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    有りそうでなかった芸能人のマネージャーが主役の物語。芸能界・殺人事件・プチ恋愛を絡めた一作です。芸能界の裏が覗けてまた、どんな仕事も大変だと気づかされました。

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    2013年12月09日