柴田よしきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヤクザの元夫から逃れ、アルバイトをしつつジャズシンガーとして生きる杏子には、あるときから忌まわしい力が備わった。
死者の残留思念やその場所に留まった記憶を聴き、声帯模写できるという。
初め、その力の発動の条件は、恐れる夫が一緒であること。警察の要請でやむなくその力を使い、ある事件解決に協力した時、杏子に新たな出会いと未来への可能性を示すことに。
5つの短編に分かれた本作。
主人公の成長をありありと読める。
読後、幸せになって欲しいな〜、としみじみ。
強い女、を書いているイメージの著者の作品の中で、とにかく最初は弱い主人公だな〜、と思った。